─伊東での完全優勝、おめでとうございました!
「サンキュー、ありがとうございます(日本語で)」
─2年ぶりの短期登録ということで、今年に懸ける意気込みから教えて下さい。
「とにかく、今回は2010年のときより多く、なるべく沢山優勝することができればいいなと思っています」
─そういった意味では、伊東の完全優勝で幸先のいいスタートが切れましたね。
「そうですね。本当に嬉しかったです。今回、具体的に何勝するとかっていう目標は立てていないんですけど、まずは決勝に乗るということが自分にとってもファンにとっても大切なことだと思っているので、まずはコンスタントに優出することが最大の目標になりますね」
─なるほど。では、現在の調子を教えて下さい。
「正直なところ、そこまで絶好調という訳ではないんですけど、トレーニングをしてどんどんと調子を上げていきたいと思います」
─絶好調ではない中で完全優勝スタートとは、今後に期待が持てそうですね。
「伊東の決勝はバンベルトーヘン選手がいい走りをしてくれて、その辺りは展開に恵まれた部分があったのかなと思います」
─伊東の決勝では番手回りでしたが、戦法についてはどう考えていますか?
「とくに、戦法にこだわりは持っていなくて、そのレースの、メンバーに応じてベストな戦法で戦っていければいいかなという感じですね。伊東の決勝の時みたいに外国人同士で一緒になれば後ろに付くこともあるし、そうじゃないときは、捲りはもちろん、先行することだってあると思います」
─ところで、現在の競輪界は大ギアブームですが、そのことについてはどう思いますか?
「みんなが大ギアを使っているからスピードが上がっている部分は確かにあると思います。だからといって、僕がそれ(大ギア)に対して対策を立てるということはしないかな。いつも通りのレースをすればいいと思うし」
─ご自身が大ギアを使うということはありますか?
「レースで使うかどうかは別として、トレーニングでは大ギアを踏んでいるので、今回の短期登録の中で、もしかしたら時と場合によっては大ギアを使うこともあるかもしれないね。まあ、それも自分の状態が良くならないと難しいとは思うけど」
─逆にいえば、ビノクロフ選手が大ギアを使う時は、相当調子が上がってきた時と判断していい訳ですね。
「まあ、そういうことになると思いますよ(笑)。注目していてください」
─最後に日本の競輪ファンへのメッセージをお願いします。
「応援してくれているファンの方たちの為に、自分は常にベストを尽くしていくだけですね。目の前の1レース、1レースに全力を尽くしていくので、応援よろしくお願いします」