競輪学校物語

2013年第24回全日本ビーチバレー女子選手権大会で準優勝に入るなど、ビーチバレーで活躍していた尾崎睦がガールズケイリンに転向。競輪学校でも、試走記録会では200mFD、1000mTTの2種目で1位を取るなど、将来が期待されている。 課題である持久力を克服するため、苦しい乗り込み訓練を頑張っているそうだ。目標は、他の1~3期に追いつくこと。
1~3期の皆さんとしっかり戦えるように、追い越せるように一生懸命頑張ります!
-競輪を知ったきっかけは何でしたか?
「ビーチバレーをやっていた時に、ジムに行っていたのですが、そこに競輪選手が来ていたのです。自転車用のトレーニングマシンがあって、それをビーチバレーの冬のトレーニングの一環としてやっていたのがきっかけでした。トレーニングなので一生懸命やっていたのですが、やればやるだけタイムが出たんですよ。だんだんタイムが縮まってくるのが面白いなと思って、それで競輪っていう競技があるんだよって教えてもらいました」
-競輪学校生活はいかがですか?
「最初は、共同生活とかやったことなかったので、慣れなかったのですが、今は生活のリズムもわかってきたし、だいぶ慣れてきました」
-訓練はいかがですか?
「いっぱい自転車に乗っていて、こんなに乗るんだってびっくりしています(笑)」
-苦しいですか?
「はい。でも、毎週タイムを計るのですが、その時に今まで出したことがないタイムが出ると、力がついていると実感できるので、励みになりますね」
-試走記録会では1番時計をもっていたし、今後が楽しみですね
「いや、でも、1~3期の人たちに比べて、タイムがまだよくないので、頑張らないといけないですね」
-今の課題は?
「持久力がまだないので、短い距離を走るのは好きなんですけど、長い距離を乗るとトップスピードを保つことが出来ないので、今の時期にそういう体力をつけられたらなと思います」
-師匠の渡邊秀明(神奈川・68期)選手からはアドバイスは?
「とにかく落車だけはしないようにって言われていて、あとは、しっかり頑張って、1番になって卒業してくださいって言われています」
-姉弟子の金田洋世(神奈川・106期)選手からは?
「金田さんからは『訓練では目立って、私生活では目立つな』とアドバイスをもらいました(笑)」
-なるほど。金田選手とビーチバレーで組んでいた時は、どんなコンビだったのですか?
「よく言われていたのがジェットコースターみたいって言われていました(笑)。いい時はガーッて上がるけど、ダメな時は一気に下がるみたいな」
-これからは、よきライバルですね。
「はい、一緒に平塚で走りたいですね!」
-では、ファンの皆さんへメッセージをどうぞ。
「一生懸命に訓練を頑張って、他の回生の皆さんとしっかり戦えるように、追い越せるように頑張りますので、よろしくお願いします!」