自転車競技

第64回全日本プロ選手権自転車競技大会レポート
5月29日、和歌山競輪場で『第64回全日本プロ選手権自転車競技大会』が行われました。普段とはまた違う自転車競技の数々にファンも楽しみました。

■ケイリン

ケイリンは1回戦、2回戦、そして決勝戦が行われた。決勝戦のメンバーは、脇本雄太、新田祐大、深谷知広、山田義彦、浅井康太、原田研太朗、三谷竜生、中村浩士、稲川翔がそろった。
レースは、浅井が先行し、その番手から深谷が捲っていった。新田らの猛攻をよせつけず、深谷が優勝を獲得した。

表彰

決勝スタート

残り1周

ゴール

ファンに応える深谷。
優勝:深谷知広
「全プロの優勝自体初めてだったので、嬉しかったです! これからもしっかり頑張りたいです」
2位:新田祐大
「優勝を狙っていたんですけど、深谷が優勝で、2着でなんとか表彰台に乗れてよかったです。ドリームシーカーの3人、力強い走りは出来たんじゃないかと思います。どんどん成長出来るように頑張ります」
3位:稲川翔
「わかってはいましたけど力の差がすごかったです。でも、あれだけ脚力をつけないと勝負出来ないので、頑張ります」

■スプリント


表彰

3-4位決定戦は金子貴志が制す。

1-2位決定戦


制したのは渡邉一成。

小さく左手をあげる渡邉。
予選の200mFDから渡邉一成が10秒388と一番タイムを出した。
この種目4連覇していた中川誠一郎がケガの影響もあり、まさかの4分の1決勝で敗退と波乱もあった。しかし、予選の勢いそのままに渡邉が優勝を果たした。
優勝:渡邉一成
「全プロのスプリント優勝は久しぶりですね。今回は、調子もよかったし、走っていて余裕がありました。やってきたことの成果としての優勝だったと思います」
2位:河端朋之
「金子さんと3本やって、その後の決勝は苦しかったですね。でも、一成さんとタイム差もあったし、力の差だったと思います。また、これを糧に頑張ります」
3位:金子貴志
「(3位は)一戦一戦頑張っただけですね。楽しかったですね。でも、苦しかったです(笑)」

■1㎞タイムトライアル


表彰

3位 竹内雄作

2位 大槻寛徳

優勝 早坂秀悟
昨年に続き、早坂秀悟(タイム1分3秒399)が優勝を飾った。
2位は大槻寛徳(タイム1分4秒266)、3位は竹内雄作(タイム1分4秒468)。
優勝:早坂秀悟
「風が強かったので、自分のペースをしっかり刻むことを考えていました。その通りに走れたことはよかったと思います」
2位:大槻寛徳
「今までは1分7秒だったんですけど、こんなタイムが出て、自分が一番びっくりしています(笑)」
3位:竹内雄作
「自己ベストを目指そうと思って走った結果なので、しょうがないです」

■チームスプリント


表彰

3位 岡山(中国)

2位 宮城(北日本)

優勝 栃木(関東)
タイム1分14秒150を出した関東・栃木チームが、全プロ初優勝を決めた。
2位は北日本・宮城チーム(早坂秀悟、菅田壱道、阿部力也)タイム1分14秒605、3位は中国・岡山チーム(戸田洋平、黒田淳、取鳥雄吾)タイム1分15秒276。
第1走:小田倉勇二
「自分がダメでも2人が頑張ってくれると思っていたし、後輩2人を信じていました。自分も力を出せたのでよかったです」
第2走:長島大介
「嬉しいです! 思っていたよりもタイムが出せたのでよかったです」
第3走:金子幸央
「初めて優勝出来たので嬉しいです。これで心も落ち着いたので、また明日から練習頑張ります」

■4㎞個人パーシュート


表彰

3位 須賀和彦

2位 成松春樹

2位 成松春樹

優勝 渡邉正光

優勝 渡邉正光
昨年3位だった渡邉正光がついに優勝を飾った。タイムは4分42秒290、風の強い中、しっかり走り切った結果だろう。
2位は成松春樹(タイム4分44秒002)、3位は須賀和彦(タイム4分46秒254)。
優勝:渡邉正光
「昨年のリベンジがしたかったので、この優勝は本当に嬉しいです! 関戸(努)さんの檄がすごくて、そのおかげもあって必死にあげました(笑)」

■4㎞個人パーシュート


表彰

3位 茨城(関東)

2位 青森(北日本)

優勝 神奈川(南関東)
昨年からガラリとメンバーが変わった南関東・神奈川チームが大会新記録の4分23秒204を出して、優勝を決めた。
2位は北日本・青森チーム(坂本貴史、守澤太志、坂本周作、新山響平)タイム4分25秒471、3位は関東・茨城チーム(河野通孝、杉森輝大、山岸佳太、吉田拓矢)タイム4分27秒535。
小原太樹
「皆のおかげです! 前のメンバーがやめるとなって、自分だけが残って、練習でも皆が地脚を認める3人が新しく入りました。すごく強かったです」
島津拓弥
「優勝目指していたので、無事にそれが達成出来てよかったです」
堀内俊介
「目標にしていた優勝が出来たし、大会新を出せたのでよかったです。ただ、もう少しタイムをあげられるところがあるので、次はもっといいタイムを出していきたいです」
佐々木龍
「大会新で優勝することを目標にしていたので、実際にそれが叶って嬉しいです」

■エリミネーション


表彰



ゴール

声援に応える小林。
小林潤二が昨年に続き、連覇。自身3回目のエリミネーション優勝を飾った。2位は根本哲吏、3位西村光太。
優勝:小林潤二
「3位以内入ることを目標に走っていました。親王牌の権利って思って、頑張りました。脚を出来るだけ使わないで、いい位置を取ることがポイントだと思います」

ガールズケイリン

エキシビジョンレース
わかちゃんグランプリ


表彰

残り1周

ゴール

声援に応える大久保。
7月にデビューする112期選手が8名参加し行われたエキシビションレースは112期の大久保花梨が予選を1位で通過し、決勝も優勝と順調にデビューに向けて仕上がりつつありそうだ。 2位は内村舞織、3位梅川風子。2位、3位も112期でした。
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