特集

フランソワ・ペルビス
 Francois PERVIS
全てのレースで3連勝目指して頑張ります!
-昨シーズンは日本の競輪、そして国際大会で素晴らしい活躍でしたが、振り返っていかがですか?
「昨年は日本の競輪では優勝が4回、もう少しで全勝も狙えるかなというくらいの成績を残すことができましたが、そのことによって自分にとても自信を持つことができるようになりましたし、脚力もパワーアップしました。それが国際大会でも役立ちましたし、振り返ってみて最高のシーズンになりました」
 
-国際大会では1kmタイムトライアルとスプリント予選(200mフライングタイムトライアル)で世界新記録を達成し、今年の世界選手権は3つの金メダル(スプリント、ケイリン、1kmタイムトライアル)を手にしました。
「どれも嬉しかったですが、中でも1kmタイムトライアルは12年間破られていなかった記録を自分が更新することができて、とても嬉しいです。それも日本の競輪で戦った経験が、かなり役立っていると思います」
-日本の競輪のどんなところがパワーアップに繋がったのでしょう?
「まず日本の競輪はバンクがコンクリートで、ほとんどが屋外です。自転車自体も国際大会と違いスチール製で、ホイールもスポーク。そういう自転車でいつも風のある中を走っていたので、ヨーロッパに戻って屋内の木製バンクでカーボンバイクに乗ると、まるで自分が飛んでいるみたいに軽く感じられるんです(笑)」
-今年もまた日本の競輪を走るわけですが、今回の抱負は?
「ゼンブサンレンショウ! 全勝目指して頑張ります」
-世界チャンピオンのペルビス選手の走りを楽しみにしている日本のファンにメッセージをお願いします。
「また日本に戻ってこられてとても嬉しいです。毎年来る度にどんどんファンの方が増えてきて、『ペルビスさん!』と自分の名前を呼んで応援してもらえるのが嬉しいです。日本のファンの皆さんが大好きです。ガンバリマス、ヨロシクオネガイシマス」
シュテファン・ボティシャー
 Stefan BOETTICHER
いいレースをしてできるだけ勝利を上げたいです!
-日本の競輪は今回が初めての参戦となりますが、プライベートも含め日本に来るのは初めてですか?
「はい。今回が初めてです」
 
-日本にはどんなイメージを持っていますか?
「日本に行ったことがあるドイツの知人に話を聞いたのですが、日本の人たちは優しいし、興味深いことも多く、日本を訪れることはとてもいい経験になるはずだと言っていました」
-日本の競輪を走ることになっての気持ちは?
「世界選手権での優勝経験(スプリント)などを評価してもらい、招待を頂いたということなのでとても誇りに思っています」
-日本の競輪について研究や情報収集などはされましたか?
「YouTubeで映像を観たり、インターネットの記事を読んだり、あとは国際大会で一緒に戦っている他の選手たちから話を聞いたりはしてきました。興味深いのは(競技のケイリンより)人数が多いことと、お金を賭けるところですね」
-日本の競輪場はほとんどが屋外で、バンクの周長も400mや333mなどが中心ですが、そのあたりはどうですか?
「ドイツでは冬場はインドアの木製トラックを走りますが、夏場は屋外のトラックも使い、そちらは450mや333mのバンクですから、そのあたりは大丈夫だと思います。それと日本では雨の日も走るということで、ドイツではあり得ないことなのですが、これもいい経験になると思います(笑)」
-競技のケイリンとは色々と違う部分もありますが、日本の競輪でもうまく戦えそうですか?
「ベストライダーにはなれないかもしれませんが、競技のケイリンでは国際大会でいくつか勝っている経験もありますので、少しでも勝利を上げられたらと思っています」
-日本のファンの方にメッセージをお願いします。
「いいレースをして、できるだけ勝ちたいと思っていますので、よろしくお願いします」
デニス・ドミトリエフ
 Denis DMITRIEV
活躍できる自信はある。ファンを喜ばせるレースがしたい!
-今回初めて日本の競輪に参戦しますが、日本に来るのも初めてですか?
「日本はまったくの初めてです。自分の友達などはみんな日本に来たことがあって、これまで色々な話を聞いていましたが、これでやっと自分も来ることができました。日本には以前からずっと興味を持っていて、競輪ではなくても、いつか行ってみたいと思っていました」
 
-日本のどんなところが魅力なのでしょう?
「豊かな文化があって、伝統を重んじる。友達からは『別世界のようだ』と話を聞いていたので、いったいどんなところなのだろうと興味があり、それで行ってみたいと思っていました」
-日本食で好きなものはありますか?
「お寿司が好きです。私はモスクワに住んでいるのですが、最近は寿司バーなどもたくさんあり、人気があります。今回はせっかく日本に来たので、もっと日本食の幅を広げたいと思っています」
-日本の競輪を走ることに決まったときの気持ちは?
「やはり自分の経験したことのないものが待っているということで、興奮しました」
-競輪について情報収集などはされましたか?
「まずYouTubeでたくさん映像を観ましたし、以前国際競輪を走ったことのあるアイナルス・キクシス選手から色々と情報を聞きました。キクシス選手はラトビア出身ですが、今はモスクワに住んでいるんです」
-映像を観たり話を聞いて、日本の競輪の印象は?
「やはり国際大会の自転車競技とは根本的に違いますね(笑)。まず自転車自体も違いますし、ユニホームやヘルメットも違います。でも非常にきれいですし、格好いいですね。レースも国際大会は6人で走りますが、日本の競輪は9人ということで、全く違います。やはり9人もいると勝つためには力だけでなく、本能的な感覚やカンのようなものも大事になってくるのではないかと思います」
-日本の競輪で活躍する自信はありますか?
「はい、あります!」
-日本のファンの皆さんにメッセージを。
「ファンの方々を喜ばせるようなレースをしたいと思います」