2009年世界トラック選手権自転車競技大会
ポーランド・プルシュクフ発(現地3月24日)
 
 
第1報 【3月24日】
 
ポストオリンピックシーズンのしめとなる世界選手権がポーランド、ワルシャワ近郊の町プルシュクフのBGZアリーナでいよいよ開幕となる。
日本からは、成田和也、渡邉一成、新田祐大、佐藤友和、盛一大の5人が出場する。
エントリーは
チームスプリントに成田、渡邉、新田
ケイリンに渡邉、佐藤
1キロTTに新田
スプリントに成田、渡邉
ポイントレース、スクラッチに盛というオーダー。

会場のBGZアリーナ


開幕前日の今日、日本チームで会場に姿を現したのは、中長距離系の盛一大、スプリント系は渡邉一成の2人のみ。 残りの選手は休みをとった。

会場に来た2人は非常にリラックスしたムードで軽く一時間ほど汗を流した。
大会に臨む2人のコメント

盛一大
「沖縄で(所属する愛三工業チームの)合宿をやってからこちらにやってきたので、寒暖の差が激しくて、すごく寒く感じますね。ここのバンクは軽くてなかなかいい感じです。この前、ワールドカップで、金メダルがとれたので、今回もなにかやってみたいです。展開次第ですけど、なにか見せられるように頑張りたいと思います」

渡邉一成
「パースでの合宿は、暑くてよかったです。冬季は僕の地元はなかなか思うように練習ができないですから。コンディションは、あまりよくなかったんですが、ちょっと休んだらどんどん調子が上がってきて、オリンピック以来では、今が一番仕上がっていると思います。ここのバンクは、新しいのに重くなくていいですね。調子も悪くないですし、今回は上を狙いながら、経験を積ませてもらいます」


前日練習に訪れた渡邉一成
同じく盛一大

マニエ監督のコメント
「このシーズンは、北京オリンピック後、ロンドンオリンピックへ向けて新しいジェネレーションを作っていくシーズンだった。新しい選手たちを思ったより投入できなかったのは、少し残念だったが、ワールドカップメルボルン大会では、チームスプリントで銀、そしてコペンハーゲン大会ではスクラッチで金メダルを獲得することができ、この部分は非常に大きな成果だったと思う。
今回世界選に挑む選手たちだが、チームスプリントに関して言うと、成田がパースの合宿で(第1走ラップタイム)17秒8をマークし、非常に伸びた。この部分は期待できる。また、渡邉は非常にリラックスしていて調子もよい。もちろん、盛もいい状態で、特にスクラッチはまた期待に応えてくれるのではないかと思う。佐藤は非常にポテンシャルを持った選手だが、今回はワールドカップ北京大会のときとは違って、少し気負いがあり、プレッシャーを感じているところが、心配だ。また、世界選手権は、経験がかなりものをいう大会だけに、経験の浅い佐藤にとっては、厳しい大会となるだろう。これから、4年先を見据えて、出場を目指す選手は、多くの大会を走り経験を積まなくてはならない。
この大会が先につながる大会となることを願っている」
 
COPYRIGHT(C) JKA, All Rights Reserved.