さあ、ではこのランキングを使ってどのように選考されていくのでしょう?この基準により選抜される枠の数は種目によって以下のようになります。
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男 子 |
総枠数 |
女 子 |
総枠数 |
チームスプリント |
10位まで |
- |
10 |
- |
- |
- |
団体追抜き |
8位まで |
- |
8 |
- |
- |
- |
マディソン |
13位まで |
- |
13 |
- |
- |
- |
スプリント |
5位まで |
チームスプリントから1名 |
(10)+5 |
9位まで |
- |
9 |
ケイリン |
9位まで |
チームスプリントから1名 |
(10)+9 |
- |
- |
- |
個人追抜き |
5位まで |
団体追抜きから1名 |
(8)+5 |
9位まで |
- |
9 |
ポイントレース |
6位まで |
マディソンから1名 |
(13)+6 |
8位まで |
個人追い抜き全員 |
(9)+8 |
ここで、ややこしいのは、団体種目の出場権を得たチームは、あらかじめ決められた個人種目に選抜される権利があることです。例えば、チームスプリントでランキング10位以内に入れば、その時点でケイリンとスプリントにひとつずつ枠が与えられるというものです。また、女子では個人追い抜きに出場を決めれば、自動的にポイントレースに出場できることになります。
スプリント種目で具体的にシミュレーションしてみましょう。例えば日本がチームスプリントでランキング5位に入ったとします。そうすると、日本はすでにケイリンもスプリントも1枠獲得。さらにスプリントの4位、ケイリンの6位に誰かが入っていたとすると、これで日本はチームスプリント1、スプリント2、ケイリン2の枠を確保することになるわけです。常に団体種目で得た枠の条件が優先されることを頭に置いておいて下さい。
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