1月6日、第3回の競輪政策決定会議(議長 小川邦夫 日本自転車振興会会長)において、競輪構造改革の緊急対策として取り組む事業(具現化に向けた検討事項を含む)について、別紙のとおり決定されました。
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第3回競輪政策決定会議の審議結果
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1.本年1月から直ちに実施する事項 |
(1)グランプリ出場権はGI優勝者と年間獲得賞金高順で |
《平成15年1月から適用》 |
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競輪グランプリ出場権をめぐる話題づくりとして、平成14年1月からGP選考基準であるグランプリポイント(各GI優勝戦着位に付与)を採用したが、競輪グランプリの選考は獲得賞金が最も相応しいとの意見が多く寄せられたことから、2003GPから、GI優勝者と残余の出場枠を年間獲得賞金高順で選考する。 |
(2)レース得点の見直し |
《平成15年1月から適用》 |
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ア.S・A級班間のレース得点の見直し |
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脚力評価の物差しであるレース得点に、級班別変更期の期首において、「S級昇級選手とS級残留選手」、「A級降級選手とA級残留選手」との間に得点のひずみが起こることを緩和するため、点数格差を縮小し、是正する。 |
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イ.欠場抑止策のための最終日レース得点の見直し |
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選手の最終日までの完走意欲の向上を図り、上位進出志向を一層強化するため、全ての概定番組を対象に最終日のレース得点を高くする。 |
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《共同通信社杯競輪の選手選考期間(平成15年3月~7月)から適用》 |
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チャレンジポイントはGI・GIIへの出場権をめぐる話題づくりとして、FI・GIII最終日に着位点として付与し、平成14年4月から採用してきたが、ファンにとって明確でわかりやすい基準であるべきとの意見を踏まえ、チャレンジポイントからレース得点に改める。 |
2.ファンサービス改善として、今後早急に実施に向けて検討すべき事項 |
(1)GP・GI・GIIを対象に全場・全事業所で発売へ |
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GP、GI、GIIの発売は、全ての競輪場・専用場外において行う。 |
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ライフスタイルの変化などを考慮し、試行的にGP、GI、GIIを対象として第1レース発走時間を概ね1時間繰り上げることや、レース間隔の設定の見直しを図るなど、最終レース時間までの開催時間の弾力化を行う。
また、投票サービスの向上につながる前日発売・併用発売の実施を行う。 |
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競技規則体系の抜本改正を視野に入れつつ、当面、ファンが特に理解しづらいとされている失格の判定を明確にするため、内圏線の内側に入って走行する形式違反行為並びに相手選手を押し込む危険行為の判定基準の一部について、平成15年4月を目途に簡明でわかりやすいルールに改める。 |
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在宅投票の利便性を向上するため、
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土・日を含め入金が可能となる新たな決済方式(ネットバンキング利用)を平成15年度内に実現する。 |
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サービス時間を現行午前10時を午前9時に繰り上げる。 |
[3] |
大手検索サイトとの連携など情報提供機能を強化する。 |
などを行う。 |
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投票機会・利便性の向上を図るため、専用場外車券売場の設置を引き続き推進する。また、その候補地における競輪の認知度の向上、地域に受け入れやすい施設のあり方など、場外車券売場の円滑な設置に資するための方策を策定する。 |
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