鈴木竜士選手がヤンググランプリ2017優勝を果たした。同期・吉田拓矢選手とはルーキーチャンピオンレースでも連携し、その時は鈴木選手が前だったが、今回のヤンググランプリはその逆の番手から栄光を掴んだ。普段の練習から一緒にしている2人、その絆がここで実を結んだ。
-優勝の心境は?
「嬉しいですし、拓矢のおかげだと思っています」
-吉田拓矢選手とは昨年のヤンググランプリでは別線でしたが、今年は連携をしました。どういった経緯だったんですか?
「僕も拓矢の前で頑張ったこともありますし、これから僕も拓矢もGIで戦っていくとなると、勝ち進んでいくと、いつか一緒のレースを走ることもあると思ったので、今回は拓矢の気持ちを汲んで後ろにつかせてもらいました」
-後ろについてみて、レースはいかがでしたか?
「今まで味わったことのない緊張感でした」
-レースはどんな気持ちで臨みましたか?
「拓矢とワンツーを決めたいと思っていました」
-展開はいかがでしたか?
「一回しっかり切って、あとは拓矢が駆けてくれれば自分にも勝機があると思っていたので、頑張ってくれました」
-先行する吉田選手の番手で、牽制など、器用な面も見せていましたね。
「いえ、自分が、番手としての仕事がもっとしっかり出来ていればワンツーだったかなと思います」
-ヤンググランプリ優勝で締め括りましたが、2017年はどんな年でしたか?
「なかなか結果の出ない苦しい一年でした。やっていたトレーニングもなかなか結果が出なかったけど、でも、腐らずにやろうと決めていたので、最後に優勝出来てよかったです」
-新たな2018年の目標は?
「しっかり先行で頑張るだけです! ただ先行するのではなく、しっかり先行で勝てるようになりたいですね」
-いずれはグランプリシリーズの最後のレースを走りたいですね。
「はい、もちろんグランプリは目標ですね」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「記念や特別の決勝にコンスタントにあがって、優勝狙えるようになりたいです。来年も頑張るので、応援よろしくお願いします!」
鈴木竜士 (すずき・りゅうじ)
1994年1月18日生まれ。身長168.1cm、体重72.7kg
優勝の喜びを伝えたい人は?
「師匠の戸邉裕将さんに会って、優勝の報告をすることが出来ました。戸邉さんからも『よかったな』って言ってもらえてよかったです」