2015年1月19日から21日にかけて、伊東競輪の開催中に第107回生、第108回生による展示訓練が行われました。普段の練習とは違い、お客様の前で走った生徒たちは緊張したようです。お客様の声は、声援ももちろんありましたが、野次も含まれており、賭けの対象になるということはこういうことなんだと改めて実感した生徒も多かったようです。だからこそ、お客様の期待に応えるため、さらなる奮起を期待したいですね。
107回生、108回生は2月23日から24日に第2回記録会、2月25日から26日に第2回トーナメント、そして3月24日から25日に静岡競輪場で卒業記念レースを行います。卒業まで2ヶ月を切った彼らを応援してください。
初日は、108回生のレースが2レース行われました。
競輪場に着いたら、すぐに準備開始
周回練習
タイヤを付け替える
検車を真剣にみつめる108回生たち
◇初日1レース 結果
尾崎睦(神奈川)が先行し、その番手を取った細田愛未(埼玉)が捲り追い込んで1着。2着に尾崎が逃げ粘った。3着には溝口香奈(奈良)が入線。
最終ホーム過ぎ
ゴール
1着コメント・細田愛未(埼玉・19歳)
「運よく最終ホームで尾崎さんの後ろが取れて、ラッキーでした。1着で良かったです。お客さんの前で走るのはすごく緊張しました」
◇初日2レース 結果
児玉碧衣(福岡)が先行。その後ろについた三宅玲奈(岡山)が捲って1着。2着は三宅マークの高橋朋恵(長崎)。3着に福田礼佳。
最終ホーム
ゴール
1着コメント・三宅玲奈(岡山・19歳)
「声援があったので、とても緊張しました。やはりお客さんの前で走るのは緊張しますね」
2日目は、107回生が3レース行いました。競輪学校生らしい、果敢な仕掛け合いが続く、好レースとなりました。
男子もキビキビと準備をする
周回練習前にお客さんに一礼
レース直前のウォーミングアップ
◇2日目1レース 結果
赤板前から瀬戸晋作(長崎)が上昇しレースが動く。ゴールデンキャップの吉田拓也が打鐘過ぎから先行。吉田の後ろから山本紳貴(千葉)が捲って1着。2着は吉田。3着には渡邉豪大。
最終ホーム過ぎ
ゴール
1着コメント・山本紳貴(千葉・29歳)
「いつもの競走訓練のように着を取るようなレースになってしまって、1着を取れたのはいいことだけど、やりたいことをやるためには力が足りませんね。学校でもそういう競走が多くて、バック回数もないので、そういうところを増やしていきつつ、着にも残れるようになっていきたいと思います。
声援があったので嬉しいですね。まだ弱いので頑張ります! やっぱりお客さんも名前覚えたのが強い方がいいでしょうから」
◇2日目2レース 結果
伊藤慶太郎(埼玉)が青板前からゆっくり上昇し、そのまま先行。最終バック前から簗田一輝(静岡)が捲る。それを追い込んで阿部拓真(宮城)が1着。2着に簗田。3着に大関祐也(千葉)が入線。
最終2コーナー過ぎ
ゴール
1着コメント・阿部拓真(宮城・24歳)
「場所的に悪かったけど、何とか動いて1着を取れたので良かったです。お客さんの前で走ったのは、声が聞こえたので緊張しました」
◇2日目3レース 結果
鈴木竜士(茨城)が先に動くが、打鐘から一気に新山響平(青森)が先行。捲り追い込んできた菅原大也(神奈川)を追い込んだ吉武信太朗(愛媛)が1着。2着は菅原。3着に大矢崇弘。
最終ホーム過ぎ
ゴール
1着コメント・吉武信太朗(愛媛・21歳)
「1着だけど、捲ろうと思っていた作戦と違ったので、そこは反省すべき点でした。もっと積極的にいけたらいいと思います。今は捲りで1着を取れる脚をつけていきたいので。それが出来たら先行と、どんどん踏める距離を伸ばしていきたいと思います。お客さんの前で走ったのは、気合いは入ったけど、緊張とかは特にしませんでした」
あいにくの雨模様となった3日目は、107回生が2レース、108回生が1レースを行いました。
雨のためアップはローラーで
雨のためアップはローラーで
説明を聞く生徒たち
◇3日目1レース 結果
赤板で廣田敦士(三重)が仕掛けるが、それを小川真太郎(徳島)が追い、最終ホームで前に出た。そのまま小川が逃げ切って1着。2着は加藤健一(神奈川)、3着に大関祐也(千葉)。
最終1コーナー
ゴール
1着コメント・小川真太郎(徳島・22歳)
「とりあえず嬉しかったです。この間のトーナメントで悔しい思いをしたので、今回は1着が欲しかったので、取れて良かったです。いつもと違う雰囲気の中で走れたのは勉強になったと思います」
◇3日目2レース 結果
志佐明(神奈川)が先に上昇するが、小林史也(和歌山)がすぐに巻き返して先行。谷本奨輝(富山)が中団から捲って1着。2着に菅原大也(神奈川)、3着に高橋泰裕(埼玉)。
最終ホーム過ぎ
ゴール
1着コメント・谷本奨輝(富山・19歳)
「3番手になったんですけど、捲って1着を取るつもりで走りました。早くいくつもりだったけど、前の人も掛かっていたので、追い込みみたいな形でゴールしましたが、1着取れて良かったです。お客さんがいて、緊張したけど、しっかり走れたので良かったと思います」
◇3日目3レース 結果
成績上位者で争われた女子第3レース目。
児玉碧衣(福岡)と尾崎睦(神奈川)が叩き合う展開になったが、最終バックは児玉が取った。児玉の番手から細田愛未(埼玉)が捲って1着。2着に児玉。3着に東口純が入った。
最終ホーム過ぎ、108回生を引っ張る2人の叩き合い
ゴール
1着コメント・細田愛未(埼玉・19歳)
「初日に続き、2勝目をあげたけど、人の後ろからの展開だったので、全然満足はしていません。力を出し切れなかったので、そこは反省点として、また頑張りたいと思います」