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手島志誠 群馬 A級1班
意気軒高
約60名の選手が所属する群馬支部。そこの支部長を務めているのが手島志誠だ。
公務と練習の両立は難しいだろうが42歳を超えても気力は溢れている。
11月の西武園では痛恨の落車失格。肋骨骨折などで2ヶ月間欠場が続いた。
そして1月19日地元の前橋ミッドナイトで復帰戦を迎えた。
「肋骨骨折もあり久々のレースだけど問題はないです。悪ければ走らないですよ。」
初日、齋藤宗徳の捲りに乗ってゴール前にとらえての1着と怪我の影響はなく、コメント通りのようだった。
「40歳を過ぎても復帰戦は緊張しますね。しかも地元だし。ラインのおかげで1着が取れました。」
と復帰戦の1着に本人も安堵の表情。
2日目は原田亮太に何度も離れそうになりながら、いや離れながらもなんとかついていき2着と決勝に進出。
「一度離れた時はもうダメかと思って。そしたら戻ってきてくれて。そのあとは地元の意地だけでしたよ。」
と地元3割増し通りの走りを披露した。
決勝戦は、準決同様に原田へ。原田は先行するも伊藤慶太郎に捲られ手島は3着だったが気力の走りで3日間確定版に名前を載せた。
本人も納得の復帰戦だったのではないだろうか。
支部長の公務で練習時間が限られているかもしれないが、意気軒高な83期の在校1位は、まだまだ狙える選手なのは間違いない。


前橋競輪場より