─今回、具体的な目標などはありますか?
「やっぱり、1番は沢山お金を稼ぎたいということですよね(笑)。その中で、出来るだけたくさん決勝戦に残っていきたいです」
─いくらぐらい稼ぎたいですか?
「1億円くらい稼げたらいいですね。もちろんこれは冗談ですけど(笑)。でも、グレードレースやグランプリに出場することが出来ればそれくらいは稼げると思うんだけどね。ただ、今はちょっと調子がそこまでよくはないんですよ。それでもこれから段々と調子も上がっていくと思うので、そうすればもっと賞金も稼げる様になるのかなと」
─調子が悪いというのは、来日までのスケジュールの関係ですか?
「2010年に来日した時は、初戦で優勝することが出来たんですけど、その時は大きな大会の後だったので、トップフォーム、最高の調子で来日することが出来たからだったんです。ただ、今回は最後のレースからだいぶ間隔が空いてしまっての来日になったので、あんまり調子がよくなくて。それでも、レースを重ねることによって調子も上がっていくと思うんですけどね」
─今年の初戦、伊東では決勝進出を逃してしまいましたが、手応えは掴めましたか?
「そうですね。それに、伊東が終わった後に、少し休んでハードなトレーニングをしましたので、今度皆さんの前に登場する時は調子はだいぶ上がっていると思います。僕は29歳でそんなに若くないんだけど(笑)、その分経験があるからね」
─なるほど。では、戦法についてはどの様に考えていますか?
「基本的には先行・捲りなんですけど、伊東の最終日には大ギアを使ってみて、それがあんまりしっくりこなくて。なので、今後は普段から使い慣れているギアでレースに臨もうと思っています」
─大ギアブームとなっている日本の競輪にやりにくさなどはありますか?
「本当に大きいよね(笑)。だから、僕も伊東の最終日に試してみたんだけど、1回踏んで、止まって(流して)、その後にもう1回踏もうと思ったんですけど、それがイマイチできなくて苦労しましたね。ただ、そのレースで大ギアを使う時は1回踏んだらそのまま全開で行かないとダメだっていうことが分かったので、もし流れの中で大ギアを使うことになれば、その反省を生かしていきたいですね」
─既に2場所を走り終えたニブレット選手ですが、日本の競輪ファンについての印象を教えて下さい。
「日本の競輪ファンの方たちが自分たち、短期登録選手に沢山のお金を賭けてくれていることも知っているので、勝って帰ってもらえる様に一生懸命頑張りたいですね。オーストラリアにも競馬があって、僕もよく賭けているのでファン心理は分かっているつもりだからね(笑)」
─最後に日本の競輪ファンへのメッセージをお願いします。
「常にどのレースでも全力を尽くして頑張りますので、温かい応援をよろしくお願いします」