競輪学校物語

12月8日(火)~9日(水)の2日間に渡り、第109回生・第110回生(女子5回生)の第1回トーナメント競走が開催された。
初日は109回生・110回生ともに予選1回戦と2回戦、2日目は午前中に109回生が準決勝、110回生が予選3回戦を行い、午後からそれぞれ勝ち上がった生徒たちによる決勝戦が行われた。
■109回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車 太田竜馬(予選1・1・準決1)
2番車 奥出良(予選6・2・準決3)
3番車 木村幸希(予選2・6・準決2)
4番車 瓜生崇智(予選2・1・準決3)
5番車 中村弘之輔(予選5・4・準決3)
6番車 吉田篤史(予選7・1・準決2)
7番車 酒井拳蔵(予選2・1・準決1)
8番車 池野健太(予選3・2・準決1)
9番車 佐々木龍(予選4・4・準決2)
レース展開
7番酒井、8番池野、4番瓜生、3番木村、9番佐々木、1番太田、2番奥出、5番中村、6番吉田の並びで周回。打鐘周回のホームで6番吉田が上昇を始めると、9番佐々木、5番中村も続く。誘導退避のタイミングで9番佐々木が一気に踏み込んで先手を取るも、残り1周のホームで3番木村が叩いて出て、先頭に上がる。先行する3番木村の番手に入った7番酒井が最終バックで捲りを放ち、7番酒井先頭のまま最終4コーナーを回るが、後方から4番瓜生、1番太田らが突っ込んでくる。ゴールは僅差の勝負となり、1着は追い込んだ4番瓜生、2着1番太田、3着には粘った7番酒井が入った。

いよいよ決勝戦を迎える

スタート

周回中

打鐘

残り1周

最終バック

最後の直線

ゴール

瓜生崇智生徒
【優勝の瓜生崇智(熊本・20歳)】
「優勝を狙っていたので、率直に嬉しいです。強い人が集まっての決勝は、みんな捲って捲っての展開だったので、後方に置かれて苦しかったんですけど、なんとか勝つことができました。どうしても勝ちたいという気持ちが結果に繋がったのかなと思います。今回のトーナメントは、捲りと追い込みが中心で、あまり自力が出せていないんですけど、これからは先行で勝つことが課題になると思います」

太田竜馬生徒
【2位の太田竜馬(徳島・19歳)】
「決勝は何もできずに終わってしまったなと…。準決勝までは自分の思うように走れていたのでよかったんですけど、決勝となったら、みんなが違う走りをするので、そこは同じ攻め方では同じようにはいかなかったですね。最後の最後で勝ちきれなかったので、そういう勝負強さというものをもっと伸ばしていきたいなと思いました」

酒井拳蔵生徒
【3位の酒井拳蔵(大阪・19歳)】
「ゴール線までがむしゃらにもがいて、一瞬逃げ切ったかなと思ったんですけど、最後2人が飛んできたんで…。ゴールしたあと、3着だと分かってすごく悔しかったです。レースはよく見えていたし、脚にも余裕があったので、もっと早く動けたら動きたかったんですけど、やっぱり勝つことに頭がいってしまって。それでも自力を出して捲って、見せ場を作れたので、負けたことは悔しいですけど、何もせず終わるよりは出し切った競走ができたことには納得しています」
 
■110回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車 坂本咲(予選3・2・2)
2番車 藤巻絵里佳(予選2・1・1)
3番車 林真奈美(予選3・1・2)
4番車 鈴木彩夏(予選3・3・1)
5番車 中嶋里美(予選2・2・3)
6番車 山本知佳(予選2・4・4)
7番車 鈴木奈央(予選1・1・1)
レース展開
3番林、5番中嶋、1番坂本、2番藤巻、4番鈴木彩夏、7番鈴木奈央、6番山本の並びで周回。残り2周ホームから7番鈴木奈央が上昇を開始すると、6番山本も続く。誘導退避で7番鈴木奈央が仕掛けるも、3番林が合わせて突っ張り、先頭は3番林と7番鈴木の併走状態に。残り1周のホームで3番林が出切って先行態勢に入ると、7番鈴木は後退。最終バックで3番林の番手に付けていた5番中嶋が捲って出ると、6番山本、1番坂本が追走。ゴールはそのまま押し切った5番中嶋が1着、6番山本が2着、1番坂本が3着となった。

スタート直前

周回中

打鐘すぎの2センター

残り1周

最終バック

最後の直線

ゴール

レース後の生徒たち

中嶋里美生徒
【優勝の中嶋里美(愛知・25歳)】
「1位を取れて嬉しいです。先行勝負ができなかったので悔しい面はありますけど、捲りもちゃんと思ったところから行けたので、その点はよかったと思います。5番車だったし、いつもスタートはあまり取れないんですけど、林さんの番手が取れて。もし鈴木(奈央)さんが打鐘で出てこなかったら、自分で先行しようと思っていたんですけど、鈴木さんが来たので、ここは冷静にハマって捲ろうと思いました。ただ、やっぱり学校にいるうちは先行で頑張りたいと思っているので、次の第2回トーナメントや卒業記念レースでは、鈴木さんや林さんと先行争いをして勝ち上がれるようになりたいです」

山本知佳生徒
【2位の山本知佳(和歌山・24歳)】
「一番には展開がよかったと感じています。このメンバーだと先行争いもすごいかなと思って、そこをチャンスがあれば捲っていこうとレース前に考えていたんですけど、内があいたのでそこにうまくハマってそのまま中嶋さんに連れていってもらった感じです。このメンバーの中で2着というのはよかったかなと思いますけど、やっぱりまだ他力に構えてしまっているので、自力で動くのが理想です」

坂本咲生徒
【3位の坂本咲(神奈川・18歳)】
「決勝は1番車だったので、前でレースがしたいと思っていたんですけど、大事なところで前と切れてしまって、そこに(山本生徒を)入れてしまったのが…。改めて自分の苦手なところ、得意なところが分かったので、絶対に次に活かしたいなと思うようなレースになりました。展開次第ではこれだけ強いメンバーでも上位に食い込めるというのが分かったので、これを自信にして頑張っていきたいと思います」