北京オリンピックハイライト
応援ありがとうございました。永井清史がケイリン種目で初のメダル獲得!!
ロードで幕を開けた自転車競技

 北京オリンピック自転車競技は、8月9日、男子ロードレースからスタートしました。男子ロードレースには宮澤崇史・別府史之が出場しましたが、宮澤選手86位、別府選手は途中棄権という結果になりました。翌10日の女子ロードレースには沖美穂が出場、トップと53秒差の31位で競技を終えました。
 13日には個人タイムトライアルが行われ、日本からは男子個人タイムトライアルに別府選手が出場しましたが、39人中最下位という結果に終わりました。

別府選手レース後のコメント
 タフなレースできつかったです。最初のラップからきつかったんですけど ペースが速かったというのもあったので。2周目3周目は走れてたんです けどラスト3周のところでペースが一気に上がって、そこでちょっと集団の中切れもあって遅れてしまいました。このレースのためにかなり仕上げてきたつもりだったんですけど、結局僕自身の体が弱かったっていうだけですね。あと暑さにもやられました。1周するごとにボトル3本飲んでましたから。これまで競技をやってて、上って1リットル以上飲んで下ってまた1リットル以上飲むという経験をしたことがなかったので、すごく辛かったですね。暑いのが苦手なんで頭に水をかけたりして何とか対処してたんですけど…。一生懸命サポートしてくれたスタッフの人とか、応援してくれた人たちに申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。
 
宮澤選手レース後のコメント
 楽しかったですね。コースは思ったより難しかったしとにかく暑くて参りましたけど、今回は自分なりに100%準備ができ、100%力も出し切れたと思います。ただ展開は自分が予想した通りだったので、もっとコースが自分向きだったら、もう少しいい成績が残せたんじゃないかと思います。でも今回は100%自分の力を出せたことで良しとします。
 
沖選手レース後のコメント
 我慢して我慢してついていってたのですが、最後は、集団が分かれる動きに付ききれなかったですね。でもヨーロッパでずっとやってなかったらこんなに走れなかったと思うので、今日の自分のレースには満足しています。結果は結果として見るしかないのですが、同じレースは一つもないし展開はいつも違うので、今日の結果は実力通りだと思います。力は出し切れたと思うしヨーロッパでやってきたことの証明は出来たと思います。
男子チームスプリントは6位入賞、男子ポイントレースでも入賞

 アテネオリンピックに続きメダルが期待された男子チームスプリントが8月15日に行われ、日本チームは第一走者長塚智広、第二走者渡邉一成、第三走者永井清史が出場しました。日本チームは予選を44秒454で6位通過し、一回戦でドイツとの対戦に臨みました。日本チームは予選を上回る44秒437のタイムを出しましたが、ドイツに及ばず一回戦敗退、2大会連続のメダル獲得とはなりませんでした。この競技は、予選で42秒950というタイムを叩き出したイギリスが優勝を飾りました。
 また、16日の男子ポイントレースではオリンピック3度目の出場となる飯島誠が過去最高の8位で入賞を果たしました。
長塚選手レース後のコメント
 走る前は体調的にも気持ち的にももかなりいい状態でした。3回目のオリンピックなので雰囲気に飲まれると言うこともありませんでした。結果的には力が足りなかったの一言ですね。世界一のタイムを狙っていたのに終わってみれば0コンマ6秒も違うのですから。準備期間が足りなかったのは事実ですがこれも含めて自分の力だと思ってます。1回戦は0コンマ26秒の差だったのでもしかしたらとも思ったのですが、自分の走りがダメでした。4回目のオリンピックは・・・、チャンスがあれば、ですね。
 
渡邉選手レース後のコメント
 最初の予選には緊張もなく臨めました。終わった後は、これが今回の日本チームの実力かなぁ思いました。予選は長塚さんのトラブルはあったのですが、かえってそれで刺激が入ったので自分には良かったと思います。1回戦はまさに力の差ですね。タイム的には今の自分の力は出せたとは思いますが、もっとレベルアップしないと世界には通用しないと思います。でも、今回緊張もせずある程度自分の走りに手応えもあったので、次のスプリントにそれを生かしたいと思います。
 
永井選手レース後のコメント
 走る前もスタートラインについたときも緊張はしませんでした。負けたのはやはり悔しいですね。自分のタイムは、世界選手権の時のタイムは上回れなかったけど、出来としてはまずまずだったと思います。ただ他が凄すぎました。イギリスの42秒台は驚きですね。もっと練習して力をつけないと世界には追いつけないと実感しました。明日のケイリンはノープレッシャーで臨めるので、伏見さんの影に隠れつつ、目立たないようにがんばります。
 
飯島選手レース後のコメント
 8位入賞はオリンピックのベストリザルトなので、結果は結果として満足しています。でもトップ3とは力の差がありすぎるので納得できない部分もあります。ちょっとトレーニングで絞りすぎてレース前は調子はいい方ではありませんでした。序盤は様子見で、中盤以降チャンスがあれば行こうと決めていました。ちょうどタイミング良くいい逃げが出来たので良かったです。それでラップは成功したのですが、そこからが凄く速い展開になって、ついて行くので精一杯でした。3度目のオリンピックを走り終わったのですが、満足出来たかというと決してそうではなく、思い返すといろいろ後悔もあって複雑な心境です。今後は、まだ現役を続けるか、それともこの経験を後輩に伝えていくか、今の時点では正直迷っています。
永井選手銅メダル!男子ケイリン

 シドニーオリンピックでオリンピック正式種目になってから3大会目、日本発祥のケイリンでついにメダル獲得という快挙が成し遂げられました。8月16日に行われたケイリンには永井清史、伏見俊昭が出場。ともに一回戦を敗退し、敗者復活戦に回りましたが、伏見選手は敗者復活戦敗退、永井選手は1着で2回戦に進出となりました。2回戦を2着でゴールし決勝に進んだ永井選手。残り3周からの先行で果敢なレースを見せます。イギリスのクリス・ホイに抜かれた後も最後まで粘り、ゴール直前でイギリスのロス・エドガーに僅差でかわされるも3着でゴールイン、銅メダルを獲得しました。優勝は力の差を見せつけたクリス・ホイでした。
永井選手レース後のコメント
 まだ信じられないけど、嬉しいです。今日は伏見さんの影で目立たずがんばるつもりだったので、緊張もせず自分のレースが出来ました。どのレースも先行することだけを考えて積極的に動いたのが良かったと思います。1回戦はキアッパに絡まれて勝ち上がれなかったのですが、その分敗者復活戦は燃えました。2回戦では、周回中の落車で人数が2人少なくなったのは、自分にとってラッキーだったと思います。決勝では、自分には失うものは何もないと思って躊躇無く踏み出せたのがこの結果につながったと思います。決勝に乗れただけで嬉しかったのに、メダルまで獲れて本当に感無量です。
 
伏見選手レース後のコメント
 永井君がメダルを獲ってくれて本当に良かったけど、自分としては調子が良かっただけに残念です。1回戦はスタート順が悪くて動かざるを得ない展開になったんですけど、後ろから来たホイに飛びつけなかったのが敗因です。敗者復活戦は後ろのトゥルナンを出さないように考えて走ったんですけど行かれちゃいました。ゴール勝負ぐらいまでは粘りたかったですね・・・。ここに来るまで3ヶ月ぐらい集中してやって来たのに負けてしまったということは、やっぱりまだ何かが足りなかったのだと思います。でもこれで競技生活が終わりというわけではないので、一晩寝て気持ちを切り替えて、今度は日本に帰ってからのレースに備えたいと思います。
今回も厚かった世界の壁

 17〜19日の日程で行われた男子スプリントでは、共にオリンピック初出場の渡邉一成と北津留翼の前に世界の壁が立ちはだかりました。渡邉選手はベスト8をかけた1/8決勝に進むもクリス・ホイに敗れ最終成績は12位、北津留選手は敗者復活戦敗退で14位という結果に終わりました。優勝はクリス・ホイで、チームスプリント、ケイリンに続き3つ目の金メダルを獲得しました。
 同じ日程の女子スプリントの佃咲江は12位、女子ポイントレースの和田見里美は途中落車し棄権となりました。
北津留選手レース後のコメント
 何もできずに終わったので悔しいです。力の差がありすぎました。でもオリンピックに向けて自分がやれることはやってきたつもりなので、この結果はしょうがないと思います。
 
佃選手レース後のコメント
 レースはダメでしたけど今後へ向けていい刺激になりました。対戦したイギリスのペンデルトン(現世界チャンピオン)もアテネの時は全然ダメだったと聞いたので、私も彼女のようにがんばろうと思います。
 
渡邉選手レース後のコメント
 ベスト8が目標だったので最後負けたのは悔しいですね。でも今日は自分の力は出し切れたと思います。初めてのオリンピックは楽しかったですね。オリンピックを目指すことでこんなに自分が成長できるということを実感できたので、この経験を次の成長への出発点に出来ればと思います。4年後のロンドンももちろん目指します。
BMXが新種目として採用

 トラック終了後は、今回新たにオリンピック種目に採用されたBMX、そしてマウンテンバイクが行われました。20・21日に行われたBMXには阪本章史が出場、準々決勝敗退という結果でした。
22日、女子マウンテンバイク・クロスカントリーに出場した片山梨絵は−1LAPで20位。23日自転車競技最終種目、男子マウンテンバイク・クロスカントリーの山本幸平は−3LAPで46位という結果に終わりました。
阪本選手レース後のコメント
 自分は勝負に絡めるほどの実力はまだないので緊張はあまりしないと思ってい ましたが、やはりオリンピックのプレッシャーは半端ではありませんでした。 でも、そんな状況の中で自分が持ってる力は全て発揮できたと思います。悔い はありません。コースはやっぱり世界で一番アブナイと言われるだけあって、 走ってて怖さを感じました。それでも自分の力を出せたのはその恐怖心に勝て たからだと思います。その意味でも今回のオリンピックに関して悔いはありません。
 
片山選手レース後のコメント
 あと1周で完走できたのですごく悔しいです。3周目辺りから一人で走っている状況になって気持ちだけは切らさないようにがんばったんですけど・・・。競り合いになって自分がオーバーペースになったあとは集中が途切れて転倒してしまうことがあるんですが、今日はそれで4回ぐらい転んでしまいました。その辺はやはり練習が足りなかったんだと思います。日本から来てくれた人たちの応援は力になりました。でももっと前で走っていれば、もっと皆さんの応援を力に出来たと思うと残念です。4年後のことは今はまだ考えられませんが、できればもう一度チャレンジしたいですね。
 
山本選手レース後のコメント
 正直厳しかったですね。世界との差はまだあるなということを感じました。フランスでレース活動をするようになって2年経つんですけど、もうちょっとやれるかなと自分では思っていたんですけどまだまだでした。でも今の段階での自分の力は出し切れたと思います。今回感じたことはみんなオリンピックにかける思いがスゴイということと、トレーニングや調整の部分でやっぱり差があるなということですね。でもこれをステップに4年後を見据えて体を作り直し、もっと強くなってもう一度オリンピックを目指すつもりです。
自転車競技日本代表選手への温かいご声援ありがとうございました。
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