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競輪ルーキーシリーズ2020 プラス 久留米
優勝は松岡辰泰
117期から色々な施策が始まってその一つが、卒業後間をあけずにデビューするという事でした。今までだと7月デビューであったのが、5月にルーキーシリーズとして新人リーグが復活。広島、小倉、伊東と3開催行われました。その結果の上位を集めたのが競輪ルーキーシリーズ2020 プラスです。競輪ルーキーシリーズ2020 プラスは2戦行われ、それぞれの出場選手は異なります。今回は10月4日に久留米競輪場で行われた競輪ルーキーシリーズ2020 プラスのレポートです。
10月3日、選手たちは久留米競輪場にやってきました。
今回の注目選手は何といっても、町田太我(広島)でした。圧倒的に強いところを見せて本格デビュー後17連勝し、残すは1勝で、優勝してS級は間違いないと思われていたのですが、あともう一歩のところで7着。単騎戦での大敗でした。

さて、今回の出場選手は
松岡辰泰 熊本 A2
渡邉雅也 静岡 A3
町田太我 広島 A2
青柳靖起 佐賀 A3
鈴木陸来 静岡 A3
坂本紘規 青森 A3
阿部将大 大分 A2
の7名。
ラインは九州で青柳-松岡-阿部
静岡で鈴木-渡邉
単騎で坂本と町田
となりました。

A級2班の選手は松岡、阿部、町田の3選手。あとはA級3班が4名。実力はやはりA2の方があると感じます。となるとラインが厚い九州が有利となりますが、町田の出方次第では大きく変わると思われました。
共同インタビューが行われ、選手からどう並ぶかが発表され九州が3者並ぶと聞いて少し落胆したのが町田。一人は付けてくれると思っていたようでした。

これがポイントでしたね。

翌10月4日、6レースに競輪ルーキーシリーズ2020 プラスが行われました。
レースは前をとったのが九州ライン、静岡ライン、町田、坂本の並びで周回。
残り2周から前に上がった町田が、先頭の青柳ともがき合いとなり、町田は先頭に出切れず。後方に下がり、それを見た鈴木が自力発進で捲り上げましたが、青柳の番手から松岡が発進し、そのままゴールし優勝。2着は阿部。3着に鈴木が入りました。



スタート

周回


残り1周

最終1コーナー青柳と町田のもがき合い


力尽きる町田

ゴール前


ゴール
町田と青柳のもがき合いは見ごたえありましたね。
青柳も力が戻ってきつつあるようですね。

松岡のコメント

優勝の松岡辰泰

「優勝は素直に嬉しいです。本当は中団から行きたかったんですけど、みんな来なかったので前受して。青柳君が気持ちよくいってくれたので、あとは自分のやることをやって行けるところからという感じでした。打鐘のところで町田が良い勢いで来ていたので青柳がどうするのかなって、だいぶ気持ちが入っていたので、前を信頼して着いていきました。ゴールを駆け抜けた瞬間はホッとしました。(ファンに)これから積極的なレースを見せていきたいと思います。応援よろしくお願いします」


2着の阿部は、3番手の役割を果たし2着で満足そうな表情でした。
3着の鈴木は、考えすぎて動けなかったと反省していました。
7着の町田は前回の決勝と同じ負け方を喫し若干ショックを隠せませんでした。でも気合を入れなおして次からのレースに臨んでくると思います。

次は10月27日の京王閣記念最終日3レースで競輪ルーキーシリーズ2020 プラスが行われます。
こちらは今話題の山口拳矢他117期等、精鋭ぞろいです。お楽しみに!