競輪学校物語

第1回トーナメントを制した小笹隼人。展開の流れを読んできっちり勝ち上がり、決勝戦は捲った。繰り上がり優勝が少し心残りだったそうだが、トーナメントという舞台でしっかり結果を残したのは大したもの。これからは先行力を高めていきたいという小笹、レース展開を掴むところといい、デビュー後は是非期待したい選手になりそうだ。
デビューまでに先行力をあげて、頑張っていきたいと思います!
-選手を目指したきっかけは?
「高久保雄介(滋賀・100期)さんが学校の先輩にあたって、高久保さんが競輪でデビューし、活躍されていたので、それを見て自分もやりたいと思い目指しました」
-今はどんな練習をしているんですか?
「今は乗り込み中心なんですけど、ダッシュ班っていうのがあってダッシュの強いメンバーが集まって、ダッシュ系の練習をやっています」
-では、脚質はダッシュタイプ?
「そうですね、ダッシュ系ですね。皆強くて手が抜けないので、ヒーヒー言って練習しています(笑)」
-11月28日、29日に第1回トーナメントが行われましたが、優勝の感想は?
「自力で走って最後抜かれたんですが失格で繰り上がり優勝になったので、嬉しいけど心残りもあるけど、うーん、でも、嬉しいです」
-第1回トーナメントで結果を出すのは目標でしたか?
「はい、自分のレースをして結果が出ればいいなって思っていたので、いい展開に恵まれて、1着を取れたので良かったです」
-狙っていかないと勝てないのがトーナメントの大変さですよね。
「でも、なんていうか変な自信はありました。常に展開を見ながらレースをしていてなんとか決勝にいけたので、でも、まだまだ脚がないですし、自信は全然ないんですけど」
-どんなことを心がけて競走訓練は走っていますか?
「自転車経験が少ないので、第1回トーナメントまでは流れを見ながら自分のタイミングを見極めて走ろうって決めていました。その次は先行中心で頑張ろうって決めているので、ここまではいい感じできていると思います」
-学校での目標は?
「卒業記念レースで決勝に乗って、先行したいです」
-その他にタイムですとか、目標はありますか?
「1000mTTで1分9秒台がまだ出せてないので、出せるように取り組んでいます」
-デビュー後の目標は?
「先行でS級にいって、そして、村上博幸選手のような何でも出来るような選手になりたいですね」
-師匠はどなたですか?
「71期の四宮哲郎さんです。(四宮さんからは)競走訓練でレースの流れとか、先行出来るタイミングで先行しろと言われています」
-同回生の中でライバルはいますか?
「皆強いんですけど、特には同級生が5名(野口大誠、會澤龍、神田龍、下岡優季)いて、同級生には負けたくないなって思っています」
-ご自分の性格の長所、短所は?
「長所はマイペースなところですね。短所は羽目を外し過ぎて周りが見えなくなります」
-マイペースということはプレッシャーも強い?
「うーん、どうだろう? 強いってことにしておいてください(笑)」
-では、ファンにメッセージをどうぞ。
「順調にいけば7月にデビューできるので、それまでに先行力をあげて、先行で1着を取って、皆様に貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」