競輪学校物語

5月10日に113回生、114回生の入学式が行われました。113回生の70名、114回生21名、その中から注目生徒3名にインタビューをしました。中長距離で活躍してきた橋本英也生徒、小林泰正生徒、シクロクロスなどで数々の成績を残してきた豊岡英子生徒、彼らにこれからの目標などを聞きました。
平成27年5月10日、競輪学校の講堂で113回生、114回生の入学式が行われました。瀧澤正光学校長の式辞、吉田和憲JKA会長の訓辞、来賓による祝辞の後、生徒を代表して113回生の増田仁(広島)、114回生の三尾那央子(北海道)が誓いの言葉を述べ、式は閉会しました。生徒たちは1人1人名前を呼ばれ、大きな返事をしていました。競輪学校に入った実感がしっかりと沸いたことでしょう。これから約1年の訓練を経て、大きく羽ばたいていくことを期待したいですね。

校長式辞

誓いの言葉
■注目生徒インタビュー
アジア大会オムニアム金メダルなど中長距離のエースとして
活躍してきた
橋本英也(岐阜)
「今までと畑が違うというかゼロから始めるんですけど、でも、これまでやってきた中長距離の経験を活かしていけたらなと思います。高校時代は競輪選手になることは考えてなかったんですけど、大学生の時にナショナルチームとかで一緒にワールドカップとか連れて行ってもらって、日本で競輪選手という職業の魅力に気づいて、ちょっとだけですけど海外でロードも走ってみて思って、いずれかで競輪選手になろうと思っていました。自分のキャパをもっと広くもてば、中距離は続けられると思うので、頑張りたいですね。師匠は児玉利文選手です。昔、ジャパンとかでも走っていた選手なので、理解があって助けられています。もちろん中距離も続けたいと思っていますし、これからは競輪選手として走らせてもらいます。よろしくお願いします」
中長距離でナショナルチームとして活躍してきた
小林泰正(群馬)
「今までいた環境とは違い、中長距離から短距離に変わるので不安はありますが、この1年間で中長距離では学べなかったことを学んで、オリンピックに向けて少しでも成長出来るように頑張りたいです。師匠は叔父の小林潤二選手です。競輪選手を目指そうと思ったのは叔父の影響があると思います。小さい頃から見ていて、競輪に興味はあったんですけど、でも、自分は高校から中長距離をやってきたので、そちらでリオ五輪を目指してやりたいと思っていたんですけど、心のどこかで競輪選手という気持ちがあったので、こちらに来ました。学校での目標は中長距離の3㎞TTがあるので、神山(雄一郎)さんの記録を抜けるように頑張りたいと思います。中長距離で自分のことを見てくれた方も多いと思いますが、競輪でも活躍出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
シクロクロス選手権7連覇を達成
豊岡英子(大阪)
「師匠の渡邊泰夫選手からは、自分は年齢も36歳なので、学校で1番取るとか、負けたくないというよりかは、デビュー後を見据えて、練習などしっかりしてこいと言われました。焦るんじゃなく、すぐに戦える力をつけてこいと。練習も決まっているので、難しいかもしれないですけど、上手く自分で調整してやってこいと言われました。自転車競技歴は長いんですけど、競輪という新たな世界に挑戦することになるので、長距離から短距離の種目に移行するのが本当に大変だったので、まだチェンジし切れてないんですけど、それもしつつ、デビューして、車券に貢献したり、コレクションやガールズグランプリに出る活躍する選手を目指すので、応援よろしくお願いします」