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ヤンググランプリ2020直前展望
関東5車、北日本2車、南関1車、中国1車となったヤンググランプリは並びで大きく展開が変わってきそうです。特に関東の並びが気になるところですが、これは当日までお楽しみに!
感覚的に、本命、もしくは意外な選手が勝っているのがヤンググランプリでもあるので、そのどちらを選ぶのかが面白そうですね。今年はどうなるのでしょうか?

松井宏佑 神奈川 113期
競輪祭は決勝まで勝ち上がり、決勝では郡司の前で頑張った松井は今年のヤンググランプリ出場メンバーの中でも実績的に抜けています。ここは単騎でも本命となってくるでしょう。最後方に置かれなければ一気に前団を捲るスピードを見せてくれるでしょう。逆に単騎で早めから飛び出すとゴール前で失速もありそうです。強いところを見せてほしいです。

高橋晋也 福島 115期
北日本で小原佑太と並ぶと思いますが、前後はまだわかりません。後ろだと、普段とは違うレースになってくるので、若干の不安がありますが、小原が上手く駆ければラインでワンツーは見えてきそうです。なかなかラインで決まらないヤンググランプリですが、見事に決めてほしいですね。

黒沢征治 埼玉 113期
5車いる関東の中から黒沢をピックアップしてみました。並びがどうなるかわかりませんが、たぶん森田優弥の後ろだろうと想定し、頑張るはずと考えました。森田が早めに仕掛けてくれれば黒沢が有利になりそうですし、このメンバーで番手飛びつきを狙ってくる選手はいないと読んでの想定です。巧く立ち回ることを見せられるかが勝負でしょう。
ヤンググランプリ2020展望
 次代を担う若手選手の登竜門・ヤンググランプリ2020がKEIRINグランプリシリーズ(平塚競輪場)の2日目11Rに実施される。今年は関東勢が5人揃ったが、全員が先行タイプだけに例年どおりに細切れ戦の激しいバトルが展開されるだろう。スピード一番は平塚がホームバンクの松井宏佑だが、森田優弥と黒沢征治の埼玉コンビ、格付けは2班ながら高橋晋也と小原佑太の機動力も強力で、近況好調な坂井洋の一発も侮れない。

松井宏佑 神奈川 113期
 松井宏佑は昨年のヤンググランプリでは勝負どころで仕掛けられずに8番手となってしまい、そこから捲り上げるも4着入線(結果は繰り上がりの3着)に終わっている。今年も昨年同様に単騎戦となりそうだが、ホームバンクが舞台だけにきっちり仕掛けて優勝を狙っていきたい。8月の小田原記念では4日間逃げて準優勝、9月の取手FIは捲りで優勝、10月の寬仁親王牌では勝ち星こそなかったが4走のうち3走で主導権を取り切っており、今回も昨年の反省を胸に積極的に仕掛けてナショナルチーム仕込みの豪脚を披露してくれるだろう。

高橋晋也 福島 115期
 高橋晋也はビッグレース初出場となった今年3月のウィナーズカップでは勝ち上がり戦で3日間逃げて3、3、2着、決勝も3着に入りいきなりの表彰台でその名を全国に轟かせた。夏場に入ってからは勢いが止まり成績も下り坂になったが、6月の高松宮記念杯では2日目選抜でGI初勝利をマーク、9月の青森記念ではやはり勝ち上がり戦は3日間逃げて決勝7着、10月の京王閣記念も準決で敗れたが3日間のバック取りと再び上昇気配に入っており、今回も小細工なしのパワフル先行で押し切りを狙ってくるだろう。

宮本隼輔 山口 113期
 宮本隼輔は昨年のヤンググランプリでは野口裕史にカマされて大きく車間の空いた5番手となり、そこから強引に捲っていくが後退してきた河合佑弥が邪魔となって車が伸びずに5着に終わっている。昨年は113期の中では一番乗りで記念優勝を達成するなど好調だっただけに悔いの残る一戦となった。近況も10月の久留米FIで今年2度目の優勝、続く防府記念では一次予選と準決が逃げ切り、二次予選が捲りの1着で勝ち上がり、決勝は清水裕友を連れて逃げて清水の優勝に貢献と好調で、今年こそはと強い気持ちで優勝を狙ってくる。

