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2014年1月12日、青森競輪場駐車場にて第2回雪上青森3時間エンデューロが行われました。
雪上エンデューロとは、雪の上にコースを作りそのコースを自転車で走り、一定の時間により多くの距離を走ったチームが勝つというものです。
今回で2回目となる雪上青森3時間エンデューロには、昨年を上回る27チームが参加しました。
この日の青森競輪場は大寒波もきているため、非常に寒い一日となりましたが、参加者の熱気は、極寒の雪をも溶かすような熱に溢れたものでした。

さて、雪上を自転車が走れるのか?という素朴な疑問ですが、まず使用される自転車はマウンテンバイクがほとんどで、更にスパイクがあるタイヤを装着しているので、ノーマルタイヤよりしっかり雪を捉え、滑りにくいものとなっています。

スパイクが装着されている。

大体の参加者がこのようなマウンテンバイクで参加。
中にはノーマルタイヤで参加するチーム、またはロード用バイクで参加するチームもありました。
開会式では、各チームがチームプレゼンテーションを行い、健闘を誓いました。

大会スケジュールは、9時30分開会式、10時スタート、フィニッシュ13時。
約1kmの周回コースを3時間で何周できるのかを競うので、タイミングを見てチーム内で選手交代をしながら走ります。周回確認は計測用チップを足に装着し、目視とチップの両方で周回数を計測します。同周数の場合は、ゴールに先に到達したチームが先着となります。

3時間の表示。ここから時間がカウントダウンされていきます。

スタート前。

それにしてもみんな元気です。
10時、スタートのピストルの合図とともに飛び出し、全速力で走っていく姿は、かなり驚きました。とはいえ、雪の上、そこかしこで落車が続出。しかし雪のため怪我もせず、すくっと立ち上がってまた走りだします。
走っている方も、見ている方もかなり楽しいレースです。

交代するためにピットに。自転車から降りないと失格になります。
大人たちの奮闘をよそに3時間の間には、ちびっこレースも行われました。
短いコースを2周するというものです。
マウンテンバイク、子供用自転車、ストライダー等で頑張って走りました。

ちびっこレースのスタート。


バイクが無くて大人用バイクにまたがってお父さんに押される!


ストライダーで頑張る!

ちびっこの表彰。
そうこうするうちに3時間はあっという間に過ぎます。

残り1秒!

仲間とハイタッチなどでゴール。
最後まで楽しい雪上エンデューロでした。

オープンクラスの表彰!

オープンクラスの優勝はheva津軽魂だべチーム49周、2位はCORNO GRANDチーム49周、3位は八戸平和病院自転車部チーム47周でした。
他にも男女混成クラスとソロクラスの表彰も行われました。

寒さとお友達になる自転車イベントは冬が楽しくなります。
来年も開催される予定なので、雪の上を自転車で走りたいという方は参加されてみてはいかがでしょうか?