レース展望

ガールズグランプリトライアル直前展望
今回から新設されたガールズグランプリトライアルレースはまず優勝者(2名)がガールズグランプリに出場できます。さらにこのレースの結果後の獲得賞金総額でガールズグランプリ出場が決定します。
ガールズグランプリには賞金で届きそうもない選手たちは優勝を目指してシビアなレースを展開してきそうです。
ガールズ選手たちの痺れるレースを堪能しましょう!
賞金ランキングを見ていると1位児玉碧衣、2位石井寛子、3位石井貴子(千葉)、4位高木真備までは賞金で出場できそうですが、5位尾崎睦、6位鈴木美教、7位奥井迪、8位長澤彩が大混戦。9位以下は優勝が必須なりそうです。毎日の賞金ランキングを見ながらガールズ選手たちのレースを検討しましょう!
ガールズグランプリトライアルA 直前展望
児玉碧衣選手
児玉碧衣 福岡 108期
只今、賞金ランキング1位の児玉選手。ここも、しっかり勝ってくるでしょう。気になるのは前走から1か月以上空いているところですが、問題はないと思います。パワー溢れるレースを見せてほしいです。
小林莉子選手
小林莉子 東京 102期
賞金だと手が届かないガールズグランプリ出場ですが、小林選手は持っている選手。初物は優勝しているんです。初めての平塚ガールズケイリン優勝は小林。ガールズグランプリ2012も小林。ここもあるかもしれません!
佐藤水菜選手
佐藤水菜 神奈川 114期
114期から唯一トライアルに出場を決めた佐藤選手。ここは優勝を狙ってくるでしょう。強豪選手ばかりで、なかなか難しいとは思いますが、持ち前の気の強さを発揮してレースを組み立てれば狙えるはず。頑張ってほしいと思います。
ガールズグランプリトライアルB 直前展望
石井寛子選手
石井寛子 東京 104期
只今8月小倉から6場所連続優勝中。この成績はすごいと思います。レースもあまり強引なレースをせず、しっかり優勝するのはパワー、テクニックがあるからだと思います。ここも優勝の筆頭でしょう。クレバーなレースを見せてくれるでしょう。
山原さくら選手
山原さくら 高知 104期
絶好調です。しかも5場所連続優勝中です。それも、結構強豪選手を撃破しての優勝です。山原選手は賞金だとグランプリ出場は難しいですが、この勢いで優勝すればグランプリ出場です。パワーあふれる競走で是非優勝目指してほしいです。
石井貴子選手
石井貴子 千葉 106期
今年5月に行われたガールズケイリンコレクションで優勝し、名実ともにガールズケイリントップ選手になった石井選手は賞金でガールズグランプリ出場はほぼ確実でしょう。前走の決勝で欠場となっているので今一つのところはありますが、トライアルレースは万全の状態で出場するはずです。良いレースを見せてほしいと思います。
ガールズケイリンではガールズグランプリの選抜方法に大きな変更があり、「ガールズグランプリ2018トライアルレース」が新設された。小倉が舞台の競輪祭と同時開催で、28名の出場選手をA、Bの2グループに分け、各グループの優勝者2名にガールズグランプリ2018の出場権が与えられる。残り5名は運営調整部が特に認めた選手とトライアルレース最終日までの獲得賞金上位者から選抜される。トライアルレースは6日制となった競輪祭の前半3日間に2個レースずつ実施されるが、勝ち上がり方式は普通開催と同様のポイント制で、2日間の予選のポイント上位者が決勝戦に進出する。
トライアルA
児玉碧衣選手
児玉碧衣 福岡 108期
Aグループの中心になるのは児玉碧衣だ。8月のオールスターで実施されたガールズドリームレースでは勝負どころで6番手となりまたもや不発になるかと思われたがそこから豪快に捲って悲願のビッグレース初制覇を達成した。今年は10月初めまでの優勝が15回を数え獲得賞金ランキングでもトップをキープしており、3年連続のグランプリ出場はほぼ当確だが、もちろん今開催もきっちり優勝して年末の大一番へと突き進んでいくだろう。
