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競輪選手養成所物語
第117回生・第118回生 第3回記録会
2月3日から4日にかけて第3回記録会が行われました。初日に200mフライングダッシュと、女子候補生は500mタイムトライアル、男子候補生は1000mタイムトライアル、2日目は400mフライングダッシュの計測をしました。
今回からこの時期の記録会は男子3000mタイムトライアル、女子2000mタイムトライアルは行われないことになりました。長距離が苦手な候補生はゴールデンキャップを獲得しようと気合の入っていた候補生も多かったようです。2種目終わってリーチのかかった候補生が13名いましたが、2日目は風が強く、なかなかタイムが伸びない候補生が多かったようです。そんな中、117回生から3名、118回生から2名のゴールデンキャップ獲得者が出ました。

ゴールデンキャップを獲得した5名
左から尾方候補生、永塚候補生、山口候補生、青柳候補生、町田候補生

仲間を応援する117回生

真剣な表情でアップする118回生

<2月3日 初日>
★117回生(男子)

【200mフライングダッシュ】
1位 山口拳矢(岐阜) 10秒90
2位 長田龍拳(静岡) 10秒93
3位 松本秀之介(熊本) 10秒97

1位 山口拳矢(岐阜)

2位 長田龍拳(静岡)

3位 松本秀之介(熊本)

【1000mタイムトライアル】
1位 山口拳矢(岐阜) 1分06秒18
2位 町田太我(広島) 1分06秒43
3位 石原颯(香川) 1分06秒90

1位 山口拳矢(岐阜)

2位 町田太我(広島)

3位 石原颯(香川)

★118回生(女子)

【200mフライングダッシュ】
1位 尾方真生(熊本) 11秒67
2位 下条未悠(富山) 12秒04
3位 永塚祐子(神奈川) 12秒16

1位 尾方真生(熊本)

2位 下条未悠(富山)

3位 永塚祐子(神奈川)

【500mタイムトライアル】
1位 永塚祐子(神奈川) 37秒33
2位 増田夕華(岐阜) 37秒55
3位 永禮美瑠(愛知) 37秒68
3位 西島叶子(熊本) 37秒68
3位 下条未悠(富山) 37秒68

1位 永塚祐子(神奈川)

2位 増田夕華(岐阜)

3位 永禮美瑠(愛知)

3位 西島叶子(熊本)

3位 下条未悠(富山)

<2月4日 2日目>
★117回生(男子)

【400mフライングダッシュ】
1位 山口拳矢(岐阜) 22秒85
1位 町田太我(広島) 22秒85
3位 青柳靖起(佐賀) 22秒91

1位 山口拳矢(岐阜)

1位 町田太我(広島)


3位 青柳靖起(佐賀)
★118回生(女子)

【400mフライングダッシュ】
1位 尾方真生(熊本) 25秒33
2位 永塚祐子(神奈川) 25秒36
3位 西島叶子(熊本) 26秒11

1位 尾方真生(熊本)

2位 永塚祐子(神奈川)

3位 西島叶子(熊本)

各種目上位候補生&ゴールデンキャップ獲得候補生コメント
★117回生(男子)

山口拳矢
■山口拳矢(岐阜)
200mFD 1位、400mFD 1位、1000mTT 1位
※ゴールデンキャップ獲得
「200mFDは、練習ではもう少しタイムが出ていたので、タイム的には納得いっていないですけど、順位はよかったので及第点かなと思います。1000mTTは、最後の半周が苦しかったんですけど、自己ベストを更新できたのでよかったです。400mFDは、ウォーミングアップの時は軽くて出せるなって思ったんですけど、いざ始まってみたらすごく重くて出せるか焦りました。3種目で1位を取れたことはすごく嬉しいです。今回は3000mTTがなかったのでゴールデンキャップを狙っていたし、結果的にはすごくいい記録会でした。ゴールデンキャップを獲得したことによって、デビュー後の見る目も変わってくると思うので、ファンの皆様の期待に応えられるように精進していきたいです!」


町田太我
■町田太賀(広島)
400mFD 1位、1000mTT 2位
※ゴールデンキャップ3連続獲得
「1000mTTは、力を出し切り、自己ベストを出せたのでよかったと思います。400mFDは、風が強くてバンクも重く苦しかったですが、なんとか23秒台を切れてよかったです! (ゴールデンキャップ)3回連続獲得は嬉しいですね! 今まで3連続で獲った人はいないため、絶対に達成してやろうと思っていたので、達成できてよかったです。競走訓練では先行をメインでやっているし、次の目標は卒業記念レースの決勝に乗って先行したいと思います。それで、優勝します!」


青柳靖起
■青柳靖起(佐賀)
400mFD 3位
※ゴールデンキャップ獲得
「400mFDは、風は強かったですけど、しっかり最後まで踏み切れた分、タイムは出せたと思います。(ゴールデンキャップを獲得できて)タイムを聞いた瞬間嬉しかったですね。最後の卒業記念レースを優勝することを目標に、残り期間は少ないですが頑張っていこうと思います!」


長田龍拳
■長田龍拳(静岡)
200mFD 2位
「自分の中では助走から軽かったので、いい感じで走れたんですけど、1位を取りたかったので結果は悔しいです。競走訓練は、高校から自転車競技をやってきているので、レースを読む力は長けていて、戦えていると思うので、頑張りたいと思います」


松本秀之介
■松本秀之介(熊本)
200mFD 3位
「練習の時から感覚がよかったです。第1回の時に4位で悔しくて、3位以内に入りたいと思っていたので嬉しいです! 競走訓練は、今3位以内なので、この成績を卒業までキープできるように頑張っていきたいと思います」


石原颯
■石原颯(香川)
1000mTT 3位
「あまりたれずに最後まで踏み切れたと思います。今回の1000mTTで自信もついたので、これからどんどん先行もしていきたいです!」

★118回生(女子)

永塚祐子
■永塚祐子(神奈川)
200mFD 3位、400mFD 2位、500mTT 1位
※ゴールデンキャップ連続獲得
「200mFDはギアの選択をかなり悩みました。重いギアにしようかとも思ったんですが、最近は回転力も出てきたし、上バンクを回る技術もないので、軽いギアにしました。金曜日の練習中に12秒3を切れたので自分にプレッシャーを感じてしまい、緊張を感じてしまって終わりました。12秒3を切れたことがびっくりで、もっとコーナーが膨らまなければ、もっと出せたと思います。500mTTは、ギアを少し重くして、しっかり回転できたと思います。でも、まさか1位が取れると思ってなかったので、びっくりです!400mFDは最後の種目だし絶対にタイムを出そうという強い気持ちでいきました。
ゴールデンキャップを絶対に獲りたいと思って獲れたので、前回獲れた時よりもとても嬉しかったです!今後は、競走訓練の課題に取り組んでいき、残り日数は少なくなってきましたが、卒業記念レースで優勝できるように頑張ります!!」


尾方真生
■尾方真生(熊本)
200mFD 1位、400mFD 1位
「200mFDは最初の入りがよくなかったんですけど、そこから返しを頑張り、得意な掛かりを活かして走りました。もう3か月で卒業し、5月にはファンの皆さまの前で走るので、そこまでに脚をつけて頑張っていきたいと思います!400mFDは、バックの風がすごくて、タイム的にはあまり納得はいっていないんですけど、とりあえず1位を取れたことはよかったです。1回目も2回目も2000mTTでゴールデンキャップを逃していたので、今回は2000mTTがなくて、それでゴールデンキャップなのでちょっとあれですけど、獲れたことは嬉しいです。デビュー後、男子と違って女子はすぐにトップ選手たちと戦うので、もっと脚をつけていき、レースの技術も足らないと思うし、力をつけていきたいと思います!」


下条未悠
■下条未悠(富山)
200mFD 2位、500mTT 3位
「200mFDは51×14で走ったんですけど、あまりスピードが出ている感じはなく、外でやっているのと変わらないくらいタイムだったので、もう少し考えて走って11秒台を出せたらよかったなと後悔しています。500mTTはスピードが乗っている感じはしなかったんですけど、残り半周は脚が回っている感じがしたので最後まであきらめずに踏んで、どっちも3位以内に入れたので嬉しいです」


西島叶子
■西島叶子(熊本)
400mFD 3位、500mTT 3位
「500mTTは養成所内での自分のベストが出せたのでよかったです。練習の時に決めたギアで走ったんですけど、迷うことなく走れたので500mTTに関しては満足です。400mFDは、目標としていたタイムには届かなかったんですけど、3位に入ることができたので、今の自分の脚力をちゃんと受け止めて、残り日数をしっかり訓練に取り組んで、デビューしてからも向上していける選手になりたいと思います。第2回トーナメントは、優勝ももちろん目標ですが、先行するという目標をつらぬいて、そこに結果がついてきたらいいなと思っています」


増田夕華
■増田夕華(岐阜)
500mTT 2位
「前回の記録会の36秒2が自己ベストで、それよりも約1秒3も落ちてしまったので、そこは悔しいですね。ケガがあって、ちょっと長い間乗れなかったので、もっと落ちているかと思ったけど、それを考えればいい方かなとは思います」


永禮美瑠
■永禮美瑠(愛知)
500mTT 3位
「今年から1000mTTが500mTTに変わって、ダッシュ種目の方が得意だし、気合いを入れて走りました。自己ベストには届かず悔しいですが、でも、3位に入れたことは嬉しいです。
卒業までに10勝できるように、色々と試しながら、自分の脚でどうやったら勝てるのかを考え頑張っていきたいと思います」