競輪学校物語

7月31日、8月1日に第113回生、114回生の第1回登坂トーナメントが行われました。
31日には113回生、1日に114回生が午前、午後に渡り、優勝を目指して走りました。
午前中に予選1、予選2、午後から準決勝3個レース、そして決勝を争います。
【31日 113回生登坂トーナメント】
男子は助走の200mを全力で駆け抜け、最大傾斜約14度の80mの坂を全力で駆け上がります。予選1、予選2は12レースずつ行われ、成績上位18名が準決勝へ進み、準決勝3個レースの上位2名が決勝に駒を進めます。
厳しい戦いを勝ち抜いてきた決勝戦のメンバーは以下の6名でした。

1番 渋谷海(北海道・20歳)
2番 吉元大生(静岡・18歳)
3番 松井宏佑(神奈川・24歳)
4番 中釜章成(大阪・20歳)
5番 嵯峨昇喜郎(青森・18歳)
6番 藤根俊貴(岩手・22歳)

決勝戦は、他のレースと違って、生徒たちが応援していいレース。仲間たちの声援を受けながら号砲が鳴ります。スタートは中釜章成生徒が勝っていたが、松井宏佑生徒が巻き返し、松井生徒の優勝が決まりました。

■優勝の松井宏佑
「優勝は気持ちいいですね! 登坂訓練を1回しかしたことがなかったので、皆がどれくらいの強さかわからなかったので、少しでも上で戦えるようにと思ったんですけど、まさか優勝出来るとは思ってなかったです。後半のスピードには自信があったので、1着取れてよかったです。第2回記録会も夏帰省明けすぐにあるので、学校記録を出せるように、さらに強くなってきたいと思います」

■2位の中釜章成
「かなり悔しいです。登坂は自信があったので、学校入る前から優勝したいなって思っていたので、とても悔しいです。最後に坂に入る時に誰もいなかったので、勝ったと思ったんですけど、その油断が招いた結果だと思います…。記録会は準決勝で取れたんですけど、記録賞よりも優勝の方が欲しかったです。この悔しさをバネに次のトーナメントを勝ちたいと思います」

■3位の吉元大生
「優勝を狙っていたので、3位には満足はしていません。でも、今の力は全て出し切れたので、これからもっと頑張ろうと思います。夏帰省は少し休んで、休み明けにすぐに第2回記録会があるので、それに向けて練習をしたいと思います」

準決勝1

準決勝2

準決勝3

スタートを待つ決勝メンバー

途中までは中釜生徒が勝っていたが

松井生徒が追い込んできてゴール

表彰の3名!

優勝の松井宏佑

2位の中釜章成

3位の吉元大生
【1日 114回生登坂トーナメント】
女子は助走100m、そして壁のような80mの坂を、こちらも全力で駆け抜けます。
女子は、予選1、予選2.準決勝、決勝の流れは男子と一緒ですが、各レースは3名で争われ、準決勝は1名のみが決勝に勝ち上がります。
決勝のメンバーは

1番 柳原真緒(福井・20歳)
2番 那須萌美(宮崎・26歳)
3番 比嘉真梨代(沖縄・28歳)

仲間たちは頂上から3名に大きな声援を送ります。そんな中、号砲が鳴り、スタートダッシュから早かった柳原生徒が、そのまま押し切って優勝を飾りました。ゴールデンキャップをあと1種目で落とした第1回記録会の悔しさをここで晴らしました。


■優勝の柳原真緒
「優勝は嬉しいです! 自分はダッシュが得意なので、先に出て、相手を焦らせることが今回の作戦でした。夏帰省明けには、第2回記録会があるので、そこでゴールデンキャップ獲得と200mFDで学校記録を出せるように頑張りたいと思います!」

■2位の比嘉真梨代
「優勝を狙っていたので、柳原生徒に負けて悔しいのが今の正直な気持ちです。練習の時から柳原生徒とは1勝1敗だったので、今回で決着をつけようと思っていたんですけど、やはり柳原生徒は早かったです。でも、一緒に柳原生徒とは切磋琢磨してトレーニングをつんできているので、柳原生徒が優勝してくれてよかったです。次は勝てるように頑張りたいと思います」

■3位の那須萌美
「優勝を狙っていたので、すごく悔しいけど、3位に入れたのはよかったかなと思います。登坂は、練習ではけっこう1着を取れていたので、狙っていけるかなと思っていました。師匠に第1回記録会が悪かったので、どこかでやってこいと言われていたので、今回、優勝報告したかったですね。夏帰省明けに競走訓練も始まるので、しっかり走れる状態にして、学校に戻ってきたいと思います」

準決勝1

準決勝2

準決勝3

決勝戦、直線部

比嘉生徒が追い上げてくるも

柳原生徒が先にゴールを切った

胴上げ

3名でポーズ!

優勝の柳原真緒

2位の比嘉真梨代

3位の那須萌美