競輪学校物語

12月6日、7日、8日に渡り、第3回記録会が行われました。今回は残念ながら新記録やゴールデンキャップは生まれませんでしたが、寒い中でもしっかり各々の生徒が頑張っていました。
6日は200mフライングダッシュと1000mタイムトライアルをベロドロームで計測しました。
7日は快晴の中、114回生が2000mTT、113回生が3000mTTを行いました。
8日の午前中には400mFDを行いました。8日は風があり、ちょうどスタートが向かい風で、その風に苦しめられる生徒も多かったようです。

競走訓練や記録会、生徒それぞれが自分の目標に向かい、残り少なくなってきた学校生活を頑張って過ごしています。今回の記録会では、上位3名の顔ぶれも少し変わってきたりと、今まで頑張ってきた練習の成果が徐々に表れてきた生徒もいるようです。
《12月7日》
★113回生(男子)
【3000mタイムトライアル】
1位 黒澤征治 3分51秒88
2位 小林泰正 3分53秒19
3位 井寺亮太 3分53秒25



★114回生(女子)
【2000mタイムトライアル】
1位 寺井えりか 2分44秒94
2位 佐藤水菜 2分45秒09
3位 豊岡英子 2分4秒50



《12月8日》
★113回生(男子)
【400mフライングダッシュ】
1位 黒澤征治 22秒68
2位 吉元大生 23秒26
3位 植原琢也 23秒29



★114回生(女子)
【400mフライングダッシュ】
1位 橋本佳耶 26秒35
2位 柳原真緒 26秒37
3位 佐藤水菜 26秒55



各種目上位選手コメント
★113回生男子
■橋本瑠偉(佐賀)
200mFD 1位(タイム10秒98)、1000mTT 2位(タイム1分7秒61)
「200mFDはもうちょっと出したかったですね。調子もよかったし、学校記録を出したかったですけど、後半がよくなかったです。でも、10秒台を出せたのはよかったと思います。
 1000mTTは最低でも8秒を切りたかったので、前回と同じ7秒台が出てよかったです。
 ゴールデンキャップがかかっていたけど、3000mTTが思ったほど出なかったので、悔しかったですね」
■黒澤征治(埼玉)
400mFD 1位、1000mTT 1位(タイム1分6秒76)、3000mTT 1位
「1000mTTは思った以上にタイムが出て、自分でもびっくりしています。
 3000mTTは橋本(英)君がいないので1位になれた感じです。でも、自己ベストが出たことは驚いています。
 400mFDも自己ベストが出たのは嬉しいですね。滝澤校長や先生、それから師匠のアドバイスがあり、引き足を意識出来たので、それが結果につながったのかなと思います。
 競走訓練は、まだまだですが先行を目指して頑張っていきたいと思います」
■吉元大生(静岡)
200mFD 2位(タイム11秒07)、400mFD 2位
「200mFDは、最近、あまり調子がよくなかったけど、その中でも自分の全力は出し切れたと思います。
 400mFDは、今回は黒澤さんが強かったですけど、次は負けないように意識して頑張りたいと思います。
 これからトーナメントや記録会で皆に負けないように頑張っていきたいですね」
■宮本隼輔(山口)
200mFD 2位(タイム11秒07)
「10秒台を狙っていたんですけど、自己ベストは出せたのでよかったかなと思います。
 競走訓練では1回失格してしまいましたが、しっかり先行で脚をつけていきたいと思います」
■植原琢也(埼玉)
400mFD 3位
「皆がタイムが出てなかったので2位ですが、最低でも22秒を出したかったので、このタイムは悔しいですね。
 競走訓練は、先行も捲りも上手く使えて勝っていける選手を目標に頑張りたいと思います」
■松井宏佑(神奈川)
1000mTT 3位(タイム1分7秒89)
「1000mTTはもっといいタイムを目標にしていたんですけど、走り終わってみてタイムが出てなかったので、調子があまりよくなかったことが悔しいですね」
■小林泰正(群馬)
3000mTT 2位
「この寒さの中で自分の中でタイムを設定していたんですけど、思い通りに走れなくて、自分の中では納得いかないタイムでした。競走訓練では在校1位を目指して頑張りたいと思います」
■井寺亮太(福島)
3000mTT 3位
「まさか3位までに入れると思ってなかったけど、でも、取るなら1位を取りたかったですね。3000mTTは得意な種目だと思います。同じ適正で入校した師匠の飯野祐太さんを越えるタイムを目指していました」
★114回生(女子)
■佐藤水菜(神奈川)
200mFD 1位(タイム12秒30)、400mFD 3位、1000mTT 1位(タイム1分15秒75)、3000mTT 2位
「200mFDは思い通りには走れてはなかったんですけど、自己ベストタイムが出たのでよかったです。
 1000mTTは、夏帰省の後からあまりよくなくって、すごく不安だったけど、周りの皆が励ましてくれて、それで自信をもって走り自己ベストを出すことが出来ました。
 2000mTTは、ゴールデンがかかっていたけど、最初の1000を思ったよりも突っ込めなかったので、後半踏み上げられなかったので、残念な結果に終わってしまいました。でも、学校の中ではベストが出たのでよかったです。
 400mFDも200mFDと同じように突っ込んでいこうと思ったんですけど、風があって思うように突っ込めませんでした。でも、後半は上手く回せてよかったです。
 夏帰省の後からの教場での練習が、いつも以上にいい練習が出来ていたので、その成果が今回の記録会につながったと思います。
 競走訓練は、結果は考えず、前に出るっていう意思でやっているので、結果が後からついてくることを信じて頑張りたいと思います!」
■日野未来(奈良)
200mFD 1位(タイム12秒30)、1000mTT 2位(タイム1分16秒92)
「200mFDは初めてベロドロームで計測でした。数回の練習の中でなんとか自分の走り方をみつけて走って、自己ベストではなかったけど、1番だったのでよかったと思います。
 1000mTTも初めてのベロドロームで、走り方が難しくて、とりあえず4周突っ込んでみようと思っていって、1分16秒でした。次回もベロドロームだそうなので、これよりもいいタイムを出したいと思います」
■野本怜菜(埼玉)
200mFD 3位(タイム26秒55)
「自己ベストが出たのでよかったです。ベロドロームで、練習では出てなかったんですけど、本番では出たのでよかったと思います。
 競走訓練は、今は臨機応変に動くことを目標にやっています」
■橋本佳耶(熊本)
400mFD 1位
「初めて1位を取ることが出来て嬉しいです! 今まで26秒99くらいだったので、タイムを縮められてよかったです。
 競走訓練では、先行で着内を狙っていきたいと思います!」
■柳原真緒(福井)
400mFD 2位、1000mTT 3位(1分16秒95)
「1000mTTは自己ベストを出したかったけど、ベロドロームということもあり出せるかなと思ったけど、思ったよりも突っ込めてなかったです。
 400mFDは、風もあり前半が伸びず、目標のタイムを切れなかったので悔しいですね。次の記録会では200mFDと1000mTTで学校記録を目指して頑張りたいと思います!
 競走訓練はもう先行することだけを考えて、それが出来たら、次は逃げ切ることを考えて頑張っています」
■寺井えりか(北海道)
2000mTT 1位
「考えていた通り走れました。でも、スタートして2周目にペースを作るのに時間がかかったせいで、2分44秒のタイムになってしまったかなと思います。
 競走訓練は、先行でいこうと思っているんですけど、それが上手くいく時と上手くいかない時があるので、壁にぶつかったりする時もあるけど、基本は先行で頑張ろうと思います」
■豊岡英子(大阪)
2000mTT 3位
「前回の記録会では2000mTTは失敗してしまったので、今回は乱れないように走ろうと思いました。競走訓練では思うようにいかないこともありますけど、上手くいくこともあるので、今は色んな戦法を試して、自分のパターンを身につけていきたいなと思っています」