ついに期待のヤング・吉田拓矢がGIデビューを果たした！　初ビッグで準決勝進出と好成績を残したが、本人は全く納得いっていなかったようだ。インタビュー中も「まだまだ」と「もっと強化を」と繰り返していた吉田。高松宮記念杯で感じた課題など今後の目標を話してもらった。

「まだまだ力不足だと思います」

「もう全体的にですね。まだまだ力がないので、もっと練習を頑張るのはもちろんですけど、もっとレースを研究しなきゃいけないですね」

「ルーチャンを負けた件にしては、仕方ないかなっていう感じで気持ちを切り替えて、また一緒に走れる舞台はあると思うので、そこで勝てればと思っています」

「はい、負けないようにしたいですね」

「そうですね、気づかないのもありますけど、でも、新山さんに力負けだったので、自分で納得のレースだったと思います」

「宮記念杯こそ、自分の力はまだまだだなって思い知らされたなって思いますね。まずレースの組み立てがというのはあると思うんですけど、うーん、もっとスピードだったりとか強化しないとって思いました」

「そうですね、出切る時のダッシュとかももっと強化しなくちゃなと思います」

「はい…」

「いや、でも、後ろは気にしなくていいと言われていたので。後ろが競りは2回目くらいなんですけど、まだ慣れていない部分もあったんですけど、でも、本来なら武田（豊樹）さんを決勝まで連れていくっていうのが目標というか目的だったので、それが達成できなかったのが悔しいですね…」

「やっぱりレースの組み立て方が全然違うなって思いました。自分に関しては、他の人を頼りにしている部分があったので、そういう面も、武田さんらから、もっと勉強して、レースを作れるような先行選手になれるようにって言われました」

「そうです。特に最終日とかそういう感じだったので。終わってからあの時はああいう風に動けばよかったなっていうのがあるので、そういう事がないようにもっとこれから勉強して、これから臨んでいきたいですね」

「いやー、まだまだトップ選手になるためには、まだまだ遠い道のりになると思うので、自分に必要なところを強化して、成長していきたいですね」

「いえ、自分ではまだまだ力不足だなって痛感した開催だったので、すぐに自分に必要なところを強化したいと思うので、いい勉強になりました」

「皆強いですよ！　同県の吉澤純平さんが強かったですね。帰りの新幹線で吉澤さんが隣だったんですけど、ずっと、先行のこととか教えてもらったり、練習のこともこうやってみたらって教えてもらったので、身近にすごい先行選手がいるので、これからも色々と教えてもらって成長出来たらと思いますね」

「GIで準決勝を勝てるようになりたいですね」

「そうですね」

「遠い…、それが遠い目標ですね」

「いえいえ。でも、『先行で準決勝を突破出来るようになればGIも獲れる』と武田さんが言っていたので、それを目標にやっていきたいですね。先行で準決勝を突破！　それが遠い目標ですね」

「そうですね、次のGIというか、いつでも勝負なので、勝ち切れるように頑張りたいですね」

「いつも応援ありがとうございます。感謝の気持ちで走っています。これからも先行で戦っていけるように頑張りたいですね！」