─今回はオリンピックの銅メダリストとしての参加になりますが、前回、2010年の時とは意気込みも違いますか?
「短期登録は2年ぶりということで、その分歳も取りましたが経験も積んできました。オリンピックでメダルを獲れたことはすごくいいモチベーションになりました」
─銅メダリストということで、当然人気にも推されると思いますが、プレッシャーはありますか?
「ファンの方は僕のことをオリンピックメダリストとして応援してくれると思うので、そういう人たちの為にも全力を尽くして頑張りたいですね」
─今回、短期登録選手として参加するにあたって、目標などがあれば教えて下さい。
「1回でも多く完全優勝することですね。とにかく沢山の1着を取れればいいかなと」
─現在の調子はいかがですか?
「オリンピックの後に2週間休んで、その後2週間ほどハードなトレーニングをしました。オリンピック前にも2週間ハードトレーニングをしたので、今はかなりのグッドコンディションだと思います。初戦の伊東では優勝を逃してしまいましたけど、結果が出るにはそれなりの時間が掛かりますので、もう少ししたら優勝も重ねていける様になるかなと思っているんですけどね。それに、今は日本の競輪を勉強している段階ですから。まあ、自分は若いですし、勉強したことをすぐに吸収することが出来ると思うので、日本の競輪に慣れた頃にはもっと成績も上がっていくと思います」
─現在、日本の競輪は大ギアが主流となっていますが、そのことについてはどう思いますか?
「それは、日本における単なるトレンドだと思っているので、あんまり気にしていないですね。ギアが大きいからといって、それが常にベストであるということではないからね」
─その中で、組み立てについては、やはり、「先行・捲り」ということになりますか?
「そうですね。自分が他の日本人選手の番手につくことはないので、必然的に戦法は先行・捲りになると思います」
─伊東の決勝では同乗したビノクロフ選手と連係し、1番前を回っていましたが、外国人勢同士の連係でも1番前になりますか?
「伊東の時みたいに外国人同士が一緒になった時に、僕が番手や3番手を回るという可能性はなきにしもあらずなんですけど。自分の気持ちとしては先頭に立ちたいというのがあるので、それは(番手、3番手回り)はないと思います」
─今回も沢山の日本の競輪ファンがバンベルトーヘン選手を応援してくれると思います。
「僕のことを応援してくれるっていうのは本当に嬉しいことですし、応援してくれている人がいる以上は、その人たちの為にも全力で勝ちにいきたいと思っています」
─最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
「とにかく勝ちたい気持ちでいっぱいなので、それをレースにぶつけていい成績を残せる様に一生懸命頑張ります」