高木真備選手
高木真備 東京 106期
高木真備は、今年はまだビッグレースの優勝はないが、10月初めまでの優勝が9回、獲得賞金ランキングは4位と安定した成績を残している。9月の松山では6番手からのロング捲りで梶田舞、尾崎睦を下して優勝、10月の函館では奥井迪の逃げを4番手からの直線強襲でとらえて優勝とゴール前での勝負強さは健在だ。位置取りに関しては決してうまいとは言えないが、今開催も最後の最後に勝負強さを発揮して優勝争いに絡んでくるだろう。
尾崎睦選手
尾崎睦 神奈川 108期
尾崎睦はビッグレースでの優勝はまだないが、10月初めまでの優勝が10回と好成績をキープ、獲得賞金ランキングも5位とグランプリ初出場を狙える位置につけている。9月の川崎では逃げる奥井迪の後ろを取りきりゴール前で差し切って優勝、続く小倉では一転して3日間自力勝負に出て堂々の逃げ切り優勝と戦法の幅も広い。今開催でもトップレーサーたちを相手に本来の実力を発揮できればビッグ初優勝に手が届くだろう。
奥井迪選手
奥井迪 東京 106期
ガールズ屈指の先行職人・奥井迪は10月初めまでの優勝が8回とまずまずの成績だが、獲得賞金ランキングは7位とガールズグランプリ出場には黄信号が灯っている。昨年のグランプリではゴール寸前で石井寛子に優勝をさらわれているだけに、その悔しさを晴らすためにも是が非でも出場権を獲得したいところだ。それでも徹底先行の姿勢は崩さないだろうし、無風の小倉バンクが舞台ならば必ずや好成績を収めてくれるだろう。
トライアルB
石井寛子選手
石井寛子 東京 104期
Bグルーブではグランプリ覇者の石井寛子が主役だ。7月のガールズケイリンフェスティバルの予選は勝ち星がなかったが、決勝ではインをすくっての石井らしい巧みなコース取りで優勝をもぎとっている。10月初めまでの優勝が14回で獲得賞金ランキングも児玉碧衣に次いでの2位につけており、今開催も得意の自在戦で勝機を掴み、年末の大一番で連覇を狙うためにもライバルたちに強さと巧さをたっぷりと見せつけてくるだろう。
石井貴子選手
石井貴子 千葉 106期
石井貴子は先行・捲りのスピードだけではなく、自在戦も器用にこなせるのが魅力だ。5月のコレクション平塚ステージでは児玉碧衣の捲りを追走からゴール前で差し切って優勝、8月のいわき平のガールズドリームレースでも優勝はならなかったが最終的には児玉の捲りに切り替えて2着と健闘している。10月初めまでの優勝が10回、獲得賞金ランキングも3位につけており、今開催も展開に応じての自在戦で優勝を狙ってくる。
鈴木美教選手
鈴木美教 静岡 112期
地元・静岡でのガールズグランブ出場を目指すのが鈴木美教だ。10月初めまでの優勝が10回と近況は勝ち星を量産しているが、獲得賞金ランキングでは6位と当落線上にいるだけに今開催は必勝態勢で臨んでくるだろう。5月のコレクション平塚ステージでは直線でインを突いての3着、8月のいわき平のアルテミス賞レースでは逃げる尾崎睦の番手を取りきって2着に入っており、今開催も強敵相手に連日の善戦が期待できそうだ。
梅川風子選手
梅川風子 東京 112期
梅川風子はビッグ初出場となった7月のガールズケイリンフェスティバルでは予選を3着、2着で勝ち上がり、決勝では児玉碧衣、小林優香らを相手に果敢に先行、番手追走の石井寛子に差し切られたが誰にも捲らせない力強い逃走劇で2着に粘り込んだ。同じく7月の名古屋では児玉碧衣との捲り合戦を制して優勝と金星を挙げている。10月初めまでの優勝が6回と着実に力をつけてきており、今開催でも波乱の目になる可能性は十分だ。