5月11日から13日の松戸、デビュー戦で優勝を飾った山原さくら。初日にオッズを見て感じたこと、2日目の葛藤、決勝戦への強い思い、松戸の3日間を振り返ってもらった。
-デビュー戦を迎えるまでの心境は?
「1期生の先輩たちと走らせてもらえるということで、緊張ももちろんありましたけど、でも、一緒に走らないとわからないこともたくさんあるから、楽しみではありました」
-緊張はしましたか?
「はい、緊張していました(笑)。やはり、初日の顔見せの後の控え室にいる時は一番緊張していましたね。顔見せでお客さんの前に出て戻ってきてから、一番人気になっていたオッズを見たら本当に緊張しました。その時に、自分のためだけに走る事はダメなことなんだなって改めて感じました。ずっと学校で学んできたことなんですけども、自分がそういう立場にならないとわからないことだなって思いました」
-そのデビュー戦初戦で1着を取って、落ち着きましたか?
「そうですね、でも、自分で先行したいって言っていて、できなかったんで、ちょっと悔いは残ったんですけど、1着を取れてよかったと思います」
-2日目は少し着が大きくなってしまいましたが(5着)、どうでしたか?
「ちょっと迷いとまだまだ力不足で、しっかり出切れずに何もできずに終わってしまいました。その時は何もいえないというか、一番やってはいけないことをやってしまったんだなと思いました」
-決勝戦はいかがでしたか?
「2日目があったので、決勝はきちんと勝ちにいこうと思いました。京王閣で石井(寛子)さんが優勝する姿を見て、最初は104期で決めたいなと思ったので、石井さんのレースを見て、さらに勝ちにいかなきゃいけないと思いました」
-優勝の感想は?
「ゴールした瞬間は、嬉しい気持ちもあったんですけど、まだまだこれから内容を重視して、もっと強いレースで結果を残せる選手にならないといけないなという想いが一番強かったです」
-優勝について、お父さんの山原利秀選手は何か言っていましたか?
「よかったねって言ってました(笑)」
-喜んでいましたか?
「はい喜んでました。父よりも多かったので(笑)」
-では、これからの目標を教えてください。
「これからは、まだすぐとは言えないですけど、1期生の加瀬(加奈子)選手のような前々に動いて何連勝もされている、強いレースで結果を残せる選手になりたいですね」