デュッセルドルフ通信 2005年5月25日
Who's the toughest ?
(一番強い奴は誰?)
 トラックマニアをご覧になっていただいている皆さん、このところ更新が滞っていてすみませんでした。実は、管理人に交替がありまして・・・私、前管理人の後任です。ヨーロッパの環境に慣れるのに少し時間がかかってしまいましたが、これから、トラック競技を中心にヨーロッパで見た、自転車事情をお伝えするために頑張っていきますので、よろしくお願いします。

 では、新管理人のヨーロッパ第1報。イギリスの自転車雑誌「サイクリングウィークリー」の中に面白い記事があったので内容を紹介しましょう。

 この記事は「その辺の通りにいる一人の人間としてみれば、僕らはみんなサイクリストだ。けれど、一歩進んでスポーツとして自転車をみはじめると・・・幸せそうに見える大家族の兄弟同士のようにそこらじゅう張り合っていることがわかる」として、自転車競技を大別してどの競技がどう強いのか、大変なのか、点数をつけたものです。
 たしかに、それぞれの競技者が自分のことを一番だと思っているかも知れませんね。ロードの人は長い全体の行程を制してなんぼと思っているだろうし、トラック中心にやっているスプリンターは「やっぱ回転力でしょ」なんて言ってるかも知れません。
 さて、気になる得点ですが・・・
しんどさ(OUCH FACTORと書いてあるのですが、とりあえずこう訳しておきます)
  最大
筋仕事量
最大有酸素
運動量
平均
体重
精神
強度
トレーニング
時間
落車の
可能性
しんどさ 技術
トラックスプリント 1950ワット 450ワット 85キロ 5 5 4 4 5
トラック耐久種目 1350ワット 490ワット 76キロ 4 4 4 5 4
タイムトライアル(ロード) 830ワット 505ワット 70キロ 4 2 1 4 1
ロードレース 1150ワット 480ワット 65キロ 3 5 3 3 4
シクロクロス 900ワット 505ワット 65キロ 4 3 5 4 5
クロスカントリー 1050ワット 480ワット 66キロ 4 4 4 4 5

※ ワットは1秒間にどれだけ仕事が出来るかをあらわす仕事率の単位で、1W=1/735馬力だそうです。私も、コラム書くのに調べて知りました。(はぁ~勉強になるわぁ~)

 他にもたくさん競技はありますが、書いてあったのはここまで。点数だけみると、トラックのスプリント種目はすごいように見えますが、皆さんはどう思いますか?
 サイクリングウィークリーは、「いずれにしても僕らは2つの輪っぱに力を込める自転車乗りなんだよね」としめています。
 ま、みんなそれぞれの種目のよさが好きでやってるんですから、比べること自体がナンセンスといえばナンセンスですけどね。お互いがお互いをリスペクトしながらやればいいし、種目にこだわらず、いろんなものをバランスよくやっている人も多いですしね。
 でも、「TRACKMANIA」として言うと、トラックの総合点が高いのは素直にうれしいです。あとKEIRINをスプリント種目のひとつとするならば、落車の可能性も5にしたいですね。
 最後に、競輪選手をはじめとするトラックスプリント選手の皆さん!トレーニング時間5となってます!!大丈夫ですか?

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