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宇都宮競輪「ワンダーランドフェス」
競輪界初の試み!
eスポーツと謎解きゲームが楽しめるイベントを開催
"競輪を知らなくても競輪を楽しめる!"をキャッチコピーに、宇都宮競輪のイベント「ワンダーランドフェス」が2月8日(土)に開催されました。
新たなファン層を開拓すべく、若い世代や女性、ファミリーなどにアピールすることを目的に企画された同イベントは、「eスポーツ」と「謎解きゲーム」がメイン。eスポーツを取り入れたイベントは全国の競輪場でも初となり、また謎解きゲームはもちろん宇都宮競輪オリジナルの内容で展開されます。

「ワンダーランドフェス」入場口
eスポーツ(エレクトロニクス・スポーツ)は、コンピュータゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として行うものですが、近年、若者を中心に注目を集めています。
今回は地元のプロゲーマーを講師に招き、格闘ゲーム、レースゲーム、シューティングゲームなど数種類のゲームを用意。参加者はプロに対戦を挑んだり、友人同士でわいわい盛り上がるなど、思い思いにeスポーツを体験することができます。また、今話題のVRやドローン体験もあり、子供から大人まで楽しめる内容に、会場は家族連れを中心に賑わっていました。

センタースタンド3階がフェス会場に

eスポーツを楽しむ参加者たち①


eスポーツを楽しむ参加者たち②

eスポーツを楽しむ参加者たち③


VR体験

ドローン体験


女性向けにネイル教室も行われた

落語家の柳家禽太夫さんによる初心者競輪教室

もうひとつの「謎解きゲーム」は、参加者が競輪場内を回りながら各所に掲示された謎を解いていくもの。なかには、実際に車券を購入することで答えがわかる謎もあり(参加費の100円が車券購入代となる)、参加者が謎解きを楽しみながらレース観戦から車券購入まで体験できる工夫が凝らされています。
当日は本場開催中で、参加者たちは場内のあちこちを巡りながら生の競輪を観戦し、「すごい迫力だね!」などと歓声をあげていました。

謎解きゲームの受付

場内に掲示された謎を解いていく


イベント用にグルメコーナーもある

バンク内では宇都宮競輪の新キャラクターのお披露目も。
地元の専門学校生がデザイン

「ワンダーランドフェス」について宇都宮競輪場の松本峰樹さんにお話を伺うと、"若い世代に訴求力があるコンテンツ"と"レース観戦から車券購入までトータルで体験できること"が最も大きなポイントだといいます。
「競輪に馴染みのない方にも、まずは競輪場に足を運んでもらい、イベントを楽しみながら競輪の魅力を知っていただくきっかけになればと企画しました。『競輪場って結構きれいなんだな。今度は家族と来てみよう』とか、『100円で車券が買えるなら、また買ってみようか』など、少しでもそういうことを感じてもらえれば、その積み重ねが本場の来場者を増やすことに繋がっていくのかなと考えています。」

このeスポーツや謎解きゲームなどのアイデアは競輪場の若手職員の方々の発案だそうで、宇都宮競輪場ではこれまでも若手職員が企画した斬新なイベントが実施されてきました。夏の夜にバンク内で映画の野外上映会を行う「うつのみやKEIRINナイトフェスティバル」もそのひとつで、多くの人が集まる大人気イベントとなっています。
「うちは若い職員が多いので、彼らを中心にいろいろなことを提案し、取り組んでいます。宇都宮が若い力で競輪界を引っ張っていけたらいいですね。」

宇都宮競輪場の松本峰樹事業課長
画期的な試みとなった「ワンダーランドフェス」はこれからも続けていきたいそうで、次回はさらにスケールアップしたものになるようです。
また、6月には初のナイター開催が予定されていますが、ビアガーデンをはじめとした楽しい催しを構想中とのこと。

新しいことに次々と挑戦していく宇都宮競輪場に今後も要注目です!