競輪学校物語

 高校時代からロード競技に取り組み、アジアジュニア選手権優勝をはじめとして、ロードのトップクラスで活躍してきた野口正則生徒。ロード出身ながら小学生の頃から競輪選手を目指し、競輪学校入学を果たしました。「競走訓練では先行で逃げ切れる脚を作って、デビューしたら先行逃げ切りで勝ちたいです!」と熱く語る野口生徒に入学3ヶ月目の心境、今後の目標について伺いました。
競走訓練で先行して力をつけていきたいと思います!
-今までのスポーツ歴を教えてください。
「小学校から自転車をやってきて、高校・大学ではロード中心で取り組んできました。そんな中でトラック種目にも出場し、大学の最後の1年は短距離でスプリントをやっていました」
-競輪選手になろうと思ったのはいつからですか?
「小学校の頃からなりたいとはずっと思っていました。小学4年生くらいの時に奈良の愛好会に参加させてもらってバンクに入ったんですけど、レースを見てすごい衝撃を受けて、それから競輪選手になりたいなって思いました。
 でも、入った高校は長距離が強いところで、長距離中心の練習でしたので自然にロード選手になりましたが、将来は競輪選手になるつもりでしたので、その糧になると思って頑張ってきました」
-夏季帰省はどう過ごしましたか?
「地元の奈良に帰って、高校の先輩であり師匠である武田和也さん(奈良・92期)達と練習しました。奈良には三谷将太(92期)さんや竜生(101期)さんなどの若い選手が多いので、とても良い刺激をもらっています」
-競輪学校での練習は?
「夏季帰省が終わって日が浅いですけど、もがき中心の練習です。僕はスピードがないので今修行中というか、スピードをあげるために頑張っています」
-課題はダッシュ力ということでしょうか?
「もともと脚質は地脚タイプなので、ダッシュが今の自分の弱いところというか、劣っているなと思っています。夏季帰省中はもがき中心で練習してきましたし、今はその点を意識してトレーニングしています」
-学校での目標は?
「競走訓練が始まったら、先行中心で前々で戦って、なおかつ逃げ切れるような脚を作っていきたいなと思います」
-目標とするスタイルや、選手はいますか?
「三谷竜生選手をとても尊敬しています。どんな厳しい場面でも諦めずに前で戦っていて、僕もそういうスタイルで走りたいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「これから競走訓練が始まりますが、しっかり先行で逃げ切れる脚を作って、デビューしたら先行逃げ切りで優勝する選手になりたいと思いますので、これから応援よろしくお願いします」
プロフィール
野口正則(奈良・22歳)
平成2年8月28日生
平成20年4月 アジアジュニア選手権 ロードレース 優勝
平成23年8月 ユニバーシアード ロードレース 4位
平成25年3月 鹿屋体育大学卒業
第1回記録会タイム(2013.7.29-30)
200mFD 11秒39(7位)
400mFD 23秒49(7位)
1000mTT 1分11秒84(17位)
3000mTT 3分53秒65(5位)