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6月スタート!今しか楽しめない各地区開催競輪の楽しみ方  
6月から各地区あっせんの開催になりますね。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の一環の対策なのですが、通常では楽しめない競輪が6月限定で楽しめます。
※7月から9月も各地区あっせんですが、7車がメインですからそちらはまた次月に解説します。
さて、各地区あっせんは以前の競輪は各地区のあっせんでした。
その時の感じを思い起こすと、競技規則が今よりも緩かったので、色々な面白さがありました。
その中で重要だったのが点数と「格上」(競輪界伝統の読み方はかくじょう。かくうえではありません)。
当時の選手たちは(今でも一部の選手たちは)、ポジションに強く拘っていました。それは、S級は無論A級でも同じことです。
強いものがポジションを決める。それが当然の時代でした。
例えば、同県でA選手が先行。B選手がマーク、C選手もマークとすると、B選手が格上だとB選手のポジションで決まります。B選手がA選手をマークすると言えば、ABCの並びになります。しかし、C選手ができたらA選手の後ろを回りたい…というと、否応なく競り。
そしてこの競りでC選手は競り勝たないとB選手の前は回れなかったのです。
また、B選手がA選手にお前の後ろは弱いから回れない。別線か3番手で勉強しろと、なると、A選手が頑張りますから前でと言っても、別線かBCAの並びになりました。
そして、B選手は何をするのかというと、別ラインにプライドを持って切り込んでいくわけです。
こうなるとA選手の先行としてメンツはガタガタとなります。その後A選手は前を回れなくなる場合もありました。
しかしながら、そのようなことは落車防止の観点からできなくなり、さらに全国あっせんとなってラインが簡単にできてあまりポジションを争うことがなくなりました。
※無くなったわけではありませんよ。注意深くレースを見ているとなぜ同県で競るの?というシーンはあります。
では、6月からのレースはどうなるのでしょうか?
各地区あっせんとなれば、同県同地区が同じレースに多く乗ってくるのは必定です。
この時が選手たちのプライドが垣間見られるはずです。同県が5車以上乗ってくれば、練習仲間でラインができたり、強い選手がラインを決めるシーンも出てくるでしょう。
先行選手も追い込み選手も違反点は付けたくないのはわかります。しかし、レースは周りから、見られています。レース内容では格下に見られるかもしれません。となると、今までのように簡単に番手を回れなくなりますし、先行選手も、プライドをもって先行選手の役割を果たさないと、後ろについてもらえなくなる可能性もあります。
これが6月で終わるなら、一過性のものとなりますが、各地区あっせんは9月まで続くので、この間は選手たちのプライドを懸けた戦いが必ず起きてくると思います。
では、これらを察知するにはどうしたらよいのか?
まず、必ずスポーツ紙、専門紙で並びをチェックします。
あれ?どうして?と疑問を持ったら、コメント欄をチェック。
そこで確認をします。
そしてギヤ比にも注目しましょう。今だと大方の選手が3.93か3.92ですが、これを下げてきたりすると、レース展開として色々なことが妄想(予想ともいう)できるのです。
そしてレースでレース内容を確認します。疑問を持った対象の選手がどのようなレースをしたのかが重要です。
これが、よくレースを観ている競輪ファンの方だけが楽しめるファクターとなります。
そんなに競輪をみられないよという方には、スポーツ紙、専門紙を見るようにお勧めします。
一つの形になっていくのかどうかわかりませんが、現場の記者の見方が予想に反映してくるはずです。
特に記者が書くコメント欄は面白くなるはずです。
各紙、読み比べても楽しいはず。またそこに記者の腕が出てくるでしょう。
新型コロナウイルスがもたらした事ではありますが、他の公営競技には絶対にない楽しみ方を是非してみてください。