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11月4日から6日まで京王閣競輪場で『ガールズトーナメント』が行われました。計42名のガールズ選手が、予選1、予選2を争い、その上位7名が決勝戦に進みます。今回は短期登録の4名の選手も走り、これが彼女たちの日本のラストランになりました。

42名選手の集合写真
初日に予選1、2日目の予選2の勝ち上がりは非常にシビアなものになった。勝ち上がった選手を2日間の成績を見ると6名の選手が1着1着で勝ち上がり、山原さくらが唯一2着2着で勝ち上がった。
メンバーを見ると、
1番車・高木真備
2番車・クリスティナ フォーゲル
3番車・奥井迪
4番車・山原さくら
5番車・ケイティ マーシャン
6番車・リ ケイシ
7番車・梶田舞
と海外勢が3名、ガールズグランプリに出場が決まった4名。予選から圧倒的なスピードを見せたフォーゲルとリ、先行で勝ち上がった奥井と高木、上手いレースをみせた梶田、マーシャン、山原と、ガールズケイリンコレクションにも引けを取らない豪華メンバーが顔をそろえた。
また、強さだけでなく海外勢の選手たちからは貪欲に日本のガールズケイリンを学ぼうとする姿も見られた。コメントで「マクリ」や「明日も頑張リマス」と日本語で伝えてくれたり、出走表を見て、この選手が強い等をしっかり見て作戦を練る、たった4開催で日本のガールズケイリンに順応するあたり、さすが世界トップの選手たちだと感じた。
決勝のレースは、誘導員以下、梶田、リ、フォーゲル、山原、奥井、マーシャン、高木の並びではじまった。打鐘前から奥井が徐々にあがっていくが、打鐘で一気に高木が叩いて前に出た。奥井は番手にはまるが、すぐさま最終ホームで奥井は出て行った。しかし、奥井の後ろからフォーゲルもすぐに出ていく。フォーゲルの後ろは内からリ、梶田、マーシャンの3車並走になったが、外を踏んでいったマーシャンがフォーゲルの後ろを追走。ゴール前にマーシャンが追い込んで優勝を決めた。2着にフォーゲル。3着に奥井が入った。
非常にレベルの高いレースに、京王閣競輪場につめかけたファンからも大きな声援が送られた。

周回

打鐘

最終ホーム

最終バック

最終2センター

ゴール

表彰

短期登録の4選手、来日の感想コメント


ケイティ マーシャン(イギリス)
「今回の開催は、今までと違っていて少し緊張もしましたが、楽しかったです。優勝はゴールするまでわかりませんでした。とても難しいレースでしたね。クリスティナもケイシも成績よかったし、すごくレースが上手い選手たちなので、それを抜くことが出来て、とてもハッピーです。日本で走れて、とても幸せでした。ファンの皆さん、応援してくださって本当にありがとうございました!」

クリスティナ フォーゲル(ドイツ)
「決勝戦はとても難しいレースでした。もっと遅く出るつもりでしたが、3番の奥井さんが動いたので、自分のプランと変えて早めに行きました。日本のガールズケイリンは面白いなと思いました。1着でなくても、ちゃんと結果はついてくるし、とても面白いと思います。決勝戦は1着を取れなくてごめんなさい。でも、自分に賭けてくれてありがとうございます。日本のファンの皆さん大好きです!また応援してください」

リ ケイシ(香港)
「決勝は、囲まれてしまい、上手い戦術が取れなかったですね。そのせいで得意の捲りにいけず、クリスティナやケイティについていくことが出来なかったことが負けた原因だと思います。日本でとてもいい経験をさせていただきました。日本人選手たちの心のよさに感心しました。落車してしまった選手もいたけど、その選手の地区ではない選手も支え合っていた姿に感動しました。そして多くの日本人選手から贈り物をもらい、本当に、本当に感謝しています。日本のファンの皆さんも本当にありがとうございました!」

モニク サリバン(カナダ)
「今回は初日、2日目にあまりいいレースが出来なかったので自信はなかったけど…、自分は出来ると信じて走った結果、最終日に1着が取れてよかったです。本当に日本で走れたことがとても楽しかったです!皆さんとっても優しくしてくださったので、滞在を含め、とてもいいものになりました。本当にありがとうございます!」
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