~コペンハーゲンから~ |
みなさん、こんにちは!
今日は開催4日目。 コペンハーゲンは、朝からあいにくの雨。
こんな天気にもかかわらず、 会場には、たくさんのお客さんがつめかけました。
さて、今日の注目種目は、男子スプリント!
レポートをご覧の通り、 日本チームで出場した浅井・新田・渡邉選手は、 惜しくも予選敗退という結果に終わりました。
また明日の準決勝には、 4月に来日予定のシェーン・パーキンス選手が登場します!
彼の活躍に期待したいですね!
ところで、スプリントとは一体どんな競技? と思われた方も多いと思います。
ルールはとても明快!
二人でトラックを走り、どちらが先にゴールするか?
これだけです!
ただこのスプリント、 かけ引きが、ものすごく重要になるんです。
スタートから思いっきりダッシュして ゴールまで突っ走れば、 かけ引きなんて必要ないでしょ?
そう思われるでしょう。
しかし、それだけで勝つことは難しいんです。
なぜか?
それは、風圧があるからです。
みなさんも自転車をこいでいて、 強い向かい風が吹いてきた時、 前に進めなかったという経験があるでしょう?
そんなイメージです。
前を走り続けると、全身に強烈な向かい風を 浴びることになり、かなりの体力を消耗します。
ところが一転、誰かの後ろにくっついて走ると、 ビックリするほど楽に走れるのです。
自分が前に出るのか? それとも、後ろで相手の動きを見るのか?
ベストな位置を確保するため、 足を止めてしまうこともあります。
かけ引きが必要とは、そういうことなんです。
レースは進み、 残り1周あたりから2人は力の限りペダルを踏み、 ゴールを目指します。
このかけ引きは、とてもおもしろいです。 かなりエキサイティングしますよ!
さて、短期登録選手として4月に来日する ロス・エドガー選手から、 日本の方へメッセージをもらいました! |
(ロスエドガーより)
Hello!日本のみなさん! ロスエドガーです! おひさしぶりです。
日本の競輪にでるのは、今度で4回目ですが、 とても楽しみにしています!
競輪場では、どんどん声援を送ってください!
そして、みなさんにお会いできることを とても楽しみにしています!
それでは、4月に会いましょう!!
グッバイ! |
ロス |
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おっとりした表情で、いつも穏やかなエドガー選手。
インタビューなどにもしっかりと答えてくれる、 本当に気持ちのいい選手です。
男の僕が言うのもなんですが、 とてもかわいらしい表情で、 いつもニコニコしています。
イギリス自転車界のハニカミ王子と いったところでしょうか?
しかし、レースになると一変、 その表情とは似つかわないくらい、 積極的な走りを見せてくれます!
そして、ご存知のとおり、 彼は北京オリンピックのケイリンで 銀メダルをとっているんですよ!
さすがです!
穏やかな表情の裏には、 みなぎる闘志がメラメラ燃えているんでしょうね!
昨日もお伝えしましたが、 世界選手権で活躍中の外国人選手が、 4月より日本の競輪を走ります!
ぜひ、みなさんも一度、競輪場まで足を運んで 世界の走りをご覧いただきたいと思います!
さて、今日は世界選手権にかかわる人たちに カメラを向けてみましょう!
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今大会を支えるスタッフ(ボランティアを含む)は、 合計150名。たくさんの人が働いていますね。
プレスは、世界各国からなんと 200名以上集まっているそうです。
そして日本からは、 テレビクルー、フォトグラファーなど たくさんの方が会場に来ています。 |
日本のテレビクルーさんです |
それでは、場内を見てまわりましょう!
まずは、大会の運営スタッフ。
大会全体の進行をコントロールしています。 いわば中枢ですね! |
とても忙しそうな様子です |
その先には、選手達がアップや休憩を取るピットがあります。
ピットを見渡すと、選手のほかにもたくさんの スタッフがいるのがわかります。
監督・コーチ、メディカルスタッフ、通訳、 総務、プレスアタッシェ(広報)などなど。
そして、選手の自転車の調整や修理を行なう 「メカニック」と呼ばれるスタッフも、 チームにはかかせない存在です。
いろんな人のサポートにより、 選手はレースに臨むことができるんですね。 |
フランスチームのメカニック |
会場には、万が一の場合に救護を行なう 「メディカルチーム」が待機しています。
レースの合間、つかの間の休憩です。 |
医師・看護師が常時待機しています |
そして、スポーツ中継には欠かせないTVスタッフも、 会場にはたくさん来ています。
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地元デンマークのテレビ中継 |
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イギリスの中継車 |
中継車の中に案内してくれました |
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このカメラマンは、セグウェイらしきものにまたがり、 選手を上手に追っかけていました。 |
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さあ、場内ではケイリンが始まったようです。
ケイリンは、日本の競輪と同じく、 ペーサーと呼ばれる誘導員が前を走り、 選手達を引っ張っていきます。
ちなみに、ペーサーの自転車はデルニと呼ばれ、 エンジンがついています。
ガニ股気味なのが少し気になりますが、 エンジン付きなので、かなりのスピードがでます。 |
ケイリンのペーサー(誘導) |
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さあ、ペーサーがいなくなりレースも終盤へ! 残り1週の鐘がなりました! |
残り1周を知らせる鐘 |
そしてゴール!
いよいよ表彰式です。
表彰式をサポートするのは、 地元デンマークの女子大学生たちです。
優勝者に授与されるジャージ
「マイヨ・アルカンシエル」を持っていますね。 |
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そして下の写真は、女子団体追抜で優勝した オーストラリアチームです。
彼女たちが着ているのが
「マイヨ・アルカンシエル」
優勝者のみに与えられる、栄光の証!
彼女たちは、これから1年間これを着用し、 レースに出場します! |
団体追抜優勝オーストラリア |
そして、同じく2位にイギリスチーム、 3位にはニュージーランドチームが入賞しました!
カメラを向けると、みんなうれしそうな 表情でにこにこ笑ってくれました!
メダル獲得おめでとうございます! |
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団体追抜2位イギリス |
3位のニュージーランド |
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つぎは、男子選手にカメラを向けてみましょう。
カメラ片手に、ピットをうろうろしていると 「ハイ!」と声をかけられました。
振り返ると、ギリシャチームの選手。 言葉がうまく通じなかったのですが、
「おれたちは最強のサイクリストだ」
みたいなことを言っていたので、 とりあえずカメラを向けると、ニッコリ笑ってくれました。 |
声をかけてきたギリシャチームのふたり |
なかなかのイケメン選手でしたか?
イケメンで思いだしたのですが、 じつは日本の競輪選手にもいっぱいいるんです! イケメン選手が!
先日、女性向け雑誌で、 「'09KEIRINイケメングランプリ」という 特集があり、読者による投票が行なわれました。
見事1位に輝いたのは石丸寛之選手! なかなかカッコいいですよ。
男の僕から見ても、いいオトコです! とても謙虚な方ですしね!
ぜひ、みなさまもイケメン選手に会いに 競輪場にお越しください!
さて、いよいよ明日は大会最終日! 注目種目は、男子オムニアム!!
先日、銅メダルを獲得した盛一大選手が出場します!!
盛選手の活躍に期待しましょう!!
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マレーシアのテレビクルー。 アワンとヌグの活躍に大興奮していました |
ロシアチームの選手 |
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