月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
119期 120期 本格デビュー戦を追う!
いち早く自分の推し選手を見つけよう!
7月に入り、119期120期の本格デビュー戦が各地で行われています。
皆さんは観戦されていますでしょうか?
豪快に勝つ選手もいれば、思わず巧い!と感嘆の声が上がるような選手もいますね。
119期(男子)は勝ったり負けたりがありますが。在所中に強かった選手は勝ち上がっています。
ルーキーシリーズで圧倒的な強さを誇った犬伏湧也は現時点で(7月12日)デビュー戦を迎えていませんが、どのような強さを見せてくれるのかかなりワクワクしています。
 また、120期(女子)を見ると結構苦戦していますよね。中々決勝に勝ち上がれていないのですが、本格デビュー戦を取材した中では、やはり養成所時の競走訓練等と、本番のレースでは大きく違い戸惑いがあるようです。特に、先輩選手達の気迫に少しやられている選手も少なくないようです。
これはもう少し経験を積んでくれば、レースに慣れて解消されてくるところでもあります。しかし、本人の性格的になじめないと苦戦が続く選手も出てくるでしょう。女子の場合は養成所で「実戦とは?」的な授業があると本番で早くなじめると思います。
ではレース内容に触れていきましょう。
特にレース的に見ごたえがあったのが7月5日の弥彦ミッドナイトA級チャレンジ決勝。これは119期選手だけで見ごたえあったという事ではなく、117期の佐々木和紀がいたからというのもあります。ゴールデンキャップ獲得の119期木村皆斗に人気が集まっていましたが、佐々木のアグレッシブなレースに木村が翻弄され、結果119期の菊池翔に追い込まれるというレースでした。これはA級チャレンジでは中々観られない大迫力なレースなので、是非レースダイジェストをご覧になってほしいと思います。
早期卒業をしなかった山根将太のレースもかなり見事でした。予選、準決勝までは実力があれば出来る勝ち方になると思いますが、決勝でも出来るのは、実力だけではなく胆力も相当あると思います。7月5日~7日久留米ナイターの山根のレースを是非ご覧ください。予選、準決勝では対戦する先行選手に併せて踏んでそのまま先行し番手の選手をつけたまま、最終4コーナーまで踏んでいき、後は差されず追い込ませずゴール。決勝でも同じパターンでゴール。さすがに決勝ともなると後ろの選手は切れてしまいましたが、派手さはありませんが脚が無ければ出来ないレースです。3番手から追い込みを掛けた119期の田川翔流はゴール前の直線で踏みなおされて届かずの2着が印象的でした。

久留米を走る山根

連勝で優勝を決めた山根

志田龍星も順調に勝ち上がっています。負けなしで行くと志田が一番早くA級2班に特別昇級が懸ってくると思います。
吉田勇希も良い競走をしています。

取手を走る吉田

吉田勇希

他の119期も3連勝で2開催目に突入する選手も出てきていますので是非注目してください。
レースダイジェストを見るとどのような走り方をするのかわかるので車券勝負には良いと思います。
120期ガールズ選手は?

さて120期(女子)選手は、かなり苦戦を強いられています。前記しましたが、これは当然といえば当然でどう考えてもデビュー戦でいきなりトップ選手や走りなれているベテラン選手と当たるのですから苦戦を強いられるのは致し方ないですが、やはり実力があれば最後方から捲ってしまえば良いのですから、現状はそこまで圧倒的なパワーを持った選手がいないことがわかります。
しかし、見ているともう少し慣れてくると活躍する選手が出てくるでしょう。
筆頭はやはり120期トップの吉川美穂。7月4日富山決勝は周回中の位置を取れれば優勝に絡んできたでしょう。
7月5日~7日の久留米での内野艶和は中村由香里の厳しい攻めにも平然としていたので、レースの色々なポイントがわかって来れば優勝候補の一角になりそうです。

久留米を走る内野

決勝に上がれなくて悔しがる内野

今後の活躍が期待できる選手を上げるとすれば、決勝に勝ち上がれなくても最終日の負け戦でしっかり活躍できる120期選手は、次戦に期待したいと思います。レースに懸ける気迫が特に大事ですからね。

前橋を走る本多優

今が旬の119期、120期を是非KEIRIN.JPのレースを観ながら探してみてください。
推し選手を見つけると楽しいですし他のファンより先んじて見つける快感は結構ゾクゾクします(笑)。昔は、推し選手を見つけると汽車に乗って追いかけた強者ファンがいましたが(いつの時代だ?)、今はネットで簡単に追いかけられます。
是、非推し選手を見つけて秘匿感や優越感を感じてくださいね!