坂井洋 栃木 115期
 坂井洋は高校から自転車競技を始め、大学時代には2017年のインカレでスプリントとチームスプリントで2冠を達成している。競輪では昨年10月にS級に特別昇級、11月の平塚FIの決勝では上がり11秒0の捲りで115期では一番乗りでS級優勝を決めた。今年も3月の佐世保FIと5月の玉野FIで優勝、6月の平塚FIでは決勝は7着と敗れたが初日予選では上がり10秒7をマークしており平塚バンクとの相性も抜群だ。GI初出場の8月のオールスターでは2日目選抜でGI初勝利、10月の寬仁親王牌では先行で2勝をマークと快進撃を続けている。

黒沢征治 埼玉 113期
 黒沢征治は社会人野球の投手として2年間活躍したあとに競輪に転向した。自転車経験は浅かったが、野球で鍛えられて瞬発力と持久力のおかげでめきめきと力をつけ、昨年4月にS級2班に特別昇級、今年7月には1班に昇班した。8月のオールスターでは3日目選抜を捲りでGI初勝利をマーク、2日目選抜では逃げて2着に粘り長島大介と関東ワンツーを決めている。9月の岐阜記念では準決で敗れたが2勝をマーク、今年はまだ優勝はないが安定した成績を維持している。今回は練習仲間の森田優弥との連係からチャンスを掴んでくるだろう。

森田優弥 埼玉 113期
 森田優弥は昨年のヤンググランプリでは打鐘からカマした野口裕史を必死に追いかけ、最後の直線で野口を捉えるもゴール前で松本貴治に交わされて2着に終わった。昨年のヤンググランプリは全員が単騎戦だったが、今年の森田は同期同県の黒沢征治と連携し昨年の悔しさを晴らすべく勝利を目指してくるだろう。今年の森田は2月の宇都宮FIで優勝、6月の高松宮記念杯では3日目選抜でGI初勝利をマーク、7月のサマーナイトフェスティバルでは勝ち星こそなかったが3日間バックを取り切り、9月の共同通信社杯でも2度バックを取っている。

小林泰正 群馬 113期
 小林泰正は高校から自転車競技を始め、日本体育大学時代には国体や全日本選手権で優勝している。ただ中長距離専門で脚質的にもがける距離が短いのか、競輪では先行回数は少ない。それでも7月の函館FIでは予選と準決で先行、決勝は捲って優勝している。10月の寬仁親王牌は二次予選Bで敗れたが、3日目選抜では吉田拓矢の先行に乗ってGI初勝利と地元の意地を見せた。3月のウィナーズカップの一次予選では上位陣を相手に追い込みで1着と競走センスはよく、今回も関東スジの坂井洋や河合佑弥との連係からレースを進めてきそうだ。

小原佑太 青森 115期
 小原佑太は高校から自転車競技を始め、大学在学中からナショナルチームに所属、自転車競技では数々の実績を残している。競輪では昨年12月にS級に特別昇級、S級初戦となった伊東温泉FIでは3日目特選で落車と不運なスタートとなったが、8月の函館記念では準決で4着と敗れたものの初日予選と二次予選は逃げ切り、4日目特選は捲りで3勝をマーク、次場所の立川FIの決勝では堂々と逃げ切ってS級初優勝を飾っている。今回は同期で同じくナショナルチームに所属する高橋晋也との連係があれば強力な北日本ラインとなるだろう。

河合佑弥 東京 113期
 河合佑弥は昨年のヤンググランプリではイン切りから野口裕史のカマシに飛びついて3番手に入ったが、残念ながら追走一杯となってズルズルと後退し7着に終わっている。それでも同じ立川が舞台の1月の記念ではヤンググランプリの雪辱とばかりに一次予選は逃げ切り、二次予選も逃げて4着に粘り準決進出と気合いの走りを見せた。さらに3月の前橋FIの決勝では三谷竜生、坂本貴史らを相手に堂々と逃げ切って優勝している。近況は落車の影響で調子落ちになっているが、今回も昨年の汚名返上を期して気合いの走りを見せてくれるだろう。