競輪学校物語

父・野原哲也(元選手)に憧れ、選手を目指した野原雅也。第2回記録会では200mFD(11秒13)400mFD(22秒60)の両種目で1位を取った。競走訓練では、「前に出たら、あとは全力で走るだけ」と頑張っている。福井の新たな先行選手の誕生にこうご期待!
強い先行選手を目指して、頑張りたいと思います!
-選手を目指したきっかけは?
「競輪選手になりたいというのが昔からあって、父が競輪選手なので、憧れの存在だったというのがあります」
-いつ頃から選手になりたいと思い始めたんですか?
「子供の頃からずっと言っていたんですけど、実際に本当になりたいと思うようになったのは高校生に入ってからですね。高校で自転車競技をやって、自転車競技が好きだったからこの道で頑張っていこうと思いました」
-学校での目標は何ですか?
「今、競走訓練をやっているんですけど、そこで、しっかり逃げ切れるような脚を作ることですね。やはり、先行して逃げ切ることが目標です」
-先輩たちが言っていましたが、学校で逃げ切りは、皆が狙っている分、すごく難しいのでは?
「はい、点の戦いなんで、後ろに入られると、すぐに行かれちゃうので、それを合わせる脚とかが必要ですね。ゆっくりしていたら、上からポンポンと行かれて、先行できなくなってしまうので」
-競走訓練で、先行以外に気をつけている点はありますか? どこから行くとか
「駆けていいギリギリのところから行くようにしています。周りの動きを見て、どうやったら先行できるとか考えながら走ってます。前に出たら、あとは全力で走るだけなんで」
-野原さんの脚質は?
「どちらかとダッシュ系、スプリンタータイプですね。あんまり地脚の方は自信がないので(苦笑)、これからつけたいと思います」
-でも、競走訓練でその競走を続けたら地脚つきますよ。
「はい、そうですね。そうやって地脚をつけるのも意識して走りたいなと思っています」
-学校生活で楽しい時は?
「やっぱり訓練とかはきついな~って思うこともありますけど(笑)、でも、他のところは楽しいですね。ワイワイじゃないですけど、楽しくやっているので、夜とか楽しいですね」
-デビュー後の目標は?
「トップクラスの先行選手になりたいです。そのためには課題はたくさんありますが、スピードもつけて、なおかつ、そのスピードを持続させて、そこからさらに踏んでいけるような脚を、今後の練習でしっかりつけたいと思います」
-今、福井の先輩たちが強いですけど、ぜひ、そこに追いつきたいですよね。
「そうですね、脇本(雄太)さん、市田(佳寿浩)さんが強いですからね。脇本さんの練習しているところを前に見たことがあるんですけど、もう全然レベルが違って、もう、なんか絶望するくらいの力の差を感じました。しっかり力をつけないと置いてかれたままなので、いつまでたっても一緒に走れないので、しっかり頑張ります!」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「強い先行選手になって頑張るので、応援よろしくお願いします」