-今年に入ってから勝率があがっていますが、好調の秘訣は?
「していることは変わっていないんですけど、レースが1つ1つ、全てのことに対応出来るように考えて走っています。以前は先行しか考えていなかったので、先行が出来なかった時にパニックをおこしちゃったりとか、そういうことがいっぱいあったので、しっかり何でも出来るようにと思って組み立てるようになりました」
-それは今年になってから?
「1か月間休んでいる時があったので、その間に、脚力も落ちていたので戻そうというのがあったんですけど、それも考えている間に、先行も大事なんですけど、でも出来なかった時にどうするかも大事だと思ってやっていたら自然と1着が取れるようになりました」
-小川選手の走りを見ていて、本当に最後まで諦めない走りが印象的ですね。
「はい、僕は絶対にゴールまで諦める気持ちはないので。買ってくれてるお客さんもいるし、1つでも上の着を取れるように、悪くても、9着よりは8着、8着よりは7着と思って走っています」
-基本は先行?
「そうですね、基本は先行主体です。どうみても先行じゃないなって時は考えて、自分の仲間に色々と相談しながらやっているんです」
-不得意なところは?
「逆に得意がないので(苦笑)。これが武器だって言えるものは自分の中にはないので、何でもやっていかないとなって思っています」
-いえいえ、あんなに粘り強いレースしているのに?
「そういう風に言えば、諦めないところが一番の武器かなと思います」
-でも、それがあるから出切れる場面もありますね。
「競輪はほとんど気持ちだと思うので。皆、脚力はあるので、そこをどうにか気持ちでカバー出来ているかなと思います」
-では、粘ったりするレースもいとわない?
「そうですね。そこは気にしていられないので」
-同期の活躍は刺激になりますか?
「皆、強いのは知っていたので、こうなることはわかっていたので、彼らが通用しなかったら、どんな人がS級で戦っているのだろうみたいな感じだったので。
西武園GIIIでも、平原康多さんの強さ、脇本雄太さんも強かったし、稲垣裕之さんもすごいなって、そこは力抜けているなーって思いました」
-強化したいところはありますか?
「ダッシュというか反応はいつも悪いので、反応をよくするような練習をどんどんしていかないといけないなと思っています。そこは自転車に乗っているだけだとつかないと思うので、色々と考えてやらないといけないなと思っています。西武園GIIIに参加して、また色々と話を聞けたので、それを活かしていきたいです。色んな強い人に聞いたり、情報交換したりしてました」
-目標は?
「特別競輪に出ることです。そのためには脚力が足らないので、脚力向上を目指してやっています」
-ヤンググランプリは?
「そうですね、やっぱりヤンググランプリは出たいし、同県の後輩の太田(竜馬)も乗ってくると思うし、島川(将貴)も3人乗れたら一番いいですけど、2人なら2人で太田についていけるように練習しておかないとなって思っています」
-太田選手と連携するとなると、あのダッシュについていくことになりますが。
「もうついていくだけなんで、そこだけ練習しておきます(笑)。出させてくれればいいけど、あいつもけっこう出渋るんで、僕を見て、しょうもないレースをすることがありますからね(笑)。太田とは一緒に練習もするし、お手本にならなきゃいけないんですけど、全然お手本になってないです。島川は男らしいレースをしているし、もっとお手本になるようなレースをしなきゃいけないんですけど、まぁ、レーススタイルが違うから仕方ないかなと思っています」
-今、徳島は若手が頑張っていますからね。
「そうですね。でも、気持ちは楽です。追い抜かれるからとか、そういうのはないですし、皆仲良くやっているし、それぞれスタイルが違うので。スタイルが同じだったら、悔しさも出てくるかもしれないけど、違うので。僕は一緒のレースになれば、後ろつくし、頼りになるので、嬉しいですね。その前に僕が先輩を引っ張っていかないとダメですね(笑)」
-最近の練習方法は?
「バンクが中心でずっと変わらないんですけど、ちょっとずつ1人でも練習出来るように考えて、増やそうと思っています」
-目標とするスタイルは?
「やっぱり平原さんにみたいになれたら一番いいですね。でも、まだ脚力が全然足らないので、そこはもう廉価版でどんどん頑張るしかないです(苦笑)。今はやはりヨコもタテも出来る選手が一番強いと思うので、平原さんは強いし、それから郡司(浩平)さん、古性(優作)さんも強いし、ああゆうスタイルでやりたいなと思っています。でも、そこに至るには、まず先行が強くないといけないと思うので、そこを目指して頑張ります」
-最後に、応援してくれるファンにメッセージをどうぞ。
「最後まで一生懸命に頑張ります!応援よろしくお願いします!!」