競輪学校物語

試走記録会で、200mFD、400mFD、1000mTTの3種目で1位を取った石塚輪太郎。持ち前のダッシュをいかし、先行ナンバー1を目指す!
先行回数1位を目標に内容重視で頑張りたいと思っています!
-今までのスポーツ歴を教えてください。
「高校の時に3年間、陸上で砲丸投げをしていました。それで、高校を卒業してから自転車に乗り始めました」
-自転車歴はどこのくらいですか?
「一旦止めていたので、その期間を除いたら1年ちょっとですね」
-でも、それで試走記録会3種目で1位を取っているのですからすごいですよ。
「地元の選手のおかげです」
-師匠や練習グループは決まっているんですか?
「師匠は父親(石塚正浩・和歌山・56期)なんですけど、練習グループは池田智毅(和歌山・68期)さんのところにお世話になっております。若手のS級選手が多いし、環境はとてもいいと思います」
-名前の輪太郎は、お父さんが名付けてくれたんですか?
「よく言われますけど、でも競輪はあんまり関係ないらしいです。友達の輪を大切にするようにと付けたそうなんですよ。少しくらいは関係あるかもしれないですけど(笑)」
-選手になろうと思ったのはお父さんの存在があったからですか?
「はい、父の存在もありましたし、プロのスポーツ選手になりたかったので。あとは単純に自転車が好きなのとか、そういう理由です」
-いつくらいから選手になることを意識しましたか?
「高校を卒業して、最初は大学に行こうと思ったんですけど、大学と自転車で悩んで、結果、自転車を選んだ感じです」
-脚質は?
「ダッシュタイプだと思います。今は学校でずっと周回訓練なんですけど、もう一杯一杯です。たまにもがきの練習がある時は比較的良いんですが、周回練習になってくると周りに必死についていく感じですね」
-競輪学校は時間管理が大変だと言われますけど学校生活は慣れましたか?
「今も怒られています(苦笑)。時間きっちりで大変ですね」
-楽しい時間は?
「同期の人たちとお風呂入ったりだとか、食事の時間は楽しいです」
-自由時間の過ごし方は?
「同じ部屋の人たちと話したり、テレビを見たりしていますね」
-お父さんから学校でのアドバイスはありましたか?
「落車せずに、身体を大事にとは言われています」
-練習仲間の先輩たちからはアドバイスはありましたか?
「競走訓練で先行してこいとは言われました」
-石塚さん自身の学校での目標は?
「在校1位も考えないことはないんですが、どちらかというと先行回数1位とか、トーナメント・卒業記念レース等でも勝ちにこだわりすぎず内容重視で頑張りたいと思っています」
-最後にメッセージをどうぞ。
「まだ、学校生活も始まったばかりで大きなことを言える立場ではないんですが、近畿を代表する選手になれるように頑張りたいと思います」
試走記録会タイム(2013.5.10-11)
200mFD 11秒10(1位)
400mFD 22秒86(1位)
1000mTT 1分09秒05(1位)
3000mTT 3分55秒98(4位)