インタビュー

門田凌 愛媛 111期 A級2班
走るたび、負けるたびに強くなっている
11月17日の久留米A級決勝戦で門田は7番手2角まくりを放つ。最終4コーナーは4番手先まくりで抵抗する楠木孝志郎(熊本、96期)との一騎打ちとなったが、1/8輪及ばずの2着。連勝は「8」で止まり、S級特進を逃してしまった。

門田凌 愛媛 111期
師匠の橋本強(愛媛、89期)によると「特進を失敗したあとに電話連絡を受けたよ。本人によると、久留米は内容がなっていなかった。かなり(特進を)意識していたみたい。それで行くべきところで仕掛けられなかったと反省していたよ。メンタルがまだ弱いみたいだね。でも、悪いことじゃない。また、練習して強くなればいい。弟子の存在は自分にとっても励みになっているし、門田君には、まだまだ頑張ってもらって、お互いを切磋琢磨していければいいと思っている」と暖かいエールを送っていた。
チャレンジ戦を3場所で卒業した門田。A級1、2班戦初戦は8月小倉のミッドナイトとなったが、初日に10秒9の快速まくりを披露と大器の片鱗をみせた。決勝は果敢に逃げるも大野悟郎(大分、83期)のまくりに屈し3着でデビューから続けていた連勝は「11」で途切れたが、S級昇格は時間の問題と思われた。しかし「やはり、7車と9車じゃ、ぜんぜん違う。チャレンジでは出切って流しても大丈夫なところをA級トップクラスの人は見逃さない。駆け方も勉強しなきゃいけないし、相対的なスピードアップも必要」と、敗戦するたびに門田は反省し、課題の克服に努力した。
2場所連続完全Vで久留米に参戦したわけだが「ダッシュがないから別線に叩かれる。まだまだ、回転が足りない。3.92のギアを実戦で使えるまでパワーアップしていない。ないないだらけですよ」と自らを冷静に分析。初日の3番手2角まくりも「やはり特進を意識しているんでしょうね。鐘過ぎ4角から仕掛けていれば何でもないレースだったのに、大事に行ってしまった」と1着取りにも反省しきり。準決も「(井上公利、宮城、93期に)叩かれるようじゃ、まだまだ。本来なら突っ張りきらないと…」と不満顔。9連勝は決めたい反面「このままS級になっても自分の力では通用しない」と気付いているようだ。
S級特進に失敗しても気落ちはなし。続く富山の決勝も先行にこだわって着順以上の存在感をアピールしていた。走るたび、負けるたびに強くなっているのが門田。今はS級で十分通用する力を蓄えている時期だ。


久留米競輪場より