競輪学校物語

第111回生、第112回生、展示訓練が行われました
2017年1月25日から27日、31日に伊東温泉競輪場で第111回生、第112回生の展示訓練が行われました。競輪学校生が初めてお客さんの前で走るこの行事は、25日と26日に第111回生が3レースずつ、27日に第111回生と第112回生が各1レース、31日に第112回生が2レースを走りました。
取材は26日、27日に行いました。26日には、第111回生のハイパフォーマンスディビジョンの生徒たちの頑張りが目立っていました。中でも南潤生徒(生徒番号60・和歌山)は2周を逃げ切り、開催に参加していた先輩現役選手たちからも称賛の声があがっていました。

1日の流れは、競輪場に、11時30分に到着し、各自の自転車を整備、ウオーミングアップ、展示レース、帰校となります。
26日








27日









◆26日に1着を取った選手コメント

松本貴治生徒
松本貴治(生徒番号64・岐阜)
「本当は突っ張り先行したかったんですけど、菊地(竣太朗)君がけっこういい勢いで来たのでムリに行かずに、3コーナーで前が詰まったので一気に踏みました。脚はたまってなかったけど、詰まったから行ったという感じだったので、冷静ではなかったかもしれないですね。冬帰省から帰ってきてからは、競走訓練では積極的なレースを心がけています。卒業までに脚を作っていきたいですね。ハイパフォーマンスディビジョンには負けたくないです(笑)」

南潤生徒
南潤(生徒番号60・和歌山)
「僕はダッシュを活かしたスピード勝負と思っていたら、コメントが『ダッシュを活かした先行勝負』ってなっていたので、これは先行しないとお客さんに迷惑かなと思い、先行するなら2周から行こうと考えてました。1周から行ってもよかったんですけど、33バンクなんで、2周から行きました。脚をつける時期なので。ハイパフォーマンスディビジョンの練習では600m以上のもがきに自信があったので、1着に残れてよかったです。たぶん残り2周手前の4コーナーから先行して1着は初めてなので、ちょっと自信になりました」

山崎賢人生徒
山崎賢人(生徒番号33・長崎)
「なんとか逃げ切れたのでよかったと思います。とりあえず出し切れれば、いけるかなとは思っていましたが、逃げ切れたのでよかったですね。ハイパフォーマンスディビジョンで、苦手な部分が少しよくなったし、いいところも伸びているのでいいと思います」
◆27日に1着を取った選手コメント

能代谷元生徒
能代谷元(生徒番号51・神奈川)
「今日は競輪場に知り合いの方も多かったし、なんとか結果を残せてよかったです。調子はあまりよくなかったけど、なんとか1着取れてホッとしました。師匠には『自力を出してゴール線を駆け抜ければいいよ』と言われているので、自力は出せたのでよかったんじゃないかと思います。結果はともかく、1着は嬉しいですね」

大久保花梨生徒
大久保花梨(生徒番号10・福岡)
「今日は自力を出して勝ちたかったのでよかったと思います。今後もトーナメントや卒業記念レースもありますが、しっかり自力を出して勝ちたいと思います。競走訓練は、毎レース、毎レース、自分の課題を持って走っています。今日は先行、今日は後ろから行ってみる、今日は捲りとか、課題を持って取り組めているので、それをデビュー後にも活かせるように頑張っていきたいと思います」