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自転車競技
UCIトラックワールドカップ ミンスク大会
松井宏佑が男子ケイリンで銅メダル獲得!
小原佑太が男子スプリント15位、男子ケイリン9位
太田りゆ女子スプリント23位 女子ケイリン10位!
2019-2020シーズン初めのワールドカップ・ミンスク大会で松井がやりました。
男子ケイリンで銅メダル獲得!
初めてのワールドカップでメダル獲得なんてなにか松井は持っていると思います。
と書きながら、別に悪くない勝ち上がりで1回戦は4着で敗退し、敗者復活戦に回ったものの、敗者復活戦は勝ち上がり、迎えた2回戦。
積極的に仕掛けて残り1周前で仕掛け先行し、デニス・ドミトリエフには前に出られましたが、後ろから追い込まれず2着で1-6位決勝へ進出しました。
1-6位決勝では、終始後方にいましたが残り1周過ぎ、ドミトリエフを追走し、捲り上げ出切って、3着銅メダルとなりました。基本、後方にいたら終わりますが、よく行けたと思います。なにせ先行したのはマティエス・ブフリ。優勝はヨーロッパチャンピオンのLAVREYSEN Harrie で、ブフリを捲っていくスピ―ドに乗れた松井も凄いですね。

決勝残り1周。先行するブフリ

最後方から捲り追い込んでいく松井


ゴール

表彰

小原佑太は男子ケイリンでは1回戦は落車し、敗退。怪我はありましたが敗者復活戦で勝ち上がり2回戦へ進出。
2回戦は積極的に仕掛けることができず敗退。7-11位戦へ。7-11位決勝では積極的に攻めましたが、VIGIER Sebastienに叩かれ巻き返せず3着入線で9位となりました。男子スプリント予選では、しっかり9秒894を出して予選16位で1/16決勝へ進出を決めました。
過去の例から行けば、ワールドカップ初戦でスプリントの予選突破は難しく予選落ちが多かったのですが、9秒台をだして予選突破をするのは、今の強化チームが順調に底上げされている証拠でもあります。
1/16決勝はコロンビアのQUINTERO CHAVARRO Kevin Santiago と対戦し難なく勝ち上がりました。次の1/8決勝ではオランダのLAVREYSEN Harrie と対戦。このLAVREYSEN Harrie は予選で9秒465を出し1番時計で通過した選手。やはりここは力負けし敗退となりました。しかし初ワールドカップで1/8決勝は立派な成績だったと思います。

1/16決勝

1/8決勝


男子ケイリン7-11位決勝残り1周

7-11位決勝ゴール

太田りゆは女子スプリント予選で11秒124をだし23位で予選突破。しかし1/16決勝でオランダのBRASPENNINCX Shanne と対戦し敗退。23位という結果となりました。
女子ケイリンでは2回戦に進出しましたが、2回戦は勝ち上がれず7-12位決勝へ。7-12位戦では、3着入線で10位となりましたが成績をまとめてきています。特に敗者復活戦でリトアニアのシモナ・クルペシカイテを捲ったのは特筆もの。シモナを捲り追い込めるのは相当パワーアップしてきた証拠ですね。頑張ってほしいと思います。

進化する日本チームということが証明されたワールドカップ第1戦ミンスク大会でした。

女子スプリント1/16決勝

女子ケイリン敗者復活戦ゴール

ミンスク大会では、男子個人追い抜きで4分2秒の世界新記録が出たり、男子スプリントでも9秒4台が出たりと東京オリンピックに向けて強化されています。
また機材も最新のものが投入され、新時代に突入したといえるでしょう。2019-2020のワールドカップは色々なところに注目が集まってきています。
競技成績だけではなく、最新の部分も伝えていければと思います。

男子ケイリン
松井宏祐 3位
小原佑太 9位

男子スプリント
小原佑太 15位

女子スプリント
太田りゆ 23位

女子ケイリン
太田りゆ 10位