インタビュー

布居翼 和歌山 109期 A級3班
前進あるのみ
やっと競走得点が70点に到達した。昨年7月のデビューからなかなか結果を残すことができなかったが、追加で出場した3月の高知から別人のように一変。連勝で初めて決勝進出を果たすと、続く防府は決勝こそ逃したが、連日バックを取ってのオール3着と奮闘。4月の岸和田では着の成績を残してみせた。

布居翼 和歌山 109期
「競技のスプリントは得意なのに、レースに行くといつもバタバタしていた。競輪に慣れて、レースを覚えたのが大きい。岸和田の決勝はバックを取られたうえ、まくられているから内容は良くないけど、先行した方がよいことが分かったし、たれなくなりましたね」。
もはや説明する必要はないかもしれないが、父はS級トップレーサーの寛幸。人気テレビ番組「笑ってコラえて!」に親子出演したことで、実力以上に名前が先に売れてしまった。ところが、デビュー戦、2、6場所目で落車。注目されている中でのアクシデントだけに「かなり野次られましたね。テレビなんかに出てる場合かって」と苦笑する。しかし、そんな経験にもくじけることなく、前だけを向いて頑張ってきたから今がある。
これからさらに大きく飛躍するだろう。地元和歌山の練習環境は申し分ない。「所属する池田グループはA級選手が少なくて、S級選手の方が多いぐらい。師匠でもある父は練習でも強いし、僕も早く上で戦える選手になりたい」。12日からの名古屋は初日から風を切って飛ばして逃げ切った。準決は後位が離れて番手にはまられる不利もあって敗退したが、積極性は貫いてみせた。「これからも予選と準決はバックを取って勝ちたい」。伸びしろは十分。前進あるのみだ。


名古屋競輪場より