競輪学校物語

 中学1年生から6年間、ハンドボールをしていた高木真備。可愛らしい笑顔からは想像つきにくいが、パワーを秘めている選手だ。まだ、ピストレーサーに乗って1年ほどだが、第1回記録会では上位にくい込んでいる。これからが楽しみな生徒の一人だ。
負けず嫌いな性格を活かして力強い走りをしたいと思います!
-今までのスポーツ歴を教えてください。
「中学1年生から高校3年生までハンドボールをやっていました」
-そこから競輪選手を目指したきっかけは?
「大学進学ですごく迷っていて、他のスポーツをしたいと思っていたんですけど、今から始めてトップを目指せる種目がなかなかなくて悩んでいた時にガールズケイリンのドキュメンタリーを見て、これなら今からでも目指して頑張れると思いチャレンジしました」
-自転車に乗り始めたのは?
「受験する2ヶ月前くらいですね。昨年の8月に始めたので、ちょうど1年経ったくらいです」
-ピストレーサーに慣れるのに大変と言われますけど、いかがですか?
「奥が深いですね。まだ、新しい発見が毎日あるくらい新鮮ですね」
-今は学校ではどんな練習をしていますか?
「9月になってから競走訓練が始まったので、今までは乗り込みが中心だったんですけど、今はもがいたり、ギアを掛けて踏めるようにしたり、競走訓練をしたりしています」
-課題などはありますか?
「全然、競技歴などがないので、とりあえず色んなパターンを経験して、自分の幅を広げていきたいなと思っています」
-脚質は?
「ダッシュ系ですね」
-学校生活で楽しい時間は?
「ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、皆でワイワイしている時が楽しいです」
-逆に、学校で一番大変なところは?
「時間ですね。次にやることを考えて行動しないとアタフタしちゃうんで、そこが一番大変だと思います」
-目標とする選手はいますか?
「尊敬している中村由香里さんです。中村さんと同じバンクなんですけど、本当に自分に厳しくて、絶対に手を抜かなくて、気迫がすごくて、私もそういう選手になりたいって思っています」
-師匠は決まっていますか?
「笠原一人さんです」
-師匠からはアドバイスは?
「練習して、経験をいっぱいつんでこいって言われています」
-同回生でライバルだと思う人はいますか?
「皆がライバルだと思って生活しています」
-学校での目標は?
「誰よりも成長することですね。入学した時よりも成長して、デビューできるようにしたいです」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「誰よりも一生懸命練習して、負けず嫌いな性格を活かして力強い走りをしたいと思いますので、応援よろしくお願いします」
プロフィール
高木真備(東京・18歳)
平成6年8月17日生
平成21年12月 JOCジュニアオリンピックカップ ハンドボール 3位
第1回記録会タイム(2013.7.29-30)
200mFD 12秒48(3位)
400mFD 25秒87(3位)
1000mTT 1分18秒01(8位)
2000mTT 2分45秒18(6位)