レース展望

レース直前展望
 108期の児玉碧衣選手がガールズケイリンコレクションに登場してきましたね!
 一強となっている状態が崩れるのか?それとも女王・小林優香がここもまた優勝してくるのか?
 推理、予想が非常に楽しいですね!特にガールズケイリンは、展開が重要です!
 貴方の予想する女王は誰なのか?そして誰が女王になるのかワクワクですね!
小林優香選手
 このメンバーだと当然、格上で優勝候補の筆頭に挙げられます。とはいえ、相手が強力な時に、負ける時が多いので、しっかりと積極的に動けば、盤石の優勝となるでしょう。特に、後方に置かれてしまうと、捲れない場合が見られるので、動くポイントさえ見逃さなければ間違いないでしょう。いずれにしろ小林を中心に考えることになると思います。
児玉碧衣選手
 108期からコレクションレース一番乗りとなったのが児玉。積極的に動いて決勝進出を決めても、そこから優勝に結びついていませんが、結構な大物食い選手ですので、ここでも一発の可能性を秘めていると思います。
 あまりシリアスな感じにはならないので、メンタル的にも強そうですし、注目してみましょう。
石井寛子選手
 石井寛子らしい競走が戻ってきましたね。一時期は少し落ちていた時がありましたが、今年に入って優勝ラッシュとなっています。昨年末のガールズグランプリでは2着と惜しい着位でしたが、今回のコレクションでは優勝を狙ってくるでしょう。勝負どころで好位置につければ差し脚が炸裂するはずです。是非注目しておいてください。
 ガールズケイリンでは今年初めのビッグレースとなるガールズケイリンコレクション2016名古屋ステージが、名古屋競輪場で開催される第69回日本選手権競輪の5日目第9Rに実施される。昨年末のガールズグランプリ2015を初制覇して真の女王の座についた小林優香がもちろん大本命だが、昨年9月のコレクション松戸ステージで地元優勝を飾った石井貴子、徹底先行を貫き通す奥井迪、勝負強さに定評のある梶田舞など強敵ぞろいで波乱の決着もありうる。108期生から初出場を果たした新鋭・児玉碧衣も連勝街道を驀進中で一発は十分だ。
小林優香選手
 小林優香は昨年末のグランプリでついに初制覇を飾り、真の女王の座についた。14年のグランプリではスタートから終始後方のままで最後は捲り届かずの3着に敗れて悔し涙を流したが、昨年のグランプリでは前へ前と攻めていき、自分の力を信じての力強い捲りで栄冠を勝ち取った。前年の失敗を糧に、グランプリの大舞台でも平常心を失わずに冷静に仕掛けられたのが勝因だ。その強い精神力を我が物にした小林は今や無敵の存在と言ってもいいほどで、今年も昨年果たせなかった年間全冠制覇を目標に新たな最強伝説を築きあげていくだろう。
梶田舞選手
 梶田舞は14年のグランプリ覇者で過去に2度小林優香を破った実績を持つ。グランプリ制覇後も昨年3月のコレクション京王閣ステージで3着と健闘しているが、9月のコレクション松戸ステージの後は落車の影響で3カ月余りの長期欠場を余儀なくされてしまった。復帰戦となった12月のいわき平では完全優勝を果たしているが、体調面やレース勘などで現状はいまひとつの状態が続いている印象だ。それでも昨年末のグランプリでは徹底先行・奥井迪の番手を狙いにいくなど強気の走りを見せており、今回も得意の自在戦で勝機を掴みにいくだろう。
奥井迪選手
 今回もレースを作っていくのは徹底先行の奥井迪だろう。「誰よりも先に仕掛け、誰よりも先にゴールする」をモットーにしている奥井の先行へのこだわりは半端ではない。予選はもちろん決勝でも常に逃げ切り狙いで昨年も数々の素晴らしい実績を残しており、初出場となった年末のグランプリでも結果は4着だったがきっちり主導権を取り切っている。今年2月の京都向日町の決勝では新鋭・児玉碧衣に主導権を奪われ、捲りに回って優勝と捲りでも強いところを見せているが、それでもやはり今回もまちがいなく主導権取りを狙ってくるだろう。
山原さくら選手
 山原さくらは昨年の前半は苦戦続きで成績を落としてしまったが、後半戦に入ってからは持ち味の思い切りのよさが戻って優勝を量産、3年連続のグランプリ出場も決めた。グランプリでは組み立てに失敗、終始後方に置かれて5着に終わっているが、今年1月の名古屋決勝では奥井迪とのもがき合いを制して完全優勝と好調を維持している。山原は踏み出しのよさとツボにはまったときのスピードが魅力で、ビッグレースを取れる力は十分に秘めており、今回も組み立ての甘ささえ克服できればビッグ初優勝が狙えるだろう。
石井寛子選手
 石井寛子は昨年は優勝回数が13 回とまずまずの成績だが、年間を通して調子の波がやや大きく、グランプリこそは準優勝と健闘したが、コレクションやフェスティバルでは大きな着が続いてしまった。13年9月のコレクション京王閣ステージ、14年3月のコレクション名古屋ステージを優勝しているが、その後は優勝から遠ざかっているだけにそろそろ一発がほしいところだ。自在に動いての位置取りや捲りのスピードは以前と変わらずいいものを持っているだけに、ビッグレースでも強い気持ちで勝ちに徹していけば久々の優勝にきっと手が届くだろう。
児玉碧衣選手
 ガールズ4期生の108期から唯一出場権を獲得したのが児玉碧衣だ。昨年7月にデビューした児玉は4場所目の8月の弥彦で初優勝を飾るとその後も快進撃を続け、今年2月までの優勝が10回を数えている。11月の前橋から2月の京都向日町までは20連勝の記録も打ち立てている。さらに12月の熊本決勝では福岡の同門である小林優香と対戦、小林が3番手、児玉が5番手の展開から先捲りを敢行、捲りで猛追してくる女王・小林を振り切って優勝している。ビッグレース初出場の今回もチャレンジャー精神でしっかり見せ場をつくってくれるだろう。
石井貴子選手
 石井貴子は昨年前半はナショナルチームでの自転車競技と競輪との二足のわらじで多忙な日々を送り、競輪での成績は低迷してしまったが、9月のコレクション松戸ステージで見事な地元優勝を飾り、その後の開催でも順調に優勝を重ねて復活を果たした。残念ながら年末のグランプリは失格という結果に終わってしまったが、今年1月の大垣では梶田舞との捲り合戦を制して優勝、2月の小倉でも先捲りの梶田舞を力でねじ伏せて優勝と強さを見せつけている。今回もナショナルチームで鍛えた豪脚でパワー全開の走りを見せてくれるだろう。