独特なヘアスタイルをしているのは新宿に店舗を構えるブランド王ロイヤルの森田社長。
競輪歴50年、車券購入額トータル10憶円!と紹介されるお方である。
「クロコダイルの財布を持つと勝負に勝てるのですよ。今、欧米の社交界はクロコダイルの財布を持っているのがスタンダード。勝負に勝てるから」
クロコダイルですか(ワニです)。クロコダイルの皮を使った財布は持ち手の運気をとても上げてくれるそうで、勝負運を高めてくれるそうだ。
そこから始まったインタビューは怒涛のように流れ進んだ。
-僕は、村上博幸氏とは日ごろから付き合いがあり、よく食事にも行く仲です。
2010年第63回日本選手権競輪(松戸ダービー)の前にもうちの店に来ないとダービー獲れないよ。と言ったらお店に来て、クロコダイルのお財布を買っていきました。
クロコダイルの財布は、ヨーロッパの社交界で戦いに勝つ、目標に勝つ、自分に勝つと言われている縁起物。勝負師の村上氏にはピッタリのものでした。
そして挑んだ松戸ダービーでは兄(義弘)がジャン先行して弟の博幸氏が差してダービー王に輝きました。
その勢いで年末のKEIRINグランプリ2010(立川グランプリ)に乗り込んだ村上兄弟でした。
その時のメンバーは武田豊樹、村上義弘、山崎芳仁、市田佳寿浩、海老根恵太、佐藤友和、村上博幸、平原康多、伏見俊昭。
立川バンクは直線が長いですが、いくら直線が長くても前にいないと勝てません。
レースの勝負どころの残り2周、北日本ラインの先頭の佐藤が上昇し、村上兄弟が中団で良い位置をキープしていました。平原・武田は力があっても位置が後方になりました。最終周、佐藤の先行を村上義が捲って出ましたが、山崎に合わされて失速し、博幸がそこから発進、伏見の牽制にも負けずに走りゴールで山崎と一騎打ちとなって博幸が手を上げました。僅差のゴールだった為、写真判定でしたがゴール直後に手を上げていました。判定の結果、見事博幸氏がグランプリに輝きました。
勝負とは、実力も必要だがツキも必要です。ツキのごく一部をクロコダイルの財布が貢献したのかな、と強く印象に残ったレースでした。
勝負運が薄いと思っている方はクロコダイルのお財布を持ってみるのもいいかもですね。