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優勝は犬伏湧也!
昨年からはじまったルーキーシリーズプラス、昨年の優勝者は山口拳矢選手と松岡辰泰選手と現在S級で活躍する選手たちでした。
今期生は青森、平塚と2戦が行われます。1戦目の青森は犬伏湧也選手が鮮やかな捲りで勝利を飾りました。鋭い捲りを武器に犬伏選手が今後どんな活躍を見せてくれるか楽しみです。
9月26日、青森記念・開設71周年みちのく記念競輪(GIII)最終日6レース。
注目は在所成績ナンバー1の犬伏湧也選手が優勝候補、それ以外にも北日本の木村佑来選手、平山優太選手のラインや、谷口力也選手と北川大成選手の熊本ライン、養成所時代から自在に動いていた石塚慶一郎選手、連勝中の上杉嘉槻選手もいた。

出場選手は
1番車・犬伏湧也(徳島) A2
2番車・木村佑来(宮城) A2
3番車・上杉嘉槻(福井) A2
4番車・北川大成(熊本) A3
5番車・石塚慶一郎(和歌山) A3
6番車・谷口力也(熊本) A3
7番車・平山優太(福島) A3

レースは、
上杉選手、谷口選手-北川選手、石塚選手、犬伏選手、木村選手-平山選手で並ぶ。打鐘前から木村選手が動き、そのままカマしていく。平山選手は少し離れたが追いついていった。最終ホーム前で北山選手と石塚選手が並走に。最終バックあたりから上杉選手が捲っていくが、谷口選手、石塚選手も前に踏んでいき、さらにその上を犬伏選手が一気に捲っていった。そのまま6車身差をつけて犬伏選手が優勝。2着には上杉選手、3着に谷口選手が入線した。

周回

赤板


打鐘

最終ホーム


最終バック

最終2センター


ゴール

優勝の犬伏
●優勝の犬伏湧也
「後方になるだろうと思っていたので、仕掛けられるところからしっかり駆けていこうと思いました。(前まで)遠いなとは思いましたが、踏み出しも軽かったし、しっかり進んでいってくれましたね。上杉君も6連勝していたし、そういう選手たちの中で勝てたことは自信になります。(今後は)力を出して9連勝をしたいので、それを目標に、師匠と一緒に走りたいのでそこを目標に頑張ります」

2着の上杉
●2着の上杉嘉槻
「どこからでも行こうと思っていました。先に出切ってしまえば行けるかと思ったんですけど、きれいに(犬伏さんに)捲られてしまいましたね。佑来も強いし、その上を行けたことは自信になったし、ただ踏み合ったので、そこをもっとバンって行き切れたかったですね」

3着の谷口
●3着の谷口力也
「大成があの位置を取ってくれたので、前々で戦おうと思っていました。佑来がカマす前に反応して前に出ていたらよかったかなと思います。バックで出ようと思ったら、犬伏さんが強かったですね。バックで外差してみたいな状態でそのままゴールまでだったので中途半端なレースで、ラインを活かせなくて大成に申し訳なかったですね」

4着の木村
●4着の木村佑来
「結果的に先行できたのでよかったんですけど、でも、上から犬伏さんとか上杉さんとか強い人にバンバン捲られてしまったので、そこは力不足だと思います。今までのレースでも早めに行けば仕掛けれていたレースもあったので、今回のように打鐘から仕掛けて1着を取ることを目標にやっていけたらと思います」

5着の石塚
●5着の石塚慶一郎
「あそこ追い上げないと位置的に悪いなと思って、ちょっと(4番の位置を)取り切ろうと思って。踏み出しは軽かったので行けるかなと思ったんですけど、その上を行かれて、詰まってしまった形になって、最後はワンチャン狙って内に行ったけど、届きませんでした」

6着の北山
●6着の北川大成
「自力のある7車なので、番手を回ってもやることはなかったですね。石塚が粘ってきたけど、前もかかっていたし、自分も内で粘れるというか、離れても自力で追いつける感じはあったので、ちょっと車間を切って前を見ていたんですけど、横にドンって広がっていて、行くところありませんでした(苦笑)。自分で行きたくてむずむずしたり、後ろにつくって難しいなって思いました」

7着の平山
●7着の平山優太
「木村君が行ってくれて、ちょっと口が空いちゃったんですけどその後は上手く追走できたんですけども、ちょっと皆が強くて、いっぱいいっぱいでした。でも、力は出し切れたのでよかったです」