自転車競技

2018-2019 TISSOT UCI Track Cycling World Cup Berlin
UCI トラック ワールドカップ第3戦 ベルリン大会 レポート
2018年11月30日から12月2日の3日間にわたり、ドイツ・ベルリンにて2018‐2019シーズンの第3戦となるトラックワールドカップ ベルリン大会が行われた。
今回のベルリン大会では3戦目となるため、各種目のワールドカップでのオリンピックトラックランキングが出そろい、今後の東京オリンピック出場予選大会でのポイント獲得の戦略が再度練られる大会でもある。
特にアジア以外の大陸はすでに大陸選手権が終了しており、ランキングはアジア以外が高得点となっている。
東京2020に向けて熾烈な競争が始まっているのだ。

そのベルリン大会に日本は、女子チームパーシュート、女子スプリント、女子マディソン、女子オムニアム、女子ケイリン、男子ケイリン、男子オムニアム、男子スプリントに参加し、競輪選手は女子スプリント、女子ケイリン、男子チームスプリント、男子スプリント、男子ケイリンに出場した。
11月30日1日目は、男子チームスプリントに1走雨谷一樹、2走新田祐大、3走深谷知広で出場した。
予選通過が期待されたが44秒328で予選9位となり、予選8位までの本戦出場には至らなかった。
12月1日2日目、女子スプリントには太田りゆ、小林優香が出場し、予選は太田が11秒336 28位、小林が11秒017 20位でともに1/16決勝へ進出。
1/16決勝では太田がHINZE Emma ドイツと対戦し敗退、小林もKRUPECKAITE Simona リトアニアと対戦し敗退となった。

予選を走る太田りゆ。

予選を走る小林優香。

1/16決勝の太田。

1/16決勝の小林。
男子ケイリンには新田祐大、渡邉一成が出場。一回戦は6ヒート1着勝ち上がりで行われた。第1ヒートに出場した渡邉は3着で敗者復活戦へ。第3ヒートに出場した新田も2着で敗者復活戦となった。
敗者復活戦も6ヒート1着勝ち上がりで行われ、第3ヒートに出場した新田は1着で2回戦に進出し、渡邉は第6ヒートに出場し2着で敗退となった。
2回戦は2ヒート3着までが1‐6位決勝、4位以下が7‐12位決勝となる。
第1ヒートに出場した新田は、良いスピードで捲っていったが最終周回2センターで外に大きく振られ4着となり7‐12位決勝となった。
7‐12位決勝では3着となり9位となった。

渡邉一成

新田祐大
12月2日3日目、女子ケイリンには太田りゆ、小林優香が出場した。
1回戦は4ヒート2着以上が2回戦進出で行われ、小林は第2ヒート1着、太田は第3ヒート2着で2回戦進出を決めた。
2回戦では太田は5着となり7-12位決勝へ、小林は3着で1-6位決勝へ進出した。
7-12位決勝での太田は、最後追い込み1着となり7位。
1-6位決勝の小林は最終バックから内側に突っ込み、うまく抜けて3位となり銅メダルを獲得した。

7位となった太田りゆ。ゴール。

1-6位決勝の小林。

1-6位決勝ゴール。3位に小林。

優勝したロリーヌ・ファンリーセンはガールズケイリンでもおなじみ。2位のハインツ、そして3位の小林の表彰台。
男子スプリントは、渡邉一成、新田祐大、深谷知広の3選手が出場。
予選は渡邉は10秒012 31位、新田は9秒954 29位で28位までの勝ち上がりだったが予選敗退となった。深谷は9秒926 24位で1/16決勝へ進出。
1/16決勝では第5ヒート、LEVY Maximilian ドイツと対戦し、ゴール前に相当詰め寄るも敗退となった。

予選を走る新田。

予選を走る渡邉。

1/16決勝の深谷。
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