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自転車ファン垂涎。ヨーロッパ最大自転車メッセ |
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ヨーロッパ最大と言われる自転車メッセ、「EUROBIKE(ユーロバイク)2005」に行ってきました。場所はフレデリッヒスハーフェンというドイツ南部の街です。ボーデン湖のほとりにあり、対岸はスイスという立地。メッセで有名な街で、自転車に限らず様々なメッセがここで行われています。 |
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「EUROBIKE」は自転車の見本市としてはヨーロッパ最大ということで、プロ仕様のレーサーから、ママチャリのベルまで自転車に関係するものはすべて網羅されているといっても過言ではないでしょう。ここのブースを一つ一つ回っていると、一日ではとても回りきれないのでトラックの自転車を置いているブースを中心にまわってみることにしました。 |
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最近はトラックレーサーにブレーキつけて街乗りする人もいますよね。決して、合理的とはいえないけど、そこがなんだかカッコイイんでしょうね。静かなるブームとでもいうんでしょうか、ヨーロッパでも時々目にします。 |
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なんかステルス戦闘機みたい。
レーダーに映らないかも? |
そんなせいか、専門性が高くあまり一般性がないように思われるトラックレーサーも多くの自転車メーカーのブースで、しっかりと展示されていました。やっぱり、トラックレーサーってムダがなくて美しいですね。特にチェーン周りがシンプルなんで、フレームの美しさやホイールとのバランスがダイレクトに全体のイメージを決めますよね。そして、トラックレーサー特有の大ギヤから小ギヤへかかる尻すぼみのチェーン。そして「これでもか!」というぐらい高い位置にあるシート。「気安くさわるなよ。オレは乗る人を選ぶぜ」と言っているようです。ん~っ!カックイイイ!!!興奮しますっ。 |
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カーボンは強さが命。ヤワなカーボンは
トップアスリートの踏む力に耐えられません。 |
フーン、フーンと鼻息が荒くなって変態チックになってきたので、今回は文章をならべたてるより、見ているだけで惚れ惚れするトラックレーサーの数々を写真で見ていただきましょう!競輪のクロムモリブデン鋼製の丸いパイプも美しいのですが、やはり最近のトラックレーサーの主流はカーボンフレームですね。トラックレーサーの展示に特に力が入っていたのは「LOOK」と「koga」でした。 |
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やっぱりカッコイイLOOK496 |
皆さん、覚えてますか?もう1年以上前のことになりますが、アテネオリンピックのチームスプリントで日本が銀メダルを獲ったとき、そのメダルに貢献したのはLOOKのバイクでした。さらに!同じ表彰台に上ったドイツもフランスもLOOKに乗っていました。つまり、LOOKのバイクはエリートトラックライダーのしるしともいえるでしょう。LOOKがトラックレーサーに力をいれるのもうなずけますよね。またLOOKのブースでは、フレームを機械にかけて、いろいろな負荷を与え、強度を証明するデモをやっていました。自社のカーボンテクノロジーに対する自信の表れでしょう。 |
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kogaのブースでは
トラックレーサーがとても目立つ場所に |
そしてkogaは、これまた強豪国オランダのナショナルチームが使用するバイクです。どこのメーカーもトラックレーサーは主力の1台しか展示していなかったのですが、ここだけは2台の展示がありました。 |
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デローザ。いやらしいくらいイタリアです |
珍しかったのが「DE ROSA」。ロードレーサーに乗る人にとってはあこがれの自転車のひとつだと思いますが、ここのトラックレーサーも美しかったですよ。トップチューブ(ハンドル部分とサドル部分をつなぐ真横のパイプ)が少しうねっているのが印象的。 |
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アイザック。インパクトあります。 |
それから、あまり聞いたことのなかったメーカーなのですが、issac(アイザック)というところのトラックレーサーが目を惹きました。カーボンバイクしか作っていないメーカーのようですが、見た目のバランスが非常によく、カッコイイバイクでした。残念ながら試乗はやっていませんでした。と、いうより、たとえ試乗させてもらえたとしても、私ごときでは違いがわからないでしょう。ごめんなさい。どなたかアイザックのバイクに乗ったことのある方、インプレッションを教えてください!そんなに歴史のあるメーカーではなさそうなので、これからの実績に期待です。ボディには、私のような文系人間にはトンと縁のない物理の数式のようなものが書いてあって、さすがアイザック・ニュートンの名前を冠したバイクだなぁという感じでした。引力の法則かなんかなんですかね?スットンキョウな話をして、これ以上私の無知をさらけ出したくないので、次。 |
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BMC。シートポストの根元に
すき間があるのわかります? |
スイスのメーカーBMCのレーサーもかっこよかったです。ココはロードレースでは、スイスのフォナックというチームが使っている自転車です。シートチューブ(サドルの延長部分)とトップチューブとシートステイ(サドル部分から後輪につながる斜めの部分)のつなぎに特徴があります。写真でわかるかなぁ? |
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その他にもたくさんのトラックレーサーが集合していました。「さぁ、次はどんな自転車を見ようかな?」と、思った矢先、私の耳に聞き逃すことのできない情報が・・・「コンチネンタル社(世界有数のドイツのタイヤメーカー)のキャンペーンガールが、裸に自転車のタイヤ跡のボディペインティングをして会場内を歩きまわっている」と・・・「R,Really???(ちょっとニヤケ系の顔で)」 |
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その後の私は、すっかり仕事を忘れ、カメラを片手に麗しのマドンナを探して会場内を行ったり来たり。・・・して結果は??
・・すいまっしぇ~ん!全国1千万人(大きく出すぎました)の男性読者の皆様。血眼の捜索むなしく、彼女と私には縁がありまっしぇんでした(涙)。そして2時間におよぶ私の追跡がムダに終わったことは会場がとてつもなく大きいということを証明することに。
さらに、す、すいまっしぇ~ん!!それに時間を費やしてトラックレーサー以外の取材はほとんどしていないことに気づき、呆然。メッセは夕方6時に容赦なく終了するのでした・・・ |
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次回、このような機会があったときには、間違いなくキャンペーンガールを・・・じゃなくてもっと実のある情報をたくさん仕入れて来ますんで、今回はこれで勘弁してください。こんな私に愛想をつかすことなく、次回もご贔屓に。 |
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