レース展望

レース直前展望
ガールズケイリンには華がありますよね。今回、大輪を咲かせそうな選手をピックアップしてみました。
石井貴子選手
ガンガン勝っています!きっちり優勝を決めているのが好感持てます。やはりシビアに勝ってくれる選手がいいですね。前回のガールズケイリンコレクションin高松ステージでもしっかり勝っていますし、通常のガールズ開催でもしっかり優勝を狙った走りをしています。今回もしっかりと勝ってくると思います。注目しましょう!
児玉碧衣選手
強い!のは間違いないです。勝率76%、連対率88%、3連対率96%は驚異的です!前回のガールズケイリンコレクションで逃げたのは児玉でした。今回はどの作戦で挑んでくるのでしょう。もう一回逃げるのか、それとも、捲りに構えるのか、投票する方が迷いますよね。となると今回は捲りと考えて児玉から行ってみても面白そうですね。
奥井迪選手
勝率、連対率、3連対率の高さがすごいですよね。それも先行一本。信念の先行はだんだん日本一に近づいていると思います。そして、今回のガールズケイリンコレクションで達成できるのではないかと思います。特に今回は目立った先行タイプの選手がいません。奥井のペースに持ち込めば後ろがもつれて逃げ切りもでてくるでしょう。頑張って欲しいですね。
ガールズケイリンコレクション2017京王閣ステージが、第71回日本選手権競輪が開催中の京王閣競輪場に於いて3日目12Rに実施される。中心となるのは昨年のガールズグランプリで2度目の制覇を飾った梶田舞だが、前回のコレクション高松ステージでは4着に敗れているだけに絶対視はできない。高松ステージを優勝した石井貴子の連覇や奥井迪の悲願の逃げ切り優勝も十分で、選考順位1位で選出された長澤彩の走りにも注目が集まる。
長澤彩選手
長澤彩は15年9月の松戸ステージ以来のコレクション出場となるが、今回の選抜方法が選考期間(16年8月から17年1月まで)における3連対率の上位者のため、堂々の選考順位1位で選出された。長澤は優勝回数は多くないが、選考期間の3連対率は100パーセントと抜群の安定感を誇っていた。近況の決勝では2着や3着の惜敗が続いていたが、3月の小倉決勝では最終バック2番手から捲りを打って、昨年12月の岐阜以来の優勝を完全優勝で決めており、久しぶりのコレクション出場に向けて確実に意気が上がっている。
梶田舞選手
梶田舞は昨年11月の松戸の初日から勝ち星を重ね、2月の広島の2日目に24連勝(ガールズグランプリを含む)を達成、ガールズケイリンの連勝記録を塗り替えてグランプリ覇者の貫禄を見せつけた。それまでの連勝記録(22連勝)は小林優香だが、広島の決勝ではその小林にゴール前で差し切られて連勝がストップ、コレクション高松ステージでは内に詰まる苦しい展開で4着に敗れており、連勝がストップしてから一息ついた印象がある。それでも、今回のメンバーの中では実力的には一番であり、いまだ優勝経験のコレクション初制覇を目指して立て直してくるだろう。
児玉碧衣選手
児玉碧衣は初出場だったグランプリでは最終バックで7番手の最悪の展開になってしまい、そこから力で巻き返したものの3着が精一杯だった。その反省もあってか、コレクション高松ステージでは打鐘から積極的に先頭に立つと、襲いかかる奥井迪と高木真備の2人を相手に突っ張りきって主導権を奪取、ゴール前では番手追走の石井貴子に差されて2着に終わったが、レース内容は百点満点と言っていい。直後の岸和田でも完全優勝と勢いに乗っており、コレクション初制覇に向けて突っ走っていくだろう。
奥井迪選手
奥井迪は連対時の決まり手が100パーセント逃げの先行職人だ。コレクション高松ステージでは児玉碧衣に突っ張りきられて7着と悔しい思いをしているだけに、今度こそは絶対に主導権は譲らないという固い決意で臨んでくるだろう。グランプリでは逃げ粘りの2着と惜敗した奥井だが、今年は3月までに7場所走って完全優勝が4回、もちろんすべてが逃げ切り優勝と先行力にますます磨きがかかっている。グランプリに続いての地元開催となるだけに、今回もファンの期待に応える華麗な逃走劇でビッグレース初優勝に挑む。
石井貴子選手
勝負強さでは石井貴子が一番だ。昨年はグランプリ出場は逃したが、コレクション高松ステージでは打鐘からの先行争いでもつれたところを上手く捌いて児玉碧衣の番手を奪取、ゴール前できっちり差し切って15年10月の松戸ステージ以来の2度目のコレクション優勝を飾った。直後の前橋では予選1と決勝が捲り、予選2がカマシ先行で完全優勝を達成、4月の久留米決勝では豪快に捲って優勝と好調をキープしており、自転車競技で鍛えた非凡なダッシュ力と巧みな捌きを武器に3度目のコレクション優勝を狙ってくる。
小林莉子選手
小林莉子は12年に京王閣で開催されたガールズグランプリの初代チャンピオンだ。その後はビッグレースでの優勝はないが、15年8月の函館のフェスティバル決勝で2着、16年5月のコレクション静岡ステージで2着になっている。今年は3月までに8場所走って優勝が4回と近況も好調だ。1月の小倉決勝では小林優香の捲りを追走してゴール前で差し切って優勝、3月の豊橋決勝では児玉碧衣の先行を3番手から追い込んで優勝している。今回も初代女王に輝いた思い出の京王閣バンクで好走が期待できるだろう。
荒牧聖未選手
荒牧聖未は3月のコレクション高松ステージでは終始後方のままで6着と凡走してしまったが、近況の調子は決して悪くない。昨年は優勝が9回を数え、今年も1月の玉野で完全優勝と幸先のいいスタートを切っている。続く1月の久留米決勝では児玉碧衣の捲りを追走して2着、3月の静岡決勝では3番手からの捲りで2着、3月の前橋決勝では最後は石井貴子の捲りに屈したが、前受けから突っ張り先行に出て3着と強気のレースも見せている。今回も高松ステージの反省を活かした前へ前への強気の走りで勝機を掴んでくるだろう。