月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
僕は弥彦競輪場の斡旋が入ると毎回胸が高鳴った。
競輪場の相性が良かったとか成績が良かったとかではない。
そう、
銀鱈定食が食べれるからだ。
我々は一年中オフシーズンも無く競輪場を転々とする。
厳しい勝負事の中に身を置き、心休まる時間などほんのひと時である。
そのほんのひと時の時間を彩り豊かにしてくれるのはそう、
"食事"
に他ならない。
その中でも弥彦競輪選手食堂で食べられる銀鱈定食は頭一つ抜けていた。
あの甘辛く煮つけられた芳醇な味わい。
白米が永遠と食べられるのではないかと錯覚するほどです。
そこに僕は別注で筋子もプラスしていました。
それはなぜか?
ええ、
食いしん坊だからです。
僕の中の"競輪場選手飯"でまず思い浮かぶのが弥彦競輪銀鱈定食ですね。
そして次は……
玉野競輪場のランチ時に出される、"ガーリックチャーハン"です。
海に隣接する港町の競輪場でチャーハンとか意外過ぎますよね?
それがまた抜群に美味いんです。
ガーリックと米が絶妙な配分でミックスされていて永遠に食べられるのではないかと錯覚するほどです。
ただしレース前に昼食を済ます選手達は悩みどころです。
食べ過ぎてしまうのでレース前のウォーミングアップ、さらにはレース出走時まで引きづることも…
スタート発走台の上でゲップをしてしまう選手もいたとかいなかったとか。
考えるとやはり出てきますね競輪場選手飯。
全国にはその地域由来の食べ物が食べれたりする所もあります。
函館競輪場のジンギスカン。
富山競輪場のブラックラーメン。
松阪競輪場の松阪牛ステーキ。
別府競輪場の城下カレイ。
豊橋競輪場のピレーネ。
小松島競輪場のワカメ食い放題。
名古屋競輪場のきしめん
岐阜競輪場の鮎の塩焼き などなど。
身体が資本の競輪選手ですから食へのこだわりは人一倍あるのかもしれません。
まぁ競輪参加中の癒しは食事しかないと言われればそうですが笑
余談になりますが競輪界あるあるを一つ。
“前検日の昼食は必ずカレー”
です。
どこの競輪場でもそうです。
こればかりは理由がわかりません。
消化が悪くてスポーツ前に向かない代表格のカレーがなぜアスリート飯で必ず昼食ででてくるのか本当に謎。
唯一考えられるのは、
競輪界にはいち早く
「カレーは飲み物説」
があったかもしれないという事。
そっか、
時代を先取った形ですね………
んなわけ(苦笑)
簡単に大量に作れるからって言う単純な理由でしょうね(笑)
競輪ファンには
"旅打ち"
と言う楽しみもあります。
ぜひ車券を当てて全国各地の美味しいものを食べてください。
その時は僕も誘ってくださいね。
オゴって頂けるならすぐ行きます(笑)