競輪学校物語

12月18日から19日に渡り、第113回生・第114回生第1回トーナメントがありました。
初日に予選1回戦、予選2回戦を行い、2日目の午前に113回生は準決勝、114回生は予選3回戦を行い、午後に決勝戦を行いました。
■113回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車・橋本瑠偉 (予選1・3準決勝1)
2番車・植原琢也 (予選4・1準決勝2)
3番車・小林泰正 (予選1・5準決勝3)
4番車・曽我圭祐 (予選2・2準決勝2)
5番車・宮本隼輔 (予選2・1準決勝2)
6番車・中武三四郎 (予選2・5準決勝3)
7番車・藤根俊貴 (予選1・4準決勝1)
8番車・福永大智 (予選2・1準決勝1)
9番車・藤井 將 (予選5・2準決勝3)
レース展開
周回は先頭員以下、藤井、植原、小林、曽我、宮本、橋本、藤根、中武、福永。
残り2周、藤根が上昇開始。これに宮本、福永が続く。打鐘で藤根が先頭に出て、これに福永が続いて藤井、植原、小林、曽我、宮本、中武、橋本で最終ホームを通過。最終2コーナーから藤井が捲って出て、これに植原が続く。最終バックでは藤根、藤井、植原で3車並走の主導権争いとなった。主導権を取りきったのは植原。後方からも宮本が捲り発進し、最終3コーナーでは非常に混み合う状況になり、福永が落車。快調に植原が飛ばすが、後ろから捲くってきた宮本に追い込まれ宮本が1着も失格。植原の後ろにいた小林が差し、優勝。2着に植原、3着に藤井。

発走機

スタート

周回

打鐘

最終ホーム

最終バック

ゴール

上位3名!
【優勝の小林泰正(群馬)】
「最後に宮本君に差されているので悔しい部分はあるんですけど、結果的に優勝なので、これを機にもっとトレーニングを頑張りたいと思います。今回のトーナメントでは理想の走りは出来ていたので、そこは納得しています。卒業までにもう2回トーナメントがあるのですが、そこでも優勝を狙っていき、それと記録会の3000mTTでもしっかり中距離も頑張っていきたと思います」
【2位の植原琢也(埼玉)】
「本当はホームからカマしたかったけど、先行した藤根がかかっていたので思った通りには行けませんでした。でも、最終バックは取ろうと思って行きました。ゴール前はけっこうたれてしまって、小林と宮本に差されてしまいました。自分は後半が弱いので、そこを強化していきたいと思います。競走訓練は最初は捲り中心だったんですけど、先生方に練習よりも力を出していないと言われたので、先行メインでやっています。でも、トーナメントは少し小さい競走になってしまったかなと思うので、次のトーナメントや卒業記念レースでは自分の走りを出来るように、競走訓練頑張っていきたいと思います」
【3位の藤井將(広島)】
「3位ですけど、繰り上がりでの3位なので実力ではまだまだだと思うし、次は実力で入賞したいです。今回のトーナメントは先行ではなく捲り、捲りになってしまったので、次は先行で勝ち上がりたいですね。目標は1周半逃げ切るように、それがダメでも番手粘ったりとか何でも出来るような選手になりたいです。タイムはあまりよくないんですけど、タイム出てなくても走れるぞっていうところを見せて、競走訓練では頑張っていきたいですね」
■114回生決勝戦
決勝戦メンバー
1番車・那須萌美 (予選2・3・2)
2番車・野本怜菜 (予選1・1・4)
3番車・栁原真緒 (予選1・2・1)
4番車・寺井えりか (予選2・4・1)
5番車・豊岡英子 (予選2・1・3)
6番車・比嘉真梨代 (予選1・2・3)
7番車・石井菜摘 (予選4・1・1)
レース展開
先頭員以下寺井、栁原、那須、野本、比嘉、石井、豊岡で周回。
残り2周過ぎに石井、豊岡が上昇。打鐘で寺井、栁原が踏み込んで先行争いに。最終ホームで栁原が先行。これに石井、豊岡が続く。外に浮いた状態で、豊岡は最終1コーナーで踏み込んで捲り発進。最終3コーナーで先頭に出きってゴールを目指し、第1回トーナメントの優勝を飾った。2着は豊岡に切り替えた那須。3着は那須に続いた野本が入線。

発走機

スタート

周回

打鐘

最終ホーム

最終バック

ゴール

表彰の3名
【優勝の豊岡英子(大阪)】
「チャンスというか、いい位置にいられて、そこから出ていくことが出来ました。今は色んなことを試しているのですが、自分の勝ちパターンを確立していかないといけないと思うし、日々勉強していきたいと思います」
【2位の那須萌美(宮崎)】
「決勝は自力の選手が多かったので、正直、脚力で劣っている分、動きでカバーしていこうと思っていました。自在に動いていきたいので、もっと脚をつけて、自分の理想に近づけるように頑張りたいです」
【3位の野本怜菜(埼玉)】
「3位に入れて嬉しいです。でも、そこまでのレース展開が自分の思ったように動けなくて、そこが難点でした。自在に動ける選手になりたいので、色んなところから動いています。パワーのある選手になりたいですね」