寄席の楽屋には根多帳(ねたちょう)と呼ばれる帳面があります、ノートではなく帳面。信楽焼の狸が持っている細長い通い帳といわれる物です、根多帳はトップバッターの前座からトリの師匠までの名前と演目を順々に書き記します、書くのは前座の中で一番キャリアのある前座、通称・たて前座。後から出る出演者は前に出た演目と被らない様に違うネタをやります、ネタが違っても内容が似ている噺は避けます、例えば酔っ払いが出る噺は違う演目でもやらないとか。ですから落語家は根多帳を見るまでなんの噺をするのか決めていません、決めていないというか決められない！ですからどんな場合でも対応出来る様にいくつも噺を稽古しなくてはなりません、特にトリの師匠は前に出た噺を全部避けなくてはならないので大変です！落語と競輪ってちょっと似てると思います、選手も走るメンバーによって走り方を変えて来ます、今日は番手なのか3番手なのか？4番手は回れないから単騎で走るとか、この相手なら自力でやろう・・・対応力が必要ですよね、我々ファンは選手の心理を読みながらレース展開に思いを馳せる、楽しい作業です♪競輪サイコ～♪さぁ！葉月にピックアップした選手の活躍や如何に!?振り返りと参りましょう～！

内藤宣彦選手、いわき平オールスター一次予選1、裸逃げの島川将貴を森田優弥―阿部力也―内藤で追う絶好な展開も5番手・野原雅也の捲り追い込みが決まり内藤選手6着、一次予選2、内藤選手は東北ライン3番手も先頭の渡邉一成がイン詰まり不発、内藤選手6着、5日目選抜戦、目標の大石剣士の捲り上げに乗って伸び3着、最終日特選、東北ライン3番手、先頭の小松崎大地が不発、内藤選手7着、続く函館FI初日特選、目標の大森慶一が捲れず内藤選手6着、準決勝、目標の松谷秀幸が4番手からの直線勝負、内藤選手突っ込むも4着でゴール後に落車、途中欠場となりました、残念！小菅誠選手、西武園初日特選、南関ライン3番手、逃げた齋木翔多を山田和巧が差す！小菅選手3着で連独占！準決勝、齋木の番手戦、齋木が捲られ小菅選手4着、最終日、目標の佐野恭太が捲れず小菅選手4着、続く函館初日特選、小菅選手競り負け7着、準決勝、目標不発も直線伸びて2着！決勝、逃げる原田亮太マークも捲られ小菅選手5着、細田純平選手、奈良初日予選、逃げ切りワンツーの近畿勢を追って細田選手3着、準決勝、中四国ライン3番手も連結バラけて細田選手5着、最終日、2センター4番手で回った細田選手3着、続く別府初日予選、イン粘り番手奪って2着！準決勝、1コーナーからカマして細田選手の快勝～！決勝、逃げる中四国3番手も飲み込まれ細田選手5着でした、う～ん！競輪は展開に左右されますから追い込み型の選手は難しさがありますよね～、それでは気合いを入れて長月の御贔屓オアシ選手をご紹介いたします!!