3着までに入ればS級に特別昇級できるA級レインボーカップは半年に一度6月と12月に行われています。
出場資格は1月から3月(前期)、7月から9月(後期)の平均競走得点上位9選手です。
今回の展望は6月5日に函館GIII(ナイター)最終日の第9レースで行われるレインボーカップA級ファイナルです。このレースには、今年の1月から3月にかけてA級で活躍した9選手が出場します。
まずメンバーを見ていきましょう。
北日本から順に
橋本智昭 宮城 99期
97.43 次期A級1班
金成和幸 福島 88期
96.03 次期S級2班
小原唯志 茨城 101期
98.66 次期S級2班
久木原洋 埼玉 97期
96.23 次期S級2班
高橋雅之 千葉 90期
96.60 次期S級2班
吉永和生 広島 80期
96.10 次期S級2班
三登誉哲 広島 100期
96.76 次期S級2班
日野博幸 愛媛 103期
96.20 次期A級1班
大竹慎吾 大分 55期
96.36 次期A級1班
以上の9名です。
この中で徹底先行タイプは橋本です。バック本数23本と他の選手を圧倒しています。次は先行捲りタイプで、バック本数はほぼ横並びですが、日野11本、久木原9本、小原7本となっています。バック本数の少ない三登は捲りタイプです。
データから、主導権を握っていくのは橋本だろうと思われます。
そして近況好調な成績を残しているのは小原です。一時は9連勝での特昇級の可能性もありましたが、6連勝で迎えた開催の初戦で3着となり、連勝がストップしてしまいました。しかし、その後の開催でもしっかり3連勝で優勝を決めており、レインボーカップでも本命に推されると思われます。そしてその小原の後位に付くであろう久木原との組み合わせが狙い目となるでしょう。もちろん、橋本の番手に付くと思われる金成からも狙えます。
気になるのは中四国の並びです。広島同士で並ぶのか、日野が大竹と並ぶのかで推理も大きく変わってきます。このあたりは並びを確認してから考えたいですね。
9名どのメンバーもA級トップの選手なので展開次第では誰にでも優勝のチャンスがあると言っていいでしょう。来期につながる好レースを期待したいと思